データを視覚化する
Trail Together の動画
エキスパートの説明を見ながらこのステップを進めて行きたい場合は、Trail Together シリーズの一部である、こちらの動画をご覧ください。
(巻き戻して最初から見直したい場合、このクリップは 54:25 分から開始されます。)
レポートグラフ
レポートと無限に思えるようなデータの分析では、表示される情報が多すぎることがあります。すべての情報の概要を視覚的に表示できる簡単な方法があるとしたら、どうでしょうか? それがレポートグラフとダッシュボードです。
Lightning Experience には、レポートデータの概要を表示するために、拡張されたデータグラフが用意されています。レポート自体は変更せずに、グラフの種類を調整できます。
では、実際にグラフを見てみましょう。CEO はあなたの仕事にとても感心し、さらに別の依頼をしてきました。彼は、営業担当の実績をグラフで示す方法を求めています。
縦棒グラフを追加して、営業担当の成立率を比較します。
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[Reports (レポート)] タブをクリックします。
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[Sales Rep Win Rates (営業担当の成立率)] をクリックし、[Add Chart (グラフを追加)] をクリックしてグラフを表示します。
- グラフの右上隅の歯車アイコン をクリックしてグラフエディターを開きます。
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[Columns (列)] をクリックして表示を縦棒グラフに変更します。
- グラフ属性を入力します。
- Chart Title (グラフタイトル):
Sales Rep Win Rates (営業担当の成立率)
- [Y-Axis (Y-軸)] ドロップダウンをクリックし、[Win Rate (成立率)] に設定します。
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歯車アイコン をクリックし、グラフエディターを閉じます。
- [Edit (編集)] の横にある矢印 をクリックし、ドロップダウンから [Save (保存)] を選択します。
ダッシュボード
データの視覚化をさらに進めてみましょう。営業担当部長は、重要な情報を一目で確認できる Global Sales ダッシュボードを求めています。ダッシュボードには、複数のレポートのデータが視覚的に表示され、次のような機能があります。
- カスタムソースレポートのデータを表示する
- どのデータを表示するかは実行ユーザーが決める
- ダッシュボードの最終更新日時のデータが表示される
- 更新をスケジュールし、自動的にメールされるようにできる
Lightning Experience のダッシュボードエディターでは、ダッシュボードの作成または編集を応答性の高いドラッグアンドドロップで行うことができます。見てみましょう。
Global Sales ダッシュボードを作成します。
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[Dashboards (ダッシュボード)] タブをクリックします。
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[New Dashboard (新規ダッシュボード)] をクリックします。
- [Name (名前)] を
Global Sales Dashboard
(Global Sales ダッシュボード) に設定します。
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[Select Folder (フォルダーを選択)] をクリックして、[Global Sales Dashboards (Global Sales ダッシュボード)] を選択し、[Select Folder (フォルダーを選択)] をクリックします。
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[Create (作成)] をクリックします。
Opportunities by Rep (担当別商談) グラフコンポーネントを追加します。
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[+Widget (+ウィジェット)] をクリックします。[Chart or Table (グラフまたはテーブル)] を選択します。
- レポート検索バーに
Opportunities
(商談) と入力し、[Opportunities by Rep (担当別商談)] をクリックし、[Select (選択)] をクリックします。
- [Display As (表示グラフ)] メニューで、Vertical Bar Chart (縦棒グラフ) オプションをクリックします。
- [Y-Axis (Y-軸)] が [Record Count (レコード件数)] に設定されていることを確認します。
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[Show Values (値を表示)] ボックスがオンになっていることを確認します。
- テキスト領域に入力します。
- Title (タイトル):
Sales Pipeline (営業パイプライン)
- Subtitle (サブタイトル):
Number of Open Opportunities by Rep
(担当別の進行中商談数)
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[Add (追加)] をクリックします。
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[Save (保存)] をクリックします。
Opportunities by Rep (担当別商談) 総計値コンポーネントを追加します。
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[+Widget (+ウィジェット)] をクリックします。[Chart or Table (グラフまたはテーブル)] を選択します。
- レポート検索バーに
Opportunities
(商談) と入力し、[Opportunities by Rep (担当別商談)] をクリックし、[Select (選択)] をクリックします。
- [Display As (表示グラフ)] メニューで、Metric (総計値) オプションをクリックします。
- [Measure (基準)] が [Sum of Amount (金額合計)] に設定されていて、[Display Units (表示単位)] が [Shortened Number (短縮数値)] に設定されていることを確認します。[Segment Range (セグメント範囲)] で、デフォルト値の 33 を
1000000
(100 万です。1 の後に 0 が 6 個あります。) に置き換え、67 を3000000
(300 万) に置き換えます。
- テキスト領域に入力します。
- Title (タイトル):
Total Open Opportunities (進行中の商談の合計)
- Footer (フッター):
Value of open opps in sales pipeline
(営業パイプラインにある進行中の商談の金額)
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[Add (追加)] をクリックします。
- 総計値コンポーネントを Opps by Rep (担当別商談) 縦棒グラフの右にドラッグします。
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[Save (保存)] をクリックします。
Sales Rep Win Rates (営業担当の成立率) テーブルコンポーネントを追加します。
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[+Widget (+ウィジェット)] をクリックします。[Chart or Table (グラフまたはテーブル)] を選択します。
- レポート検索バーに
Sales Rep
(営業担当) と入力し、[Sales Rep Win Rates (営業担当の成立率)] をクリックし、[Select (選択)] をクリックします。
- [Display As (表示グラフ)] メニューで、Lightning Table (Lightning テーブル) を選択します。
- [Columns (列)] セクションで、次の列をクリックし、このコンポーネントから削除します。
- Account Name (取引先名)
- Stage (フェーズ)
- Close Date (完了予定日)
メモ: 残っているのは [Opportunity Name (商談名)] と [Amount (金額)] のみのはずです。
- [Title (タイトル)] を
Opportunities Won
(成立した商談) に更新します。
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[Add (追加)] をクリックします。
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Opportunities Won (成立した商談) テーブルを [Total Open Opportunities (進行中の商談の合計)] 総計値の右にドラッグし、ダッシュボードの 3 列目を作成します。
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[Save (保存)] をクリックします。
Sales Rep Win Rates (営業担当の成立率) ゲージコンポーネントを追加します。
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[+Widget (+ウィジェット)] をクリックします。[Chart or Table (グラフまたはテーブル)] を選択します。
- レポート検索バーに
Sales Rep
(営業担当) と入力し、[Sales Rep Win Rates (営業担当の成立率)] をクリックし、[Select (選択)] をクリックします。
- [Display As (表示グラフ)] メニューで、Gauge Component (ゲージコンポーネント) オプションをクリックします。[Segment Ranges (セグメント範囲)] はそのままにします。
- [Measure (基準)] を [Win Rate (成立率)] に変更します。
- テキスト領域に入力します。
- Title (タイトル):
Company Win Rate (会社の成立率)
- Footer (フッター):
Ratio of won to closed opps
(完了した商談に対する商談成立の比率)
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[Add (追加)] をクリックします。
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[Company Win Rate (会社の成立率)] ゲージを Opportunities Won (成立した商談) コンポーネントの右にドラッグし、ダッシュボードの 4 列目を作成します。
- 4 列目を作成するには、グラフコンポーネントのサイズを変更する必要があります。このステップを確認するときに、ダッシュボードのコンポーネントの配置はチェックされないので心配は要りません。
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[Save (保存)] をクリックします。
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[Done (完了)] をクリックします。
お疲れさまでした! これで、各関係者が Salesforce データを簡単かつ効率的に確認できるようなりました。レポートビルダーの機能を活用して、Salesforce オブジェクトと項目を役に立つ情報にカスタマイズしました。検索条件、レポートタイプ、グラフ、ダッシュボードで、データをさらに区分して、最も重要な情報のみを提示しました。お疲れさまでした。あなたのおかげで経営陣が時間と労力を節約できたことを誇りに思ってください。