Agentforce 組織の準備をする
学習の目的
このプロジェクトでは、次のことを行います。
- Slack コネクタパッケージをインストールする。
- Agentforce 組織のドメイン URL を使用して、Slack とのセキュアな接続を作成する。
- Slack ユーザーを Agentforce 組織のシステム管理者ユーザーに接続する。
Agentforce + Slack
次のような状況を想像してください。あなたは Salesforce システム管理者で、Slack 管理者も兼任しています。先頃、Agentforce を使用して商品スペシャリストエージェントをリリースしました。Salesforce 組織ではうまく機能しています。エージェントが重要な商品情報の追跡、レコードの更新、さらには商品のギャップのログ記録を担ってくれるため、生産性が向上しているという報告がユーザーから届いています。
ビジネスリーダーはこの取り組みを一歩進め、Slack でこのエージェントを有効にして、作業の流れの中でチームメンバーをさらにサポートできないかと考えています。重要な商品情報を処理できるエージェントに各メンバーがアクセスできたらどうなるでしょうか? Slack での検索、投稿、更新、コラボレーションを補佐してもらえるはずです。名案のように思われます!
このプロジェクトでは、Agentforce 組織と Slack のインテグレーションを中心に説明します。プロジェクトを修了すると、「Slack にリリースする Agentforce の設定」に記載されているエージェントのリリースライフサイクルが完了します。
特別な Agentforce Developer Edition 組織にサインアップする
この Developer Edition 組織は、このバッジと「Slack にリリースする Agentforce の設定」モジュールの Challenge 用に設計されています。そのため、ほかのバッジでは機能しないことがあります。使用している Trailhead Playground や特別な Developer Edition 組織が推奨されているものであることを必ず確認してください。
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商品スペシャリストエージェントを搭載した無料の Developer Edition 組織にサインアップします。
- フォームに入力します。
- [Email (メール)] に、有効なメールアドレスを入力します。
- [Username (ユーザー名)] に、メールアドレス形式の一意のユーザー名 (例: yourname@example.com) を入力しますが、有効なメールアカウントである必要はありません。
- [Email (メール)] に、有効なメールアドレスを入力します。
- フォームに入力したら [Sign me up (サインアップ)] をクリックします。確認メッセージが表示されます。
- アクティベーションメールを受信したら (数分かかることがあります)、そのメールを開いて [Verify Account (アカウントを確認)] をクリックします。
- パスワードと確認用の質問を設定して、登録を完了します。アクセスしやすいように、ユーザー名、パスワード、ログイン URL を安全な場所 (パスワードマネージャーなど) に保存しておくことをお勧めします。
Developer Edition にログインした状態になります。
新しい Developer Edition 組織を Trailhead に接続する
- Trailhead アカウントにログインしていることを確認します。
- このページの最下部にある「Challenge」セクションで現行の Playground 名をクリックし、[Connect Org (組織を接続)] をクリックします。
- ログイン画面で、先ほど設定した Developer Edition のユーザー名とパスワードを入力します。
- [Allow Access? (アクセスを許可しますか?)] 画面で [Allow (許可)] をクリックします。
- [Want to connect this org for hands-on challenges? (この組織をハンズオン Challenge に接続しますか?)] 画面で [Yes! (はい)] をクリックします。保存します。再び Challenge ページにリダイレクトされ、このバッジの獲得に向けて新しい Developer Edition を使用できます。
Einstein、Einstein ボット、Agentforce を有効にする
組織に初めてログインするときに、数種の機能を有効にする必要があります。まずこの処理を行います。
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をクリックして、[Setup (設定)] を選択します。
- [Quick Find (クイック検索)] ボックスで [Einstein Setup (Einstein 設定)] を検索して選択します。
- [Einstein] をオンに切り替えます。
- 次に、[Quick Find (クイック検索)] ボックスで [Einstein Bots (Einstein ボット)] を検索して選択します。
- [Einstein Bots (Einstein ボット)] をオンに切り替えます。
- [Quick Find (クイック検索)] ボックスで [Agentforce Agents (Agentforce エージェント)] を検索して選択します。
- [Agentforce] をオンに切り替えます。
エージェントのリストに [TH Product Specialist (TH 商品スペシャリスト)] が表示されます。Agentforce 組織と Slack 組織を接続して、このエージェントを Slack にリリースして使用できるようにする準備をします。
Slack プラットフォームコネクタをインストールする
Agentforce 組織管理者としてログインしていることを確認します。念のためにチェックする場合は、ブラウザーを更新し、組織の右上にあるプロファイルをクリックして、ユーザー名を表示します。次に、Slack コネクタパッケージをインストールします。この処理には管理者アクセス権が必要です。
- Slack プラットフォームコネクタアプリケーションをインストールする場合は、こちらのリンクをクリックします。
- Agentforce 組織管理者のログイン情報でログインします。
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[Install for All Users (すべてのユーザーのインストール)] を選択します。
- アプリケーションのインストールに同意するチェックボックスをオンにします。
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[Install (インストール)] をクリックします。
- インストールに数分かかることがあります。インストールが完了したら、[Done (完了)] をクリックします。
組織の [Setup (設定)] の [Installed Packages (インストール済みパッケージ)] ページが開き、インストール済みパッケージの中に [slack-platform-connector] パッケージがリストされています。また、「Package slack-platform-connector Install Successful (パッケージ「slack-platform-connector」のインストールに成功しました)」という件名行のメールが support@salesforce.com から届きます。
ドメイン URL を取得する
Slack に移動する前に、もう 1 つすることがあります。認証プロセスを開始するためには、[私のドメイン] の URL が必要です。
- [Setup (設定)] の [Quick Find (クイック検索)] ボックスで、[My Domain (私のドメイン)] を検索して選択します。
- [Current My Domain URL (現在の [私のドメイン] の URL)] 項目の URL をコピーして、見つけやすい場所に保存します。{yourdomainname)-dev-ed.develop.my.salesforce.com 形式になっています。このプロジェクトの次のステップでこの URL が必要になります。
Agentforce 組織を Slack と統合できるように設定しました。ログイン情報とドメインも設定しました。次のステップでは、この重要な情報を使用して各自の組織と接続できるように Slack 環境を設定します。