入力規則を作成する
Trail Together の動画
エキスパートの説明を見ながらこのステップを進めて行きたい場合は、Trail Together シリーズの一部である、こちらの動画をご覧ください。
(巻き戻して最初から見直したい場合、このクリップは 1:03:47 分から開始されます。)
はじめに
Noah Larkin は、どの取引先にサポートプラン有効期限がないかを追跡できるようになりましたが、さらに今後は取引先の [Has Support Plan (サポートプランあり)] チェックボックスがオンになっている場合には、すべてのユーザーがサポートプラン有効期限を確実に入力するようにしたいと考えています。Allison Wheeler からも同じような要望があります。彼女は、商談が不成立だったときに営業担当が必ず [Close Reason (完了理由)] を入力するようにしたいと考えています。
Noah と Allison の要望に応えるには入力規則を作成します。入力規則を使用すると、独自の条件を指定して 1 つ以上の項目でユーザーが無効なデータを保存するのを防ぐことができます。
メモ: 入力規則を使用する際に意識しておくべき重要なことは、既存のデータへの影響です。入力規則は今後のデータと現在のデータの両方に適用されますから、場合によっては、システム管理者は既存のレコードの必要なデータを入力して、今後のインテグレーションが阻害されないようにする必要があります。
入力規則を作成する
まず、[Has Support Plan (サポートプランあり)] がオンになっているときにはユーザーが [Support Plan Expiration Date (サポートプラン有効期限)] を入力しなければならないという入力規則を作成します。
- [Setup (設定)] から、[Object Manager (オブジェクトマネージャー)] をクリックし、[Account (取引先)] を選択します。
-
[Validation Rules (入力規則)] を選択し、[New (新規)] をクリックします。
- [Rule Name (ルール名)] に
Support_plan_expiration_date_required
と入力します。 -
[Active (有効)] がオンになっていることを確認します。
- [Description (説明)] に次のように入力します:
Support plan expiration date is required when account is marked as having support plan
(取引先がサポートプランありとマークされている場合は、サポートプラン有効期限は必須です) - [Error Condition Formula (エラー条件数式)] ボックスに次の数式を入力します。
Has_Support_Plan__c = True && ISBLANK(Support_Plan_Expiration_Date__c)
-
[Check Syntax (構文を確認)] をクリックし、エラーがないことを確認します。
- [Error Message (エラーメッセージ)] に次のように入力します:
You must enter an expiration date when an account has a support plan.
(取引先にサポートプランがある場合は、有効期限を入力する必要があります。) - [Error Location (エラー表示場所)] に [Field (項目)] を選択し、[Field (項目)] に [Support Plan Expiration Date (サポートプラン有効期限)] を選択します。
-
[Save (保存)] をクリックします。
次に、商談の [Stage (フェーズ)] が [Closed Lost (不成立)] の場合にはユーザーが [Close Reason (完了理由)] を入力しなければならないという商談入力規則を作成します。
- [Setup (設定)] から、[Object Manager (オブジェクトマネージャー)] をクリックし、[Opportunity (商談)] を選択します。
-
[Validation Rules (入力規則)] を選択し、[New (新規)] をクリックします。
- [Rule Name (ルール名)] に
Close_reason_required_when_lost
と入力します。 -
[Active (有効)] がオンになっていることを確認します。
- [Description (説明)] に次のように入力します:
A close reason is required when opportunity is closed lost.
(商談不成立の場合は理由の入力が必須です) - [Error Condition Formula (エラー条件数式)] ボックスに次の数式を入力します。
ISPICKVAL( StageName ,"Closed Lost") && ISBLANK(Close_Reason__c)
-
[Check Syntax (構文を確認)] をクリックし、エラーがないことを確認します。
- [Error Message (エラーメッセージ)] に次のように入力します:
You must enter a close reason when opportunity is closed lost.
(商談不成立の場合は理由を入力する必要があります。) - [Error Location (エラー表示場所)] に [Field (項目)] を選択し、[Field (項目)] に [Close Reason (完了理由)] を選択します。
-
[Save (保存)] をクリックします。
選択リスト、ルックアップ検索条件、数式項目、レコードタイプを作成し、カスタムレコードページ、ページレイアウト、項目履歴管理を設定し、入力規則を定めました。これらのツールを使用して、業務、営業、サービスの各チームが日常業務で必要とする重要なデータを操作する方法をカスタマイズすることにより、これらのチームの業務の質と効率を高めることができました。システム管理者として、良い仕事をしましたね!