ユーザから取引先責任者情報の収集

学習の目的

このプロジェクトでは、Flow Builder を使用して、次を行う実用的なフローを作成します。
  • ユーザから情報を取得する。
  • ユーザが入力する内容と一致するレコードを Salesforce 組織にクエリする。
  • 一致するレコードを更新するか、新規作成するかを決定する。
  • レコードを作成または更新する。

はじめに

このプロジェクトでは、簡単なフローを作成する一連の操作を説明します。このプロジェクトで作業しているときに、すべてを理解している必要ありません。手順に従い、Flow Builder のさまざまなコントロールがどのように機能するかを観察してください。このプロジェクトの修了時には、実用的なフローが作成されます。後で「Flow Builder」モジュールを学習するときに、このフローに追加していきます。そのモジュールでは、このプロジェクトで使用するフローのビルディングブロックについて詳しく学習します。ここでは、ドラッグまたはクリック、設定、保存というフロー作成パターンを繰り返しながら、手順をマッスルメモリーに記憶させます。それでは始めましょう。

フローを作成して画面を追加する

  1. [Setup (設定)] から [Quick Find (クイック検索)] ボックスに「Flows」(フロー) と入力し、[Flow (フロー)] を選択します。
  2. [New Flow (新規フロー)] をクリックして [Screen Flow (画面フロー)] をクリックし、[Freeform (自由形式)] をクリックします。
  3. ツールボックスの [Elements (要素)] タブから、キャンバスに [Screen (画面)] をドラッグします。ツールボックスからキャンバスのどこに [Screen (画面)] 要素をドラッグするかを示す Flow Builder 新しい画面が開きます。
  4. [Label (表示ラベル)] に「Contact Info」(取引先責任者情報) と入力します。
  5. [API Name (API 参照名)] は「Contact_Info」に自動設定されます。[Screen Properties (画面のプロパティ)] の [Label (表示ラベル)] 項目と [API Name (API 参照名)] 項目
  6. [Done (完了)] をクリックします。キャンバスには、[Start (開始)] と [Contact Info (取引先責任者情報)] の 2 項目が含まれています。
  7. [Start (開始)] の下部にあるコネクタノードを [Contact Info (取引先責任者情報)] にドラッグします。これで 2 つのキャンバス項目が連結されます。
    キャンバスの [Start (開始)] から [Contact Info (取引先責任者情報)] にドラッグされたコネクタノード
  8. [Save (保存)] をクリックし、次の値を入力します。
    Field (項目) Value (値)
    Flow Label (フローの表示ラベル) New Contact (新規取引先責任者)
    Flow API Name (フローの API 参照名) New_Contact
  9. [Save (保存)] をクリックします。
  10. このプロジェクトの作業中に警告が表示された場合は、フローの保存時に無視して閉じてください。警告は後で 警告アイコン をクリックして参照できます。
    警告を閉じるコントロールと再度開くコントロール

取引先責任者のレコード変数を作成する

ユーザから取引先責任者情報を取得するので、フローでその取引先責任者レコードデータを保存するレコード変数を作成します。

  1. ツールボックスの [Manager (マネージャ)] タブをクリックします。
    ツールボックスの [Manager (マネージャ)] タブの場所
  2. [New Resource (新規リソース)] をクリックします。
  3. [Resource Type (リソース種別)] で [Variable (変数)] を選択します。
  4. [API Name (API 参照名)] に「contact」(取引先責任者) と入力します。
  5. [Data Type (データ型)] で [Record (レコード)] を選択します。
  6. [Object (オブジェクト)] に「Contact」(取引先責任者) と入力します。
  7. [Done (完了)] をクリックします。ツールボックスの [Manager (マネージャ)] タブには contact レコード変数リソースが含まれています。
    「contact」レコード変数を表示する [Manager (マネージャ)] タブ
  8. [Save (保存)] をクリックします。

名前入力コンポーネントを画面に追加する

ユーザが画面で取引先責任者情報を入力するためのフォーム項目を作成する必要があります。取引先責任者の名前を収集する入力コンポーネントから始めます。

  1. キャンバスで、[Contact Info (取引先責任者情報)] 画面をダブルクリックします。[Edit Screen (編集 画面)] ウィンドウが開きます。
  2. [Screen Components (画面コンポーネント)] ペインで、検索ボックスに「Name」(名前) と入力します。
  3. [Name (名前)] を画面キャンバスにドラッグします。
    [Screen Components (画面コンポーネント)] ペインから画面キャンバスのどこに [Name (名前)] 入力コンポーネントをドラッグするかを示す [Edit Screen (編集 画面)] ページ
    プロパティペインは、[Name (名前)] 入力コンポーネントを表しています。
    プロパティペインを表示する [Edit Screen (編集 画面)] ページ
  4. プロパティペインの [API Name (API 参照名)] に「contactName」と入力します。
  5. スクロールダウンして、[Advanced (詳細)] をクリックします。[Manually assign variables (手動割り当て変数)] が選択されていることを確認します。
  6. 次の手順を実行し、ユーザが [First Name (名)] 項目と [Last Name (姓)] 項目に入力する内容を、値として contact レコード変数に保存します。
    1. [First Name (名)] で [contact][FirstName] の順に選択します。値は、{!contact.FirstName} として表示されます。
      [Store Output Values (出力値を保存)] の下に [First Name (名)] 項目の値を表示するプロパティペイン
    2. [Last Name (姓)] に「{!contact.LastName}」と入力します。
  7. [Done (完了)] をクリックします。
  8. [Save (保存)] をクリックします。

取引先のレコード選択肢セットを作成する

取引先責任者の親取引先をユーザが指定するようにします。選択リストとして後で画面で使用できるレコード選択肢セットを作成します。

  1. ツールボックスの [Manager (マネージャ)] タブから、[New Resource (新規リソース)] をクリックし、[Resource Type (リソース種別)] メニューから [Record Choice Set (レコード選択肢セット)] を選択します。
  2. [New Resource (新規リソース)] ウィンドウで、次の値を入力します。
    Field (項目) Value (値)
    API Name (API 参照名) accounts
    Object (オブジェクト) Account (取引先)
    Condition Requirements (条件の要件) なし — すべての取引先レコードを取得
    Choice Label (選択肢表示ラベル) Name (名前)
    Data Type (データ型) Text (テキスト)
    Choice Value (選択肢の値) Id
  3. [Store More Account Field Values (取引先 項目値をさらに保存)] セクションで、次の手順を実行し、ユーザが選択する取引先の ID を contact レコード変数に保存します。
    1. [Field (項目)] で [Id] を選択します。
    2. [Variable (変数)] に「{!contact.AccountId}」と入力します。
  4. [Done (完了)] をクリックします。
    ツールボックスの [Manager (マネージャ)] タブに「accounts (取引先)」レコード選択セットが含まれています。
  5. [Save (保存)] をクリックします。

選択リスト入力コンポーネントを画面に追加する

ユーザが取引先責任者の親取引先を選択するための選択リストを追加します。

  1. キャンバスで、[Contact Info (取引先責任者情報)] 画面をダブルクリックします。
  2. [Screen Components (画面コンポーネント)] ペインで、検索ボックスに「Picklist」(選択リスト) と入力します。
  3. 画面キャンバスの [Name (名前)] コンポーネントのすぐ下に [Picklist (選択リスト)] をドラッグします。
    [Screen Components (画面コンポーネント)] ペインから画面キャンバスのどこに [Picklist (選択リスト)] 入力コンポーネントをドラッグするかを示す [Edit Screen (編集 画面)] ページ
    プロパティペインは、[Picklist (選択リスト)] 入力コンポーネントを表しています。 [Picklist (選択リスト)] プロパティを表示する [Edit Screen (編集 画面)] ページ
  4. プロパティペインに次の値を入力します。
    Field (項目) Value (値)
    Label (表示ラベル) Account (取引先)
    API Name (API 参照名) Account (取引先)
    Data Type (データ型) Text (テキスト)
  5. [Select Choices (選択肢を選択)] セクションの [Choice (選択肢)] に「{!accounts}」と入力します。
  6. [Done (完了)] をクリックします。
  7. [Save (保存)] をクリックします。

切り替え入力コンポーネントを画面に追加する

既存の取引先責任者が見つかった場合、ユーザがそれを更新するかどうかを指定するための切り替えを追加します。

  1. キャンバスで、[Contact Info (取引先責任者情報)] 画面をダブルクリックします。
  2. [Screen Components (画面コンポーネント)] ペインから、画面キャンバスの [Account (取引先)] 選択リストコンポーネントのすぐ下に [Toggle (切り替え)] をドラッグします。画面キャンバスの [Toggle (切り替え)] 入力コンポーネント
  3. プロパティペインに次の値を入力します。
    Field (項目) Value (値)
    API Name (API 参照名) update_toggle
    Label (表示ラベル) If this contact already exists, update the existing record. (この取引先責任者がすでに存在する場合、既存のレコードを更新します。)
    Active Label ([有効] の表示ラベル) Update existing (既存を更新)
    Inactive Label ([無効] の表示ラベル) Create other contact (別の取引先責任者を作成)
    Manually assign variables (手動割り当て変数) ([Advanced (詳細)] の下) オフ
  4. [Done (完了)] をクリックします。
  5. [Save (保存)] をクリックします。

フローを閉じる/開く

  1. Flow Builder を終了するには、[Back (戻る)] 矢印をクリックします。
    [Back (戻る)] リンクの場所
    フローのリストページが表示されます。
  2. Flow Builder でフローを再度開くには、フローのリストページの [New Contact (新規取引先責任者)] を見つけてクリックします。

フローを実行して画面を表示する

この時点で、フローはユーザから取引先責任者情報を収集し、その情報をフロー変数に保存できます。フローを実行するユーザに画面がどのように表示されるのか見てみましょう。

  1. キャンバスの上にある [Run (実行)] をクリックします。
    Flow Builder の [Run (実行)] ボタンの場所
    「We can’t display a component because it isn't supported in Classic runtime. (コンポーネントは Classic ランタイムでサポートされていないので表示できません)」というエラーメッセージが表示される場合は、古い Salesforce 組織を使用しています。心配いりません。素早く設定を変更するだけで解決します。[Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに「Process Automation Settings」(プロセスの自動化設定) と入力し、[Process Automation Settings (プロセスの自動化設定)] を選択します。[Enable Lightning runtime for flows (フローの Lightning ランタイムを有効化)] を選択して、[Save (保存)] をクリックします。再度フローを開き、[Run (実行)] をクリックします。
  2. 画面コンポーネントを操作し、[Finish (完了)] をクリックします。
    フロー実行の画面

フローにはこの画面の後に実行する要素がないので、完了しても何も起こらず、単にフローが再実行され、画面が再度表示されます。

これでフローの作成と実行ができました。今のところ、このフローではユーザ入力を受け入れる画面しか表示されません。次は、そのユーザ入力と組織のデータを比較するフローを設定します。

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