Skip to main content

トピックとアクションの認証について学習する

学習の目的

このプロジェクトでは、次のことを行います。

  • 認証を標準トピックに追加する。
  • 認証をカスタムアクションに追加する。
  • 検証コードを送信して未検証ユーザーを認証する。
  • カスタム変数を作成して入力と出力をバインドする。
  • トピックとアクションの検索条件を作成する。
  • 認証機能をテストする。
メモ

メモ

日本語で受講されている方へ
Challenge は日本語の Trailhead Playground で開始し、かっこ内の翻訳を参照しながら進めていってください。Challenge での評価は英語データを対象に行われるため、英語の値のみをコピーして貼り付けるようにしてください。日本語の組織で Challenge が不合格だった場合は、(1) この手順に従って [Locale (地域)] を [United States (米国)] に切り替え、(2) [Language (言語)] を [English (英語)] に切り替えてから、(3) [Check Challenge (Challenge を確認)] ボタンをクリックしてみることをお勧めします。

翻訳版 Trailhead を活用する方法の詳細は、自分の言語の Trailhead バッジを参照してください。

認証の概要

Agentforce エージェントでは、柔軟性に優れたトピックとアクションを最初から使用できます。トピックとアクションを容易にアセットライブラリから追加したり、独自に作成したりすることができるため、エージェントの迅速な設定を簡単に行うことができます。

たとえば、Agentforce サービスエージェントテンプレートを使用して、[Account Management (取引先管理)]、[Case Management (ケース管理)]、[Order Inquiries (注文の問い合わせ)]、[Reservation Management (予約管理)] などのトピックとそれぞれに関連するアクションを含めることができます。

ただし、この柔軟性にはトレードオフが伴います。このようなトピックとアクションのセキュリティやプライバシーを強化する場合は、追加の設定が必要です。エージェントが顧客を検証せずに実行できるアクションと顧客の検証が必ず必要なアクションを検討します。顧客データの保護と ID の検証に関するセキュリティ標準およびポリシーは、組織ごとに異なります。アプローチに関係なく、Agentforce 認証には顧客を安全に検証するための強力な基盤が備わっています。

公開アクションと非公開アクションの比較

おそらく、Agentforce のアクションに認証を追加するときの最も重要な最初のステップは、認証が必要なアクションを特定することです。公開アクションとは、誰に対しても使用できるアクションです。エージェントは、エージェントが会話の相手を認証せずにトピックとアクションにアクセスできます。既知の顧客でも見込み客でも関係ありません。そしてご想像のとおり、非公開アクションは特定の人だけに使用できるアクションで、認証を必要とします。認証の要件は組織ごとに異なります。たとえば、ヘルスケア企業ではエージェントのトピックやアクションの大半にアクセスできるようにする前に認証が必要かもしれませんが、自動車販売業者のエージェントでは認証は必要ないかもしれません。

アクション

定義

公開

  • 公開アクションは、認証を行う必要なくエージェントが実行できるアクションです。
  • [General FAQ (一般的な FAQ)] トピック下の [Answer Questions with Knowledge (ナレッジを使用して質問に回答)] アクションの実行
  • 住所、電話番号、ロケーション、時間など、会社の公開されている詳細情報の提供

Private (非公開)

  • 非公開アクションは、エージェントが顧客のためにアクションを実行できるようになる前に、メッセージングセッションでユーザーの ID を検証する必要があるアクションです。
  • 認証のレベルは、会社の設定とポリシーによって異なる可能性があります。
  • 個人情報の更新
  • 支払または購入の処理
  • 予約のキャンセル
  • 取引先の機密情報へのアクセス
  • 返金の依頼

Cloud Kicks と Agentforce

Cloud Kicks はスタイリッシュで履き心地のよいカスタムスニーカーを製造している企業で、最新スタイルの情報源として信頼されています。Cloud Kicks ではすでにサービス向け Agentforce を使用して、自社スニーカーのおすすめ、性能レビュー、技術仕様を提供しています。今度は、そのエージェントの機能にケース管理を追加したいと考えています。ただし、顧客がケースに関連する事項について問い合わせしたときに顧客の ID を検証する方法が必要です。

Cloud Kicks の Agentforce システム管理者である Linda Rosenberg は、顧客検証の追加を任されました。

Linda の認証要件は以下のとおりです。

  • 顧客からケース状況について問い合わせされた場合、[Case Management (ケース管理)] トピックと検証がトリガーされる。
  • 2 要素検証を使用する (顧客にメールを尋ね、そのメールにワンタイム確認コードを送信する)。
  • エージェントは、顧客が検証された (検証コードと顧客が送信したコードが一致した) 場合のみ、[Case Management (ケース管理)] トピックのアクションにアクセスできる。

検証フローの図

メモ: これは、サービス向け Agentforce を使用する Cloud Kicks のエクスペリエンスサイト上において、メッセージングセッションでケースについて問い合わせしているユーザーが検証されておらず、メッセージングセッションに能動的に参加していることが前提となっています。

このプロジェクトでは、関連するエージェントトピックとアクションへの認証を Linda が実装するときに実行する手順を学びます。まず、以下の手順に従って、このバッジで使用する Developer Edition 組織を取得します。

Agentforce 認証用 Developer Edition 組織にサインアップする

このプロジェクトを完了するには、Agentforce が有効化された特別な Developer Edition 組織が必要です。無料の Developer Edition を入手して Trailhead に接続し、このバッジの Challenge を実行できるようにします。この Developer Edition は、このバッジの Challenge 用に設計されているため、ほかのバッジでは機能しないことがあります。使用している Trailhead Playground や特別な Developer Edition 組織が推奨されているものであることを必ず確認してください。

  1. Agentforce 認証用 Developer Edition 組織 (無料) にサインアップします。
  2. フォームに入力します。
    • [Email (メール)] に、有効なメールアドレスを入力します。
    • [Username (ユーザー名)] に、メールアドレス形式の一意のユーザー名 (例: yourname@agentauthentication.com) を入力しますが、有効なメールアカウントである必要はありません。
  3. フォームに入力したら [Sign me up (サインアップ)] をクリックします。確認メッセージが表示されます。
  4. アクティベーションメールを受信したら (数分かかる場合があります)、そのメールを開いて [Verify Account (アカウントを確認)] をクリックします。
  5. パスワードと確認用の質問を設定して、登録を完了します。
  6. Developer Edition にログインした状態になります。

新しい Developer Edition 組織を Trailhead に接続します。

  1. Trailhead アカウントにログインしていることを確認します。
  2. このページの最下部にある「Verify Step (ステップを確認)」セクションで Playground 名をクリックし、[Connect Org (組織を接続)] をクリックします。
  3. ログイン画面で、先ほど受け取ったメールに記載されているユーザー名と、設定した Developer Edition のパスワードを入力します。
  4. [Allow Access? (アクセスを許可しますか?)] 画面で [Allow (許可)] をクリックします。
  5. [Want to connect this org for hands-on challenges? (この組織をハンズオン Challenge に接続しますか?)] 画面で [Yes! (はい)] をクリックします。保存します。Challenge ページにリダイレクトされたら、このバッジの獲得を目指して新しい Developer Edition を使用できます。

後で間違って別のバッジでこの組織を使用しないように、組織の名前を変更しておくと良いでしょう。名前の変更は任意ですが、強くお勧めします。

  1. このページの最下部にある「Verify Step (ステップを確認)」セクションで Playground 名をクリックし、[Manage Orgs (組織を管理)] をクリックします。
  2. [Hands-On Orgs (ハンズオン組織)] ページで、新たに接続した組織の横にある [Rename (名前の変更)] をクリックします。
  3. [Name (名前)] に Agent Auth Org (エージェント認証用組織) と入力し、[Save (保存)] をクリックします。
  4. [Hands-On Orgs (ハンズオン組織)] ページのタブまたはウィンドウを閉じて、バッジのページに戻ります。
  5. [Agent Auth Org (エージェント認証用組織)] が選択されていることを確認してから (名前の更新にはページの再読み込みが必要な場合があります)、[Choose a hands-on org (ハンズオン組織を選択)] ポップアップウィンドウの [X] をクリックして閉じます。

メールを EinsteinServiceAgent ユーザーに追加する

このプロジェクトの後半でエージェントが検証メールを送信するため、エージェントに関連付けられているメールをアクセス可能なメールに更新する必要があります。

  1. [Launch (起動)] をクリックして [Agent Auth Org (エージェント認証用組織)] を開きます。
  2. 設定アイコン をクリックして、[Setup (設定)] を選択します。[Setup (設定)] ページが新しいタブで開きます。
  3. [Setup (設定)] の [Quick Find (クイック検索)] ボックスで [Users (ユーザー)] を検索して選択します。
  4. [EinsteinServiceAgent User (EinsteinServiceAgent ユーザー)] の横にある [Edit (編集)] をクリックします。
  5. [EinsteinServiceAgent User (EinsteinServiceAgent ユーザー)] のメールテキストボックスで、現在のメールをアクセス可能なメールアドレスに置き換えます。
  6. [Save (保存)] をクリックします。
  7. システムセキュリティのウィンドウが開いたら [OK] をクリックします。
  8. 入力したメールサービスにアクセスし、support@salesforce.com から受信した最新のメールを見つけます。
  9. メールを開き、「To finish changing your email address, go to the following link. This link expires in 72 hours. (メールアドレスの変更を完了するには、次のリンクにアクセスしてください。このリンクは 72 時間で有効期限が切れます。)」の後に記載されているリンクをクリックします。このリンクをクリックすると、[Email Changed (メールが変更されました)] ページが開きます。
  10. [Continue (続行)] をクリックしてメール更新プロセスを完了します。

特別な組織を作成して Trailhead に接続し、EinsteinServiceAgent ユーザーのメールを更新したところで、次はフロー、アクション、変数の調整に移りましょう。

リソース

Salesforce ヘルプで Trailhead のフィードバックを共有してください。

Trailhead についての感想をお聞かせください。[Salesforce ヘルプ] サイトから新しいフィードバックフォームにいつでもアクセスできるようになりました。

詳細はこちら フィードバックの共有に進む