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Agentforce DX の使用開始

学習の目的

このプロジェクトでは、次のことを行います。

  • Agentforce DX がエージェントの作成に役立つしくみを学ぶ。
  • Salesforce CLI コマンドを使用してエージェント仕様を生成する。
  • エージェント仕様からエージェントを作成する。
  • エージェントに関連付けられたメタデータコンポーネントを表示する。
  • Developer Edition 組織の Agentforce Builder UI でエージェントを開く。
メモ

メモ

日本語で受講されている方へ
Challenge は日本語の Trailhead Playground で開始し、かっこ内の翻訳を参照しながら進めていってください。Challenge での評価は英語データを対象に行われるため、英語の値のみをコピーして貼り付けるようにしてください。日本語の組織で Challenge が不合格だった場合は、(1) この手順に従って [Locale (地域)] を [United States (米国)] に切り替え、(2) [Language (言語)] を [English (英語)] に切り替えてから、(3) [Check Challenge (Challenge を確認)] ボタンをクリックしてみることをお勧めします。

翻訳版 Trailhead を活用する方法の詳細は、自分の言語の Trailhead バッジを参照してください。

Coral Cloud Resorts + Agentforce DX

Coral Cloud Resorts では、クライアントの予約をサポートする Agentforce サービスエージェントを導入してからビジネスが急成長を遂げています。(エージェントを作成する方法についての詳細は、こちらの Trailhead プロジェクトを参照してください。)あなたは Coral Cloud の開発者としてサービスエージェントの素晴らしさを実感したことで、今度は顧客の苦情への対応や従業員のスケジュールの設定などを行えるリゾートマネージャーエージェントを導入したいと考えています。

ただし今回は、組織の Agentforce Builder UI で作成を開始するのではなく、最新の開発ツールを使用してすぐに始めたいと思っています。このツールには、GitHub のようにバージョン管理システムにエージェントのソースコードを保存し、エージェント開発を継続的インテグレーション (CI) ジョブに組み込む機能が含まれます。Agentforce DX の出番です!

Agentforce DX とは?

Salesforce Developer Experience (DX) についてはすでに馴染みがあると思います。Salesforce Platform でアプリケーションを作成、テスト、リリースするためのツールのセットです。このツールには Salesforce CLI、Visual Studio Code (VS Code) 拡張機能、コードビルダー、DevOps Center などが含まれます。Agentforce DX は、こうしたツールをエージェントと連動するように拡張します。

ローコードの開発ツールである Agentforce Builder UI を使用して、組織でエージェントを作成してプレビューしたことがあるかもしれません。この組織内ビルダーを使用すると、コードではなくクリックでエージェントを作成できます。ただし、エージェントの開発とテストを最新の DevOps プロセスに組み込むには、エージェントのソースコードをバージョン管理システム (VCS) に保存する必要があります。そうすることで、本番組織の信頼できる情報源の一部となります。Agentforce DX によってそれが可能になります。

エージェントは、Salesforce のほかのカスタマイズと同じようにメタデータで構成されます。Agentforce DX では、Agentforce Builder UI 外でエージェントを作成、プレビュー、テストできるプロコードツールが用意されています。また、エージェントのメタデータを DX プロジェクトと、使用するスクラッチ組織、Sandbox、本番組織間で移動できます。こうした機能を使用して、エージェントを最新のソフトウェア開発プロセスに組み込むことができます。

この Trailhead プロジェクトでは、まず Agentforce DX のエージェント作成機能について説明します。

Agentforce が搭載された Developer Edition 組織にサインアップする

このプロジェクトを実行するには、Agentforce とサンプルデータが搭載された特別な Developer Edition 組織が必要です。無料の Developer Edition を入手して Trailhead に接続し、このプロジェクトの Challenge を実行できるようにします。この Developer Edition は、このバッジの Challenge 用に設計されているため、ほかのバッジでは機能しないことがあります。使用している Trailhead Playground や特別な Developer Edition 組織が推奨されているものであることを必ず確認してください。

  1. Agentforce が搭載された Developer Edition 組織 (無料) にサインアップします。
  2. フォームに入力します。
    • [Email (メール)] に、有効なメールアドレスを入力します。
    • [ユーザー名] には、メールアドレス形式の一意のユーザー名を入力します (有効なメールアカウントである必要はなく、yourname@test.com などを使用してください)。
  3. フォームに入力したら [Sign me up (サインアップ)] をクリックします。確認メッセージが表示されます。
  4. アクティベーションメールを受信したら (数分かかる場合があります)、そのメールを開いて [Verify Account (アカウントを確認)] をクリックします。
  5. パスワードと確認用の質問を設定して、登録を完了します。
    • ヒント: 後でアクセスしやすいように、ユーザー名、パスワード、ログイン URL を安全な場所 (パスワードマネージャーなど) に保存しておくことをお勧めします。この情報は、後ほど Developer Edition 組織を使用できるように Salesforce CLI を認証するときに必要になります。
  6. Developer Edition にログインした状態になります。

新しい Developer Edition 組織を Trailhead に接続します。

  1. Trailhead アカウントにログインしていることを確認します。
  2. このページの最下部にある「Verify Step (ステップを確認)」セクションで、表示されているハンズオン組織をクリックし、[Connect Org (組織を接続)] をクリックします。
  3. ログイン画面で、先ほど設定した Developer Edition のユーザー名とパスワードを入力します。
  4. [Allow Access? (アクセスを許可しますか?)] 画面で [Allow (許可)] をクリックします。
  5. [Want to connect this org for hands-on challenges? (この組織をハンズオン Challenge に接続しますか?)] 画面で [Yes! (はい)] をクリックします。保存します。Challenge ページにリダイレクトされたら、このバッジの獲得を目指して新しい Developer Edition を使用できます。

Einstein と Agentforce を Developer Edition 組織で有効化する

Agentforce DX を使用してエージェントを作成するには、Einstein と Agentforce を Developer Edition 組織で有効化する必要があります。

  1. Developer Edition 組織にログインし、右上の設定ギアアイコンをクリックします。
  2. ドロップダウンメニューにある [Setup (設定)] をクリックします。
  3. [Quick Find (クイック検索)] ボックスに Einstein Setup (Einstein 設定) と入力し、[Einstein Setup (Einstein 設定)] をクリックします。
  4. Einstein の切り替えをクリックして、Einstein が [On (オン)] であることを確認します。

Einstein が有効化されていることを示す [Setup (設定)] の [Einstein Setup (Einstein 設定)] ページ。

  1. [Quick Find (クイック検索)] ボックスに Agent (エージェント) と入力し、[Agentforce Agents (Agentforce エージェント)] をクリックします。
  2. [Agentforce] をクリックし、Agentforce が [On (オン)] になっていることを確認します。
  3. [Enable the Agentforce (Default) Agent (Agentforce (デフォルト) エージェントを有効化)] をクリックし、オンになっていることを確認します。

Agentforce と Agentforce のデフォルトエージェントが有効化されていることを示す [Setup (設定)] の [Agentforce Studio (Agentforce スタジオ)] ページ。

開発環境を設定する

このプロジェクトでは、Visual Studio Code (VS Code) と CLI コマンドを使用してエージェントを作成する方法を説明します。VS Code は統合開発環境 (IDE) であり、コードエディター、ビルド自動化ツール、デバッガー、インテリジェントなコード補完ツールで構成されます。

VS Code は、こちらのインストール手順に従って、コンピューターにローカルにインストールして設定します。Salesforce のプロコードツールを使用している Salesforce 開発者であるなら、すでに VS Code (および Salesforce 拡張機能) がコンピューターにインストールされていることと思います。その同じ設定をこのプロジェクトで使用する場合、プロジェクトを行う環境は整っています。詳細は「クイックスタート: Salesforce 開発のための Visual Studio Code」を参照してください。

メモ

コマンドラインから sf update というコマンドを実行して、CLI が適切にインストールされていて最新バージョンであることを確認します。

@Salesforce/cli: Updating CLI… のように出力が表示されます。

VS Code の使用時、コマンドの実行はコマンドパレットから、または統合ターミナルから Salesforce CLI コマンドを実行して行います。

Salesforce DX プロジェクトを作成する

Salesforce DX プロジェクトで提供されるプロジェクト構造には、組織のメタデータ (コードと設定)、サンプルデータ、すべてのチームのテストが含まれます。開発チームは、このアイテムを GitHub などのバージョン管理システムに保存します。エージェントはほかの Salesforce 組織アイテムのようにメタデータで構成されているため、同じように DX プロジェクトを使用して保存、操作します。

  1. VS Code を開き、[View (表示)] | [Command Palette (コマンドパレット)] をクリックして [SFDX: Create Project (SFDX: プロジェクトを作成)] を選択します。
  2. [Standard (Standard project template default) (標準 (標準のプロジェクトテンプレートデフォルト))] をクリックします。
  3. プロジェクト名に agentforcedx と入力します。
  4. プロジェクトを作成するコンピューター上の場所に移動し、[Create Project (プロジェクトを作成)] をクリックします。

Salesforce DX プロジェクトの標準フォルダーが VS Code に表示されます。

エクスプローラーパネルに「agentforcedx」という Salesforce DX プロジェクトが開いている Visual Studio Code。

Developer Edition 組織を認証する

では、VS Code と CLI コマンドで Developer Edition 組織を操作できるように、この組織のユーザー名とパスワードを使用して組織をローカル認証しましょう。

  1. VS Code で、[View (表示)] | [Command Palette (コマンドパレット)] をクリックして [SFDX: Authorize an Org (SFDX: 組織を認証)] を選択します。
  2. [Project Default (プロジェクトのデフォルト)] をクリックします。
  3. 組織の別名として agentforce と入力します。
  4. 開いたブラウザーウィンドウで、ログイン情報を使用して Developer Edition 組織にサインインします。
  5. [Allow (許可)] をクリックします。これにより、Salesforce CLI が組織にアクセスできるようになります。[Authentication Successful (認証に成功しました)] というメッセージが表示されます。
  6. ブラウザーウィンドウを閉じます。
    これで、Developer Edition 組織が認証され、デフォルト組織として設定されました。

エージェントコマンドを表示する

では、agent コマンドについて、使用を始める前に見てみましょう。

  1. VS Code 統合ターミナルから sf search CLI コマンドを実行すると、すべての使用可能な agent コマンドが表示されます。矢印キーを使用してリストをスクロールしていくと、各コマンドの概要が下部に表示されます。

Salesforce CLI コマンド「sf search」を実行している統合ターミナルが表示されている Visual Studio Code。

このプロジェクトでは、agent generate agent-spec コマンドと agent create コマンドのみに焦点を当てます。

  1. --help フラグを使用すると、特定のコマンドについての詳しい説明 (フラグとその使用方法例など) が表示されます。 -h を使用すると、簡潔な説明が表示されます。

CLI コマンド「sf agent generate agent-spec -h」の出力が表示されている VS Code の統合ターミナル。

それでは、Agentforce DX について学習し、開発環境を設定したところで、「エージェントの作成」という楽しい作業に移りましょう。

リソース

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