Skip to main content

単一レコード使用

メモ

メモ

日本語で受講されている方へ
Challenge は日本語の Trailhead Playground で開始し、かっこ内の翻訳を参照しながら進めていってください。Challenge での評価は英語データを対象に行われるため、英語の値のみをコピーして貼り付けるようにしてください。日本語の組織で Challenge が不合格だった場合は、(1) この手順に従って [Locale (地域)] を [United States (米国)] に切り替え、(2) [Language (言語)] を [English (英語)] に切り替えてから、(3) [Check Challenge (Challenge を確認)] ボタンをクリックしてみることをお勧めします。

翻訳版 Trailhead を活用する方法の詳細は、自分の言語の Trailhead バッジを参照してください。

操作内容

Ursus Park のレンジャーは、公園内を徘徊する熊を追跡するために、あなたに協力を要請します。Salesforce にはすでに情報を入力してあるのですが、カスタマイズされたアプリケーション環境を提供してほしいと依頼されます。

Bear Location (熊の位置) コンポーネントを作成する

  1. VS Code で、lwc フォルダーを右クリックして [SFDX: Create Lightning Web Component (SFDX: Lightning Web コンポーネントを作成)] をクリックします。
  2. コンポーネントに「bearLocation」と名前を付けます。
  3. bearLocation.js-meta.xml ファイルを編集して <isExposed>false</isExposed> を次の行に置き換えます。
    <isExposed>true</isExposed>
    <targets>
    	<target>lightning__RecordPage</target>
    </targets>
    <targetConfigs>
    	<targetConfig targets="lightning__RecordPage">
    		<objects>
    			<object>Bear__c</object>
    		</objects>
    	</targetConfig>
    </targetConfigs>
    これで、コンポーネントを Bear (熊) レコードページにのみ配置できます。
  4. bearLocation.html の内容を次のマークアップに置き換えます。
    <template>
    	<lightning-card title={cardTitle} icon-name="standard:address">
    		<lightning-map map-markers={mapMarkers} zoom-level="12"></lightning-map>
    	</lightning-card>
    </template>
    コードのポイント:
    • cardTitle 式に基づく動的なタイトルを含むカードコンポーネントを表示します。
    • カードには、mapMarkers で定義したマーカーを使用する地図コンポーネントが含まれています。
  5. bearLocation.js の内容を次に置き換えます。
    import { LightningElement, api, wire } from 'lwc';
    import { getRecord, getFieldValue } from 'lightning/uiRecordApi';
    // Set Bear object fields
    const NAME_FIELD = 'Bear__c.Name';
    const LOCATION_LATITUDE_FIELD = 'Bear__c.Location__Latitude__s';
    const LOCATION_LONGITUDE_FIELD = 'Bear__c.Location__Longitude__s';
    const bearFields = [
    	NAME_FIELD,
    	LOCATION_LATITUDE_FIELD,
    	LOCATION_LONGITUDE_FIELD
    ];
    export default class BearLocation extends LightningElement {
      @api recordId;
      name;
      mapMarkers = [];
      @wire(getRecord, { recordId: '$recordId', fields: bearFields })
      loadBear({ error, data }) {
        if (error) {
          // TODO: handle error
        } else if (data) {
          // Get Bear data
          this.name =  getFieldValue(data, NAME_FIELD);
          const Latitude = getFieldValue(data, LOCATION_LATITUDE_FIELD);
          const Longitude = getFieldValue(data, LOCATION_LONGITUDE_FIELD);
          // Transform bear data into map markers
          this.mapMarkers = [{
            location: { Latitude, Longitude },
            title: this.name,
            description: `Coords: ${Latitude}, ${Longitude}`
          }];
        }
      }
      get cardTitle() {
        return (this.name) ? `${this.name}'s location` : 'Bear location';
      }
    }
    コードのポイント:
    • Lightning データサービスを使用してレコードを取得できる getRecord アダプターをインポートします。Apex を記述する必要はありません。
    • getFieldValue ヘルパー関数をインポートして、項目値を取得します。
    • bearFields 定数の Bear__c オブジェクトからハードコードされた項目名のリストを作成します。このアプローチでは参照整合性がサポートされていません。コンパイル時にオブジェクトと項目の存在を確認することはできません。つまり、Bear__c またはその項目は、コードで使用されていても削除される可能性があります。次のコンポーネントでは、参照整合性をサポートする別のアプローチを使用します。
    • @api でデコレートされた recordId プロパティは、自動的に現在のレコード ID を受け取ります。
    • loadBear 関数で @wire デコレーターを使用し、データとエラーを取得して関数に渡します。@wire はパラメーターが指定された getRecord アダプター関数をコールするよう設定されています。これらのパラメーターは、取得するレコード ID と レコード項目のリストです。@wire デコレーターのおかげで、コンポーネントが読み込まれる、またはレコード ID が変更されると、loadBear が自動的にコールされます。
    • このコンポーネントの最初のバージョンでは、エラーの処理は行いません。今はスキップしておきます。
    • エラーがなければ、熊の名前を保存し、その熊の座標を使用して地図マーカーを作成します。
  6. 更新したコードを組織にリリースします。default フォルダーを右クリックして [SFDX: Deploy Source to Org (SFDX: 組織にソースをリリース)] をクリックします。

Bear Location (熊の位置) コンポーネントを Bear (熊) レコードページに追加する

コンポーネントを実装したところで、そのコンポーネントをページに追加して表示しましょう。

  1. 組織で、[Bears (熊)] タブをクリックし、任意のレコードを開きます。
  2. [Setup (設定)] (設定歯車) をクリックして、[Edit Page (編集ページ)] を選択します。
  3. [Custom (カスタム)] コンポーネントで bearLocation コンポーネントを見つけ、右側の列の上部にドラッグします。
  4. [Save (保存)] をクリックします。
  5. 標準の Bear (熊) レコードページを今回初めて変更したため、更新済みのページを有効にして、変更した内容がユーザーに表示されるようにします。[Activate (有効化)] をクリックします。
  6. [App Default (アプリケーションのデフォルト)] タブをクリックします。
  7. [Assign as App Default (アプリケーションのデフォルトとして割り当て)] をクリックします。
  8. [Ursus Park] を選択します。
  9. [Next (次へ)]、[Next (次へ)]、[Save (保存)] の順にクリックします。
  10. [Back (戻る)] をクリックして [Bear (熊)] レコードページに戻り、作業内容を確認します。

熊レコードページの熊の位置コンポーネント

これで完了です。地図に熊が表示されるようになりました。熊レコードページをさらにカスタマイズしましょう。

Bear Supervisor (熊の監視者) コンポーネントを作成する

パークレンジャーには監視する特定の熊が割り当てられます。危険な行動をしている熊が発見された場合、公園従業員はその熊の監視者と迅速に連絡を取る必要があります。それを容易にするために、熊の監視者カードを熊レコードページに追加します。

  1. VS Code で、lwc フォルダーを右クリックして [SFDX: Create Lightning Web Component (SFDX: Lightning Web コンポーネントを作成)] をクリックします。
  2. コンポーネントに「bearSupervisor」と名前を付けます。
  3. bearSupervisor.js-meta.xml ファイルを編集して <isExposed>false</isExposed> を次の行に置き換えます。
    <isExposed>true</isExposed>
    <targets>
    	<target>lightning__RecordPage</target>
    </targets>
    <targetConfigs>
    	<targetConfig targets="lightning__RecordPage">
    		<objects>
    			<object>Bear__c</object>
    		</objects>
    	</targetConfig>
    </targetConfigs>
    これで、コンポーネントを熊レコードページに配置できます。
  4. bearSupervisor.html の内容を次に置き換えます。
    <template>
    	<lightning-card title="Supervisor" icon-name="standard:people">
    		<div class="slds-var-m-around_medium">
    			<!-- Show supervisor when bear is loaded -->
    			<template if:true={bear.data}>
    				<lightning-record-form
    					object-api-name="Contact"
    					record-id={supervisorId}
    					layout-type="Compact">
    				</lightning-record-form>
    			</template>
    			<!-- Data failed to load -->
    			<template if:true={bear.error}>
    				<div class="slds-text-color_error">
    					An error occurred while loading the bear record
    				</div>
    			</template>
    		</div>
    	</lightning-card>
    </template>
    コードのポイント:
    • if:true ディレクティブを使用して、熊のデータが読み込まれたら条件に応じて監視者を表示します。
    • lightning-record-form を使用して監視者 (Contact) レコードのコンパクトビューを表示します。
    • if:true ディレクティブと error プロパティを使用して、熊レコードを読み込めない場合に条件に応じてエラーメッセージを表示します。
  5. bearSupervisor.js の内容を次に置き換えます。
    import { LightningElement, api, wire } from 'lwc';
    import { getRecord, getFieldValue } from 'lightning/uiRecordApi';
    // Import Bear object fields
    import SUPERVISOR_FIELD from '@salesforce/schema/Bear__c.Supervisor__c';
    const bearFields = [SUPERVISOR_FIELD];
    export default class BearSupervisor extends LightningElement {
    	@api recordId; // Bear Id
    	@wire(getRecord, { recordId: '$recordId', fields: bearFields })
      bear;
    	get supervisorId() {
    		return getFieldValue(this.bear.data, SUPERVISOR_FIELD);
    	}
    }
    コードのポイント:
    • 熊の位置コンポーネントで行ったようにハードコードされた文字列を使用する代わりに、スキーマインポートを使用して Bear__c.Supervisor__c 項目をインポートします。このアプローチの大きな利点は、参照整合性が確保されることです。
    • @wire デコレーターと getRecord アダプターを使用して、熊レコードを取得します。
    • supervisorId 式を公開します。この式では、getFieldValue 関数を使用して Supervisor Field (監視者項目) の値を取得します。
  6. 更新したコードを組織にリリースします。default フォルダーを右クリックして [SFDX: Deploy Source to Org (SFDX: 組織にソースをリリース)] をクリックします。

Bear Supervisor (熊の監視者) コンポーネントを Bear (熊) レコードページに追加する

新しいコンポーネントを熊レコードページに追加しましょう。

  1. 組織で、[Bears (熊)] タブをクリックし、任意の熊をクリックして、熊レコードページに移動します。熊レコードページから、[Setup (設定)] (設定歯車) をクリックして [Edit Page (編集ページ)] を選択します。
  2. [Custom (カスタム)] コンポーネントで bearSupervisor コンポーネントを見つけ、bearLocation コンポーネントの下にドラッグします。
  3. [Save (保存)] をクリックしてから、[Back (戻る)] をクリックしてレコードページに戻り、作業内容を確認します。

熊レコードページの熊の監視者コンポーネント

このステップはこれで完了です。Lightning Web コンポーネントで @wire アダプターを使用して単一レコードをどのように処理できるかを確認しました。次は、レコードのリストに進みましょう。

Salesforce ヘルプで Trailhead のフィードバックを共有してください。

Trailhead についての感想をお聞かせください。[Salesforce ヘルプ] サイトから新しいフィードバックフォームにいつでもアクセスできるようになりました。

詳細はこちら フィードバックの共有に進む