レコード変数を設定する
学習の目的
このプロジェクトでは、Flow Builder を使用して、次のことを行うセルフ登録フローを作成します。
- お客様がポータルにセルフ登録できる。
- お客様から情報を取得する。
- ユーザーがコミュニケーション設定を保存する個人レコードを作成する。
- 個人レコードの情報を基に取引先責任者レコードを更新する。
はじめに
このプロジェクトでは、セルフ登録ログインフローを作成する手順について説明します。ログインフローで、ログイン操作をカスタマイズし、ビジネスプロセスを Salesforce 認証に統合します。この例では、ユーザーにデータプライバシー設定を選択してもらいます。このプロジェクトを修了する時点で上記のすべてを実行するフローが完成し、このフローを「ポータルのセルフ登録」モジュールで使用できます。では始めましょう!
新しい Trailhead Playground を作成する
このプロジェクト用に、新しい Trailhead Playground を作成する必要があります。このページの一番下までスクロールして Playground 名をクリックし、[Create Playground (Playground を作成)] をクリックします。新しい Trailhead Playground を作成するには、通常 3、4 分かかります。
必ず新しい Trailhead Playground を使用してください。既存の組織や Playground を使用すると、Challenge に取り組んでいるときに問題が発生することがあります。
全体的なフローの設計
Flow Builder の最終的なフローは次のようになります。
このフローには 5 つの要素があり、それぞれ次の機能を果たします。
- ユーザーの情報を取得する
- お客様にデータプライバシー設定を確認する
- プライバシー設定に基づいて個人レコードを作成する
- 正しいプライバシー設定で (ポータルへのセルフ登録ステップで作成した) 取引先責任者レコードを更新する
- ポータルへの歓迎メッセージを表示する
ただし、フローを設定する前に、フロー全体で使用するレコード変数 (詳細は、動画「変数とは?」を参照) を設定しておく必要があります。
レコード変数を設定する
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[Setup (設定)] で [Quick Find (クイック検索)] ボックスに
Flows
(フロー) と入力し、[Flows (フロー)] を選択します。
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[New Flow (新規フロー)] をクリックします。
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[Start from Scratch (最初から開始)] が選択されていることを確認して [Next (次へ)] をクリックします。
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[Screen Flow (画面フロー)] を選択します。
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[Create (作成)] をクリックします。
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をクリックしてツールボックスを表示し、[New Resource (新規リソース)] をクリックします。
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[Resource Type (リソース種別)] ドロップダウンメニューから [Variable (変数)] を選択して、次のとおり入力します。
- API Name (API 参照名):
contactId
- Data Type (データ型): Text (テキスト)
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[Done (完了)] をクリックします。
上記の手順を繰り返し、他の変数を以下のプロパティで作成します。
Record Type (レコードタイプ) |
Values (値) |
---|---|
Variable (変数) |
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Variable (変数) |
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Variable (変数) |
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Variable (変数) |
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レコード変数には、Salesforce レコードの更新可能な項目値が格納されます。基本的に、ユーザーがフローを進行する際、この変数にデータが一時的に格納されます。
作業した内容を保存し損ねることほど空しいものはないため、ここで作業を保存しておきましょう。
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[Save (保存)] をクリックします。
- フローに名前を付けます。
- Flow Label (フローの表示ラベル):
Privacy Settings
(プライバシー設定) - Flow API Name (フローの API 参照名):
Privacy_Settings
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[Show Advanced (詳細を表示)] をクリックします。
- 次の設定を選択します。
- How to Run the Flow (フローの実行方法): System Context Without Sharing—Access All Data (システムコンテキスト共有なし - すべてのデータにアクセス)
- Type (種別): Screen Flow (画面フロー) (すでに選択されているはずです)
-
[Save (保存)] をクリックします。警告が表示された場合はキャンセルします。
変数を設定し、フローの作成を開始する準備ができました。
リソース