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The Trailblazer Community will undergo maintenance on Saturday, November 15, 2025 and Sunday, November 16, 2025. Please plan your activities accordingly.

カスタムボタンでフローを配布する

メモ

メモ

日本語で受講されている方へ
Challenge は日本語の Trailhead Playground で開始し、かっこ内の翻訳を参照しながら進めていってください。Challenge での評価は英語データを対象に行われるため、英語の値のみをコピーして貼り付けるようにしてください。日本語の組織で Challenge が不合格だった場合は、(1) この手順に従って [Locale (地域)] を [United States (米国)] に切り替え、(2) [Language (言語)] を [English (英語)] に切り替えてから、(3) [Check Challenge (Challenge を確認)] ボタンをクリックしてみることをお勧めします。

翻訳版 Trailhead を活用する方法の詳細は、自分の言語の Trailhead バッジを参照してください。

フローを有効化する

フローが無事作成されましたが、[Setup (設定)] からしかアクセスできません。営業担当が実行できるように有効化しましょう。

Flow Builder のボタンバーで [Activate (有効化)] をクリックします。これで、次の条件を満たしているユーザーがこのフローを実行できるようになりました。

  • 「Run Flows (フローを実行)」ユーザー権限がある。
  • ユーザー詳細ページの [Flow User (フローユーザー)] 項目が有効になっている。
  • 個々のフローに [Override default behavior and restrict access to enabled profiles or permission sets (デフォルト動作を上書きし、有効化されたプロファイルまたは権限セットにアクセスを制限します。)] が選択されていて、そのフローへのアクセス権がプロファイルまたは権限セットによってユーザーに付与されている。

詳細は、「フローを実行するためのユーザーアクセス権の制限」を参照してください。

ただし、フローがどこにあるのか知らなければ、ユーザーが実行することはできません。営業担当がフローを簡単に見つけて使用できるように、フローを配布しましょう。

フローランタイム環境を選択する

Salesforce には 2 つのランタイム環境が用意されており、ユーザーがフローを実行するときのデザインがそれに応じて決まります。フローに Lightning Experience との統一感を持たせるには、組織で Lightning ランタイムが有効になっていることを確認してください。

  1. [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに Automation (自動化) と入力し、[Process Automation Settings (プロセスの自動化設定)] を選択します。
  2. [Enable Lightning runtime for flows (フローの Lightning ランタイムを有効化)] が選択されていることを確認します。
  3. 変更内容を保存します。
メモ

この設定は URL ベースのフローのみに適用されます。カスタムボタンまたは Flow Builder の [実行] ボタンから実行されるフローも含まれます。詳細は、「フローの Lightning ランタイムと Classic ランタイムの比較」を参照してください。

カスタムボタンを作成する

カスタムボタンを作成し、Salesforce の商談に表示します。営業担当がこのボタンをクリックすると、フローによって割引が計算され、商談が更新されます。

  1. [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに Flows (フロー) と入力し、[Flows (フロー)] を選択します。
  2. [Calculate Discounts (割引計算)] 行の横にある下矢印をクリックして、[View Details and Versions (詳細とバージョンの表示)] をクリックします。
  3. [Flow Detail (フローの詳細)] ページからフローの URL をコピーします。

フロー URL が強調表示された [Flow Detail (フローの詳細)] 画面のビュー。

  1. [Setup (設定)] ページの上部から [Object Manager (オブジェクトマネージャー)] をクリックします。
  2. [Opportunity (商談)] を選択します。
  3. [Buttons, Links, and Actions (ボタン、リンク、およびアクション)] をクリックします。
  4. [New Button or Link (新規ボタンまたはリンク)] をクリックします。

次に、カスタムボタンを設定します。

  1. [Label (表示ラベル)] に Calculate Discount (割引計算) と入力します。
  2. [Name (名前)] に Calculate_Discount と入力します。
  3. [Description (説明)] にCalculates a discount based on annual revenue (年間売上に基づいて割引を計算) と入力します。
  4. [Display Type (表示の種類)] に [Detail Page Button (詳細ページボタン)] を選択します。
  5. [Behavior (動作)] に [Display in new window (新規ウィンドウに表示)] を選択します。
  6. [Content Source (内容のソース)] に [URL] を選択します。
  7. URL パラメーターを使用してフローにボタンをリンクします。
  • テキストボックスに、[Flow Detail (フローの詳細)] ページから取得したフロー URL を貼り付けます。
  • URL の末尾に次の文字列を追加します。
    ?AccountId={!Opportunity.AccountId}&OpportunityId={!Opportunity.Id}
  • [Check Syntax (構文を確認)] をクリックし、URL が有効であることを確認します。

このボタンによってフローが呼び出されると、商談の 2 つの項目値 AccountId と OpportunityId が URL によってフローに渡されます。商談に関連付けられている取引先の ID、AccountId は、フロー変数 AccountId に割り当てられます。商談自体の ID は、フロー変数 OpportunityId に割り当てられます。URL は次のようになります。  

URL が入力されたテキストボックスのビュー。

  1. [Save (保存)] をクリックします。カスタムボタンを商談ページレイアウトに追加するように求めるメッセージが表示されます。ご安心ください。これは次で行います。

カスタムボタンを商談ページレイアウトに追加する

  1. オブジェクトマネージャーに [Opportunity (商談)] ページがまだ表示されている状態で、[Page Layouts (ページレイアウト)] をクリックします。次に、[Opportunity Layout (商談レイアウト)] をクリックします。

[Opportunity Layout (商談レイアウト)] が強調表示された商談ページレイアウトの関連リストのビュー。

  1. [Buttons (ボタン)] カテゴリをクリックし、[Calculate Discount (割引計算)] ボタンをクリックしてページレイアウトの [Custom Buttons (カスタムボタン)] にドラッグします。

[Opportunity Details (商談の詳細)] の下の [Calculate Discount (割引計算)] ボタンのドラッグ場所をユーザーに示す商談レイアウト画面のビュー。

  1. ページレイアウトの [Salesforce Mobile and Lightning Experience Actions (Salesforce モバイルおよび Lightning Experience アクション)] セクションを確認します。このセクションにボタンが表示されている場合、[Mobile & Lightning Actions (モバイルおよび Lightning のアクション)] カテゴリをクリックし、[Calculate Discount (割引計算)] ボタンを [Salesforce Mobile and Lightning Experience Actions (Salesforce モバイルおよび Lightning Experience アクション)] セクションの最後にドラッグします。

[Salesforce Mobile and Lightning Experience Actions (Salesforce モバイルおよび Lightning Experience アクション)] の下の [Calculate Discount (割引計算)] ボタンのドラッグ場所をユーザーに示す商談レイアウト画面のビュー。

  1. [Save (保存)] をクリックします。

営業担当が Salesforce で商談ページを表示すると、[Calculate Discount (割引計算)] ボタンがページ上部に表示されるようになりました。

サンプル商談を作成する

フローをテストできるようにするため、あと 1 つ行わなければならないことがあります。フローで更新が行われるようなサンプル商談を作成します。

サンプル商談は、Edge Communications との 1 年間のサービス契約に関するものです。Edge Communications はテキサスに本社を置くエレクトロニクス企業であり、年間売上は $139,000,000 です。

  1. アプリケーションランチャー (アプリケーションランチャーアイコン) で、Accounts (取引先) を検索して [Accounts (取引先)] オブジェクトを選択します。
  2. [Edge Communications] 取引先に移動します。[Details (詳細)] タブで、[Annual Revenue (年間売上)] 項目の値が $139,000,000 であることを確認します。

[Edge Communications] が [Accounts (取引先)] に表示されていない場合は、検索バーを使用して検索します。まだ存在していない場合は、取引先 Edge Communications を作成し、年間売上を追加します。

  1. [Related (関連)] タブで、[Opportunities (商談)] 関連リストを見つけて [New (新規)] ボタンをクリックします。
  2. 商談を作成します。
    • レコードタイプの選択を求められたら、[B2B Sales] (企業間取引) を選択して [Next (次へ)] をクリックします。
    • [Opportunity Name (商談名)] に、Edge Communications - 1 year contract (Edge Communications - 1 年契約) と入力します。
    • [Account Name (取引先名)] が [Edge Communications] に設定されていることを確認します。
    • [Close Date (完了予定日)] に、今日から 1 年後の日付を入力します。
    • [Stage (フェーズ)] に、[Proposal/Price Quote (提案書/見積書の作成)] を選択します。
    • [Amount (金額)] に、5000000 と入力します。
    • [Save (保存)] をクリックします。

フローをテストする

テストは、フローの作成の重要な部分です。テストすることで、フローの動作の微調整、バグの特定と修正、その他の対応をとることができ、ユーザーが快適に使用できるようになります。営業担当からの焦ったメールに対応する時間も減るため、皆さんにとってもメリットがあります。

直前の手順で作成した商談の割引を計算します。

  1. 作成した商談 ([Edge Communications - 1 year contract (Edge Communications - 1 年契約)]) が開いていない場合は移動します。
  2. その他のアクションを表示 メニューで [Calculate Discount (割引計算)] をクリックし、フローの実行終了通知を待ちます。

[Calculate Discount (割引計算)] ボタン。

  1. フローが完了したら、[Edge Communications - 1 year contract (Edge Communications - 1 年契約)] 商談に戻ります。
    取引先の年間売上は $139,000,000 です。値は $100,000,000 を超えますが、$200,000,000 未満であるため、このフローでは 5% の割引を適用する必要があります。商談金額 ($5,000,000) の 5% 割引は $250,000 です。この商談の割引後の金額は $4,750,000 です。
  2. [Discount Percentage (割引率)] の値が 5%、[Discounted Amount (割引後の金額)] が $4,750,000 になっていることを確認します。 

割引計算後の商談詳細ページのビュー。

応用

初めてフローを使う組織、特に成長と変化を続けている組織なら、既存のフローを応用すれば多くの新しいフローを作成できることに気づかれると思います。その例として、ここで作成した割引計算機能が挙げられます。

  • 適用する最大割引の数を制限するには、レコードの更新前にマネージャーからの承認を要求するようにフローを設定します。
  • 割引プログラムをさらに積極的に進めるには、前回の商談を価格のために失っていたかどうかを調べます。そうであれば、さらに大きい割引をお客様に提供します。

Trailhead には、他にも多くの使用事例で実践できるフロープロジェクトが多数紹介されています。

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