Lightning Experience でユーザが作業する場所で分析を提供する
学習の目的
このプロジェクトでは、次のことを行います。
- Lightning Experience のホームページにダッシュボードを埋め込む。
- Lightning Experience の取引先ページにダッシュボードを埋め込む。
- 検索条件を使用して特定のレコードに関連するデータのみを表示する。
質問: Analytics ダッシュボードに勝るものは何か?
Analytics Studio では、Einstein Analytics ダッシュボードを作成し、組織内のほぼ誰とでも、または全員と共有することができます。必要な操作は、アプリケーションランチャーを使用して Analytics Studio を開いて、ダッシュボードを開くだけです。

しかし、このような方法による共有は、ダッシュボードが壁の陰に隠れているようなものです。見えなければ、忘れられてしまいます。ダッシュボードは素晴らしい機能です。チームが作業している場所に配置することができれば、もっと素晴らしくなると思いませんか?
回答: あらゆる作業場所で使用できる Analytics ダッシュボード
素晴らしい Analytics ダッシュボードを開発したら、そこで終わらせてはいけません。普段 Salesforce で作業するページだけではなく、あらゆる場所で Analytics の機能を提供することができます。
組織のホームページに配置すべき優れた売上ダッシュボードや、取引先ページにあれば非常に役に立つだろう商談ダッシュボード、
アプリケーションにグラフを埋め込んだり、外部 Web サイトに表示したりするのはどうでしょう?
Einstein Analytics を使用すれば、このような優れたダッシュボードをすべてあなたやユーザが日常の作業を行う場所に配置することができます。そうすると、いつもの使い慣れた Salesforce ページから直接分析を行うことができます。Analytics Studio を開く必要さえありません。
Lightning Experience への埋め込みとその先
最も簡単な埋め込み方法 (そしておそらく最も便利な方法) は Lightning Experience です。以前は、JSON の記述など細かい部分への細心の注意が必要で、難しかったのですが、今では UI でクリックするだけでできるようになりました。成功への一番の早道なので、その方法を説明します。また、特別な検索条件を作成して埋め込みダッシュボードの有用性をさらに高める高度な手法もいくつか紹介します。
- 外部 Web ページにダッシュボードを追加する。
- Einstein Analytics 機能を Salesforce またはサードパーティアプリケーションに埋め込む。たとえば、アプリケーションにクエリの結果を含めることができます。Analytics はイベントを使用して、クエリ結果の変化に応じてアプリケーションで通知または更新します。
- 外部アプリケーションの Analytics 機能にきめの細かいアクセス権を追加する。
- Salesforce Query Language (SAQL) を使用して、Analytics プラットフォームの内部または外部のいずれかで固有のデータクエリを記述する。
Analytics を含む Developer Edition 組織へのサインアップ
このプロジェクトを実行するには、限定的な Analytics Platform ライセンスとサンプルデータを含む特別な Developer Edition 組織が必要です。無料の Developer Edition を入手して Trailhead に接続し、このプロジェクトの Challenge を実行できるようにします。
- 無料の Einstein Analytics が有効な Developer Edition 組織にサインアップします。
- フォームに記入します。[Email (メール)] に、有効なメールアドレスを入力します。[Username (ユーザ名)] に、メールアドレス形式の一意のユーザ名 (例: yourname@test.com) を入力しますが、有効なメールアカウントである必要はありません。
- フォームに入力したら [Sign me up (サインアップ)] をクリックします。確認メッセージが表示されます。
- アクティベーションメールを受信したら (数分かかる場合があります)、そのメールを開いて [Verify Account (アカウントを確認)] をクリックします。
- パスワードと確認用の質問を設定して、登録を完了します。
Developer Edition 組織にログインした状態になります。新しい Developer Edition 組織を Trailhead に接続します。
- Trailhead アカウントにログインしていることを確認します。
- このページの一番下の「Challenge」セクションにある選択リストから、[Log into a Developer Edition (Developer Edition にログイン)] を選択します。
- ログイン画面で、設定したばかりの Developer Edition 組織のユーザ名とパスワードを入力します。
- [Allow Access? (アクセスを許可しますか?)] 画面で [Allow (許可)] をクリックします。
- [Want to connect this org for hands-on challenges? (この組織をハンズオン Challenge に接続しますか?)] 画面で [Yes! (はい)] をクリックします。保存します。
再び Challenge ページにリダイレクトされ、このバッジの獲得に向けて新しい Developer Edition を使用できます。