パートナーポータルの作成、パートナー取引先とパートナーユーザの有効化、メンバーの追加
パートナーポータルの作成
Ursa Major がパートナー再販業者によってビジネスを拡大するための最初のステップは、関連する CRM データをパートナーと共有することです。Ursa Major のシステム管理者である Maria は、簡単にデータを共有できるように、Community Cloud を使用してパートナーポータルを作成したいと考えています。
Maria はまず、こちらの動画を見て、Salesforce 組織内でポータルとコミュニティ、そしてそれらのユーザがどのような存在であるかを理解しました。
次に、パートナーポータルの設定を開始しました。次の手順を Trailhead Playground で実行します。
- [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに「Communities」(コミュニティ) と入力し、[Communities Settings (コミュニティ設定)] を選択します。
- [Enable communities (コミュニティを有効化)] を選択します。
- ドメインの一意の名前を入力します。
重要: コミュニティを有効にした後は、ドメイン名を変更できません。混乱を避けるために、企業は通常その会社名をドメインに使用します。マーケティングチームやエグゼクティブと相談のうえ、ビジネスの一意の名前を設定します。コミュニティを 2 つ以上設定する場合は、URL にコニュニティ名を追加すると区別できます。
- [Check Availability (使用可能か調べる)] をクリックして、ドメイン名を使用できることを確認します。
- [Save (保存)] をクリックして、[OK] をクリックします。
次に、パートナーのロール数を 2 に変更します。これがどういう意味を持つかは、このプロジェクトの後半で説明しますが、今この変更を行う必要があります。
- [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに「Communities」(コミュニティ) と入力し、[Communities Settings (コミュニティ設定)] を選択します。
- [Community Role and User Settings (コミュニティロールとユーザ設定)] で、パートナーのロール数を「2」に増やします。
- [Save (保存)] をクリックします。
これで、コミュニティを有効にしてパートナーユーザロールの数を増やしたので、次は最小限のパートナーポータルを設定しましょう。[Setup (設定)] の [All Communities (すべてのコミュニティ)] ページにリダイレクトされます。リダイレクトされない場合は、[Quick Find (クイック検索)] に「Communities」(コミュニティ) と入力し、[All Communities (すべてのコミュニティ)] を選択します。
- [New Community (新規コミュニティ)] をクリックします。コミュニティ作成ウィザードが表示され、テンプレートのさまざまなオプションから選択できます。
- [Partner Central] テンプレートを選択します。
- [Get Started (使用を開始する)] をクリックします。
- コミュニティに「Ursa Major」という名前を付けます。
- URL の末尾に「UrsaMajor」を追加して、最終的な URL が https://[domain name].force.com/UrsaMajor になるようにします。
- [Create (作成)] をクリックします。
これでコミュニティが [Preview (プレビュー)] 状況で作成されました。ただし、作成した内容はまだ世間に公開されていません。全体を簡単に確認してください。これがエクスペリエンスワークスペースです。この後すぐにここに戻り、コミュニティのカスタマイズと管理を行います。

Lightning Experience の取引先と取引先責任者のページレイアウトへのパートナーユーザアクションの追加
組織でコミュニティを有効にすると、Lightning Experience の取引先と取引先責任者のページレイアウトに特定のアクションが追加され、パートナー取引先とパートナーユーザを作成できるようになります。取引先と取引先責任者のドロップダウンに [Enable as Partner (パートナーとして有効化)] が表示されるかどうか確認しましょう。
- アプリケーションランチャーで [Account (取引先] を選択します。
- [All Accounts (すべての取引先)] リストビューを選択し、任意の取引先をクリックします。
- ドロップダウンメニューをクリックすると、そのページで使用できるすべてのクイックアクションが表示されます。
- [Enable as Partner (パートナーとして有効化)] が表示されている場合は、「パートナー取引先の有効化とパートナーユーザの作成」に進みます。
[Enable as Partner (パートナーとして有効化)] が表示されていない場合は、次の手順を実行します。
- [Setup (設定)] から [Object Manager (オブジェクトマネージャ)] をクリックします。
- [Account (取引先)] | [Page Layouts (ページレイアウト)] | [Account Layout (取引先レイアウト)] をクリックします。
- ページレイアウトエディタで、[Mobile & Lightning Actions (モバイルおよび Lightning のアクション)] をクリックします。(初めに [Lightning & Mobile Actions (モバイルおよび Lightning のアクション)] セクションで、レンチをクリックしてカスタマイズを上書きする必要がある場合があります。)
- [Enable as Partner (パートナーとして有効化)] ボタンと [Disable Partner Account (パートナー取引先の無効化)] ボタンを [Salesforce Mobile and Lightning Experience Actions (Salesforce モバイルおよび Lightning Experience アクション)] セクションにドラッグします。
- [Quick Save (適用)] をクリックします。
次に、取引先責任者ページレイアウトにパートナーユーザボタンを追加します。
- [Setup (設定)] から [Object Manager (オブジェクトマネージャ)] をクリックします。
- [Contact (取引先責任者)] | [Page Layouts (ページレイアウト)] | [Contact Layout (取引先責任者レイアウト)] をクリックします。
- ページレイアウトエディタで、[Mobile & Lightning Actions (モバイルおよび Lightning のアクション)] をクリックします。
- [Enable Partner User (パートナーユーザを有効化)] ボタンを [Salesforce Mobile and Lightning Experience Actions (Salesforce モバイルおよび Lightning Experience アクション)] セクションにドラッグします。
- [Quick Save (適用)] をクリックします。
パートナー取引先の有効化とパートナーユーザの作成
- アプリケーションランチャーで [Account (取引先] を選択します。
- [All Accounts (すべての取引先)] リストビューを選択します。
- [Edge Communications] をクリックします。
- ドロップダウンメニューをクリックすると、そのページで使用できるすべてのクイックアクションが表示されます。
- [Enable as Partner (パートナーとして有効化)] をクリックします。
- 確認ダイアログで、[Enable as Partner (パートナーとして有効化)] を選択します。
Express Logistics and Transport について、これらの手順を繰り返します。
これで、パートナー取引先を作成したので、その取引先責任者をパートナーユーザに変換できます。パートナーユーザは、商談、リード、キャンペーンなどの CRM オブジェクトへのアクセス権を持つ Salesforce ユーザです。パートナーユーザは、ポータルにログインすることによって、共有された Salesforce データにアクセスし、それを変更できます。
パートナーユーザを作成してみましょう。
この時点で、[Accounts (取引先)] リストビューが表示されているはずですが、表示されていない場合にはアプリケーションランチャーをクリックして [Accounts (取引先)] を選択します。
- [Edge Communications] をクリックします。
- 取引先責任者関連リストで [Sean Forbes] をクリックします。
- ドロップダウンメニューから、[Enable Partner User (パートナーユーザを有効化)] を選択します。
- [New User (新規ユーザ)] 詳細ページで、次の項目を変更します。
- Email (メール): 自分のメールアドレスを入力して、新しく作成されたユーザのログイン情報を入手できるようにします。
- Username (ユーザ名): メール形式の一意のユーザ名
- User License (ユーザライセンス): Partner Community
- Profile (プロファイル): Partner Community User (パートナーコミュニティユーザ)
ここでのベストプラクティスは、パートナーコミュニティユーザプロファイルを複製して、細かい条件を指定してすべてのユーザ権限を調べて、設定がすべて望ましい設定になっているかを確認することです。標準の外部プロファイルの使用を許可するには、[Setup (設定)] | [Communities Settings (コミュニティ設定)] の [Allow using standard external profiles for self-registration and user creation (セルフ登録およびユーザ作成で標準外部プロファイルの使用を許可)] をオンにします。
- Role (ロール) (要求された場合): (取引先名) Partner User (パートナーユーザ)
- [Salesforce CRM Content User (Salesforce CRM Content ユーザ)] をオフにします。
- [Receive Salesforce CRM Content Email Alerts (Salesforce CRM Content のメールアラートの受信)] をオフにします。
- [Generate new password and notify user immediately (パスワードをリセットしてユーザに通知する)] チェックボックスをオンにします。
- [Save (保存)] をクリックします。
- 他の取引先責任者レコードについても同じ手順を実行します。
- Rose Gonzalez (Edge Communications)
- Babara Levy (Express Logistics and Transport)
- Josh Davis (Express Logistics and Transport)
ポータルのメンバーへのパートナーコミュニティプロファイルの追加
基本のポータルを作成し、パートナー取引先を有効にし、パートナーユーザを作成したので、パートナーユーザをメンバーとしてポータルに追加する準備が整いました。
- [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに「Communities」(コミュニティ) と入力し、[All Communities (すべてのコミュニティ)] を選択します。
- Ursa Major ポータルの横にある [Workspaces (ワークスペース)] をクリックします。
- [Administration (管理)] | [Members (メンバー)] をクリックします。
- プロファイルを使用してメンバーを追加する手順は、次のとおりです。
- [Partner Community User (パートナーコミュニティユーザ)] プロファイルを選択します。(プロファイルが表示されない場合は、検索を [All (すべて)] に変更します。)
- [Add (追加)] をクリックします。
- [Save (保存)] をクリックします。
パスワードを生成してメンバーにメールを送信することを選択したので、お知らせメールが送信されます。
お知らせメールが届いていない場合は、ポータルがまだ未公開でプレビューモードになっている可能性があります。これを修正しましょう。
- [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに「Communities」(コミュニティ) と入力し、[All Communities (すべてのコミュニティ)] を選択します。
- Ursa Major ポータルの横にある [Builder (ビルダー)] をクリックします。
- [Publish (公開)] をクリックし、確認ダイアログでもう一度 [Publish (公開)] をクリックします。次の確認ダイアログで [Got it (了解)] をクリックします。
-
をクリックして [Administration (管理)] に移動します。
- [Settings (設定)] をクリックします。
- [Activate Community (コミュニティを有効化)] をクリックし、[OK] をクリックします。
これで、自分のメールアドレスを使用して作成した各パートナーユーザについてのメールを受信できるようになります。これらの 4 人のパートナーユーザを使用して、このプロジェクトでカスタマイズするさまざまな表示設定をテストできます。