セールスパスのカスタマイズ
はじめに
皆さんはおそらく人生というトレイルにおいて多くの道を通って来られたと思います。庭の小道を散歩したり、サイクリングロードを自転車で走ったり、誰かのドアに続く道を歩いたこともあるかもしれません。または、なるべく楽な、人がよく通る道を選んできたかもしれません。ですが、セールスの道、つまりセールスパスを経験したことはあるでしょうか?
あらゆる種類の道と同じように、セールスパスは行きたい場所へと通じています。セールスパスを使用すれば、営業担当は、会社のセールスプロセスを採用し、横道に逸れることなくそのプロセスに従うことができます。営業ユーザーは、パスに従うことで重要な営業業務に集中しやすくなり、商談をより迅速に成立させることができます。パスコンポーネントは、Lightning Experience の商談、リード、キャンペーン、契約、取引先責任者、注文、カスタムオブジェクトレコードの詳細ページで使用されます。このプロジェクトでは、商談レコードの詳細ページに注目します。それでは始めましょう。
Trail Together の動画
エキスパートの説明を見ながらこのステップを進めて行きたい場合は、Trail Together シリーズの一部である、こちらの動画をご覧ください。
セールスプロセスを作成する
セールスプロセスは、営業サイクルでの商談のフェーズを示すもので、セールスパスで何を表示できるかに影響を及ぼします。特定のセールスプロセス内で、フェーズを簡単に追加および削除できます。
あなたは、営業担当部長から、営業チームがより効果的に B2B 商談を追跡できるようにする仕事を任されました。まず、カスタムセールスプロセスを作成します。
- 設定歯車 をクリックして、[Setup (設定)] を選択します。
- [Quick Find (クイック検索)] ボックスに
Sales Processes
と入力し、[Sales Processes (セールスプロセス)] を選択します。 -
[New (新規)] をクリックし、次の値を入力します。
Field (項目) Value (値) Existing Sales Process (既存セールスプロセスからコピーする) Master (マスター) Sales Process Name (セールスプロセス名) B2B Sales Process
(B2B セールスプロセス)Description (説明) Process for logging sales data for B2B opportunities
(B2B 商談のセールスデータを記録するプロセス) - [Save (保存)] をクリックします。
- [Selected Values (選択済みの値)] メニューから、次のオプションを強調表示します。
- Value Proposition (Open, 50%, Pipeline) (Value Proposition (進行中, 50%, Pipeline))
- Id.Decision Makers (Open, 60%, Pipeline) (Id. Decision Makers (進行中, 60%, Pipeline))
- Perception Analysis (Open, 70%, Pipeline) (Perception Analysis (進行中, 70%, Pipeline))
-
[Remove (削除)] をクリックして、強調表示したオプションを [Available Values (選択可能な値)] メニューに移動します。
- [Save (保存)] をクリックします。
レコードタイプを作成する
レコードタイプによって、レコードを作成するときに使用できるビジネスプロセス、選択リスト値、ページレイアウトが決まります。セールスチーム向けにカスタマイズしたパスを作成する前に、新しいセールスプロセスに対応するレコードタイプを作成する必要があります。
新しい B2B Sales Process (B2B セールスプロセス) に対応するレコードタイプを作成する方法は次のとおりです。
- [Setup (設定)] から、[Object Manager (オブジェクトマネージャー)] タブをクリックします。
- [Opportunity (商談)] をクリックします。
- スクロールダウンして、[Record Types (レコードタイプ)] をクリックし、[New (新規)] をクリックします。
- ステップ 1 で、レコードタイプの詳細を入力します。
Field (項目) Value (値) Existing Record Type (既存のレコードタイプ) Master (マスター) Record Type Label (レコードタイプの表示ラベル) B2B Opportunities
(B2B 商談)Record Type Name (レコードタイプ名) [この項目は自動的に入力されます] Sales Process (セールスプロセス) B2B Sales Process (B2B セールスプロセス) Description (説明) Use to log B2B opportunities
(B2B 商談の記録に使用)Active (有効) Yes (はい) - [Make Available (使用可能に設定)] 列ヘッダーで、チェックボックスをオフにします。
- [Make Available (使用可能に設定)] 列で、[Standard User (標準ユーザー)] と [System Administrator (システム管理者)] を選択します。
- [Next (次へ)] をクリックします。
- ステップ 2 で、[Apply one layout to all profiles (1 つのレイアウトをすべてのプロファイルに適用する)] チェックボックスが選択されていることを確認します。
- [Select Page Layout (ページレイアウトの選択)] リストで [Opportunity Layout (商談レイアウト)] を選択します。
- [Save (保存)] をクリックします。
よいスタートが切れましたが、まだもう少しやることがあります。次のステップに進んで、セールスパスをカスタマイズしましょう。