カスタムプロファイルの作成
学習の目的
このプロジェクトでは、次のことを行います。
- 項目レベルセキュリティを更新し、権限セットを作成して、人事の社員募集アプリケーションで機密データがそれを必要とするユーザーにのみ表示されるようにする。
- 共有設定を変更して社員募集アプリケーションのデータアクセスをさらに制限する。
はじめに
このプロジェクトでは、引き続き AW Computing の社員募集アプリケーションをカスタマイズします。これは、人事チームが応募者を会社の募集中の職種に配置するときに使用するアプリケーションです。人事担当副社長の Ling Wu は、このアプリケーションを使用するユーザーに各自が必要とするデータのみが表示されるようにしたいと考えています。
最初のステップでは、HR Recruiter (人事採用担当者) プロファイルを作成し、Ling の指定に従って必要なデータアクセスを設定します。ベストプラクティスは、標準プロファイルをユーザーに割り当てないことです。代わりに、何の変更もしなくても、標準プロファイルをコピーして、そのコピーをユーザーに割り当てます。そうすることで、ユーザーに今後カスタムオブジェクトに対する権限やアクセス権が必要になった場合、コピーしたプロファイルを簡単に更新できます。
プロファイルを作成する
新しいプロファイルを作成する前に、プロファイルの表示方法をカスタマイズします。
- [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに
User Management Settings
(ユーザー管理設定) と入力し、[User Management Settings (ユーザー管理設定)] を選択します。
- [Enhanced Profile User Interface (拡張プロファイルユーザーインターフェース)] を [Disabled (無効)] に設定します (まだの場合)。
HR Recruiter (人事採用担当者) プロファイルを作成して、オブジェクト権限を設定します。
- [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに
Profiles
(プロファイル) と入力し、[Profiles (プロファイル)] を選択します。
- プロファイルのリストから、[Standard User (標準ユーザー)] を見つけます。
-
[Clone (コピー)] をクリックします。
- [Profile Name (プロファイル名)] に
HR Recruiter
(人事採用担当者) と入力します。
-
[Save (保存)] をクリックします。
- [HR Recruiter (人事採用担当者)] ページがまだ表示されている状態で、[Edit (編集)] をクリックします。
- [Custom Object Permissions (カスタムオブジェクト権限)] までスクロールダウンして、各オブジェクトに対する [Basic Access (基本アクセス)] を変更して次の表を反映します。
Object (オブジェクト)
Read (参照)
Create (作成)
Edit (編集)
Delete (削除)
Candidates (候補者)
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Interviewers (面接官)
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Job Applications (求人応募)
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Job Postings (求人)
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Job Posting Sites (求人サイト)
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Positions (職種)
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Reviews (審査)
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[Save (保存)] をクリックします。
Ling Wu から依頼されたアクセス権を持つ新しいプロファイルを作成できたので、次のステップに進み、項目レベルセキュリティを調整し、権限セットと共有設定を作成して、引き続きデータセキュリティを強化します。