Agentforce でセールスコーチングを有効にする
学習の目的
このプロジェクトでは、次のことを行います。
- セールスコーチングの機能を確認する。
- Agentforce でセールスコーチングを有効にする。
- セールスコーチングユーザーを作成する。
- セールスコーチングエージェントへのアクセス権を付与し、設定して有効にする。
新任コーチのご紹介
Agentforce のセールスコーチングは、Salesforce の専属トレーナーのようなものです。ただし、運動を記録するのではなく、より多くの商談を成立させてお客様との関係を強化するのに必要なスキルを習得するために役立ちます。あなたが新入りの営業職でも、営業スキルの向上を目指している場合でも、セールスコーチングはあなたの状況に合わせて成長をサポートします。
その有用性の鍵となるのが適応性の高さです。あなたが基礎的な内容を習得したら、新しいテクニックやアプローチを紹介して、あなたが学習と向上を続けられるようにします。
セールスコーチングのすごい点は、基本事項を指導するだけでなく、あなたのニーズに自らを適応させて一緒に成長することです。あなたが基礎的な内容を習得したら、高度なテクニックやアプローチを紹介して、あなたが販売手法をレベルアップできるようにします。営業のスーパースターを目指すのであれば、セールスコーチングのジャーニーに取り組みましょう。
Agentforce でセールスコーチングを有効にする
Agentforce でセールスコーチエージェントを有効にするのは、簡単な 2 ステップのプロセスです。
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Agentforce でセールスコーチングを有効にする: Agentforce の機能と必要なサポートサービスを有効にして、セールスコーチエージェントを使用できるようにします。
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エージェントを設定して有効化する: エージェントビルダーを使用してビジネスニーズやセールスプロセスに合わせてエージェントをカスタマイズします。
この単元では、最初のステップである Salesforce Go エクスペリエンスを使用したセールスコーチエージェントの有効化を実行する方法を学習します。Salesforce Go は新しい設定エクスペリエンスで、Salesforce 機能の発見、有効化、設定、監視が合理化されています。Salesforce Go についての詳細は「リソース」セクションを参照してください。
Agentforce セールスコーチを有効にする
- 以下のページの上部に示されている手順を実行して、Agentforce セールスコーチングを使用する新しい Trailhead Playground を入手して接続します。
- 次に、Playground のホームページにある歯車アイコン
をクリックして [Salesforce Go] をクリックします。[Setup (設定)] の Salesforce Go ホームページが開きます。または、すでに [Setup (設定)] が表示されている場合は、[Quick Find (クイック検索)] ボックスで [Salesforce Go] を検索して選択します。
- [Get Started with Agentforce (Agentforce の使用を開始)] セクションまでスクロールダウンし、[Agentforce for Sales (セールス向け Agentforce)] カードの [Set Up (設定)] をクリックします。
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[Turn On (有効化)] をクリックして、組織で Agentforce を有効にします。
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[Confirm (確認)] をクリックします。Agentforce が有効化されるまで、しばらく時間がかかる場合があります。有効化されたら、自動的に営業関連のエージェントが設定可能になります。たとえば、現在、セールス向け Agentforce には 2 つのエージェントが含まれています。セールスコーチと SDR エージェントです。有効化すると、これらのエージェントにこのページからアクセスできるようになります。ここから、目的のエージェントであるセールスコーチを有効にできます。
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[Agentforce Sales Coach (Agentforce セールスコーチ)] をオンに切り替えます。
- ダイアログボックスの [Confirm (確認)] をクリックします。エージェントが有効化されるまで、しばらく時間がかかる場合があります。有効化されると、完了する必要がある設定ステップが使用可能になります。表示されているように、必要な 4 つのステップのうちの 1 つであるエージェントの有効化が完了しました。次はエージェントを設定できます。
セールスコーチングへのアクセス権をユーザーに付与する
このプロジェクトでは、セールスコーチエージェントを設定して操作できるようにするアクセス権を自分自身に割り当てる必要があります。
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[Agentforce Sales Coach (Agentforce セールスコーチ)] 設定領域で、[Manage User Access (ユーザーアクセスを管理)] セクションの [Manage (管理)] をクリックします。
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[Manage Agentforce Sales Coach (Agentforce セールスコーチを管理)] タブで、[Recently Viewed (最近参照したデータ)] ドロップダウンをクリックし、[All Users (すべてのユーザー)] に変更します。
- 自分の名前を見つけて、自分の名前の横にあるボックスをオンにします。
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[Assign (割り当て)] をクリックします。Agentforce セールスコーチを管理する権限を自分自身に割り当てることに成功しました。
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[Use Agentforce Sales Coach (Agentforce セールスコーチを使用)] タブをクリックし、[Recently Viewed (最近参照したデータ)] ドロップダウンを [All Users (すべてのユーザー)] に変更します。
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自分の名前の横にあるチェックボックスをオンにします。[Assign (割り当て)] をクリックし、[Done (完了)] をクリックします。
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[Manage User Access (ユーザーアクセスを管理)] ステップが完了したことを示すチェックボックスがオンになります。セールスコーチエージェントの必要な権限を付与することに成功しました。
Agentforce セールスコーチングを商談ページに追加する
適切な権限が付与されたところで、Agentforce セールスコーチを商談ページに追加しましょう。これは、セールスコーチを有効にして設定した後に、セールスコーチとやり取りする主なインターフェースです。このステップは Agentforce セールスコーチ設定プロセスの必要なステップの 3 つ目です。
- [Setup (設定)] の [Quick Find (クイック検索)] ボックスで [Agentforce Sales Coach (Agentforce セールスコーチ)] を検索して選択します。
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[Add Components, Fields, and Actions to Lightning Record Page (Lightning レコードページにコンポーネント、項目、アクションを追加)] セクションで、[Manage (管理)] をクリックします。
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[Opportunity Grouped View Default (デフォルトの商談グループビュー)] オプションの横にある [Open in App Builder (アプリケーションビルダーで開く)] をクリックします。表示されない場合は、右にスクロールする必要がある可能性があります。新しいタブに Lightning アプリケーションビルダーが開きます。ここで商談レコードのページレイアウトを編集します。
- [Components (コンポーネント)] パネルから [Agentforce Sales Coach (Agentforce セールスコーチ)] をクリックして、[Related Lists (関連リスト)] セクションのすぐ上にドラッグします。
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[Save (保存)] をクリックして、[Activate (有効化)] をクリックします。
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[Assign as Org Default (組織のデフォルトとして割り当て)] をクリックします。
- デフォルトビューを [Desktop (デスクトップ)] のままにして、[Next (次へ)] をクリックします。
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[Save (保存)] をクリックします。このタブでの作業が終了したため、[Lightning App Builder (Lightning アプリケーションビルダー)] タブを閉じることができます。
- [Setup (設定)] ページに戻ったら、[Done (完了)] をクリックします。ページを更新します。
- ボックスを手動でオンにして、このステップを完了とマークします。
Agentforce セールスコーチを商談ページレイアウトに追加することに成功しました。これが、セールストークを練習して AI によるフィードバックを受けるワークスペースになります。
このプロセスの最後のステップは実際にエージェントを作成することです。そのために、[Go to Agentforce Builder (Agentforce Builder に移動)] リンクをクリックしてカスタマイズを実行します。ただし、その前に最後の設定作業がもう 1 つあります。セールスコーチエージェントは Salesforce 組織内の専用ユーザーとして機能します。効果的に使用するには適切に作成とプロビジョニングを行う必要があります。
このセールスコーチユーザーを作成して、適切なライセンスを割り当てることで、全機能を有効にしましょう。
セールスコーチユーザーを作成する
セールスコーチングエージェントは、Salesforce でユーザーとして機能します。そのため、組織のほかのユーザーと同様に、レポートの作成やレコードの管理などの権限が必要です。では、自律型セールスエージェントに特定の種別のユーザーを作成して、適切な権限を割り当てましょう。
- [Quick Find (クイック検索)] ボックスで [Users (ユーザー)] を検索して選択します。
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[New User (新規ユーザー)] をクリックします。
- 新しいタブが開き、新規ユーザーを作成できます。新規ユーザーの項目に次のように入力します。
- First Name (名):
Sales Coach
(セールスコーチ) - Last Name (姓):
Agent
(エージェント) - Alias (別名): 自動入力されます。
- Email (メール): 自分のメールアドレス
- Username (ユーザー名): scoach + <自分のイニシャル> + <今日の日付 > + <自分の好きな色> + @thsc.com
ユーザー名は一意でなければなりません。
- Nickname (ニックネーム): 自動入力されます。
- Company (会社):
Acme
- User License (ユーザーライセンス): Einstein Agent
- Profile (プロファイル): Einstein Agent User (Einstein エージェントユーザー)
- First Name (名):
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[Save (保存)] をクリックします。Agentforce セールスコーチのユーザーレコードが作成されました。
- [Permission Set Assignments (権限セットの割り当て)] セクションまでスクロールダウンし、[Edit Assignments (割り当ての編集)] をクリックします。
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[Agentforce Sales Coach (Agentforce セールスコーチ)] を [Available Permission Sets (利用可能な権限セット)] リストから、[Enabled Permission Sets (有効化された権限セット)] リストに移動します。
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[Save (保存)] をクリックします。