面接官レコード作成のための自動化を作成する
学習の目的
このプロジェクトでは、次のことを行います。
- 社員募集アプリケーションで、面接官レコードを作成し、新しい職種を承認するためのワークフローを合理化する自動化を作成する。
- アプリケーション用のフローを作成して、候補者を評価するプロセスを簡素化し、評価プロセスの一貫性を保つ。
はじめに
AW Computing の成長に合わせて、あなたは新しい人材を探し続けています。すでにあなたは、人事担当部長の Ling Wu から、チームの社員募集アプリケーションを改善するためのいくつかの要望を受け、それに対応してきました。今回は、さらに自動化を追加してほしいと依頼されています。
Ling は、採用担当マネージャー用の面接官レコードの作成を自動化したいと考えています。また、新しい職種の承認プロセスも設定したいと考えています。さらに、候補者のスコアリングのためのユーザーフレンドリーなプロセスも必要です。
フローを設定する
最初に取り組むのは、面接官レコードの自動化です。これを設定するには、Flow Builder で、条件とアクションを使用してタスクを自動化します。また、Flow Builder で、フローをトリガーするためにレコードが満たす必要がある条件を設定します。
条件が整うと、ルール適用時のアクションまたは時間ベースのアクションが起動します。このようなアクションには、レコードの作成、レコードの更新、メールの送信、Slack への投稿、アクションの開始、承認の申請、Apex クラスのコールなどがあります。
まずは、以前に作成した入力規則を無効にします。
- [Setup (設定)] から、[Object Manager (オブジェクトマネージャー)] タブをクリックします。
-
[Position (職種)] をクリックし、[Validation Rules (入力規則)] をクリックします。
-
[Every_Position_Must_Have_a_Hiring_Mgr] をクリックして、この入力規則を開きます。
-
[Edit (編集)] をクリックします。
-
[Active (有効)] チェックボックスをオフにして、[Save (保存)] をクリックします。
次に、面接官レコードを作成するためのフローを作成します。
- [Setup (設定)] から [Quick Find (クイック検索)] ボックスに
flows
(フロー) と入力し、[Flows (フロー)] を選択します。
-
[New Flow (新規フロー)] をクリックします。
-
[Start from Scratch (最初から開始)] を選択して、[Next (次へ)] をクリックします。
-
[Record-Triggered Flow (レコードトリガーフロー)] を選択し、[Create (作成)] をクリックします。
- [Object (オブジェクト)] に Position (職種) と入力し、[Position (職種)] を選択します。
- [Configure Trigger (トリガーを設定)] セクションで [A record is created (レコードが作成された)] を選択します。
- [Condition Requirements (条件の要件)] で [All Conditions Are Met (AND) (すべての条件に一致 (AND))] を選択します。
- 条件を設定します。
- [Field (項目)] で [Hiring_Manager__c] を選択します。
- [Operator (演算子)] で [Is Null (null)] を選択します。
- [Value (値)] で [GlobalConstant.False] を選択します。
-
[Actions and Related Records (アクションと関連レコード)] が選択されていることを確認します。
- フローキャンバスで の上にカーソルを置き、 をクリックして要素を追加します。
- [Add Element (要素を追加)] 検索ボックスに
create
(作成) と入力し、[Create Records (レコードを作成)] を選択します。
- 次のレコードの詳細を入力します。
- Label (表示ラベル):
Create Interviewer Record
(面接官レコードの作成)
- How to set record field values (レコード項目値の設定方法): Manually (手動)
- [Create a Record of This Object (このオブジェクトのレコードを作成)] セクションで、[Interviewers (面接官)] を検索して選択します。
- [Interviewers (面接官)] セクションの [Set Field Values (項目値を設定)] で、[Add Field (項目を追加)] をクリックして 2 つ目の項目を追加します。
- 次の詳細を入力します。
- Field 1 (項目 1): Employee__c を選択
- Value 1 (値 1): $Record > Hiring_Manager__c を選択
- Field 2 (項目 2): Position__c を選択
- Value 2 (値 2): $Record > Id を選択
-
[Save (保存)] をクリックします。
- [Flow Label (フローの表示ラベル)] に
Create Interviewer Record
(面接官レコードの作成) と入力します。
-
[Activate (有効化)] をクリックします。
-
をクリックして、[Setup (設定)] に戻ります。
フローをテストする
フローが有効になったことにより、作成した自動化をテストできます。ただし、その前に採用担当マネージャーユーザーを追加します。
- [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに
Users
(ユーザー) と入力し、[Users (ユーザー)] を選択します。
-
[New User (新規ユーザー)] をクリックして、詳細を入力します。
Field (項目)
Value (値)
First Name (名)
Kathy
Last Name (姓)
Cooper
Email (メール)
自分のメールアドレスを入力
Username (ユーザー名)
kcooper@[自分のイニシャル + 好きな色].com (例:
kcooper@APyellow.com
)Nickname (ニックネーム)
kcoop
Title (役職)
Customer Support Manager
(カスタマーサポートマネージャー)Role (ロール)
Customer Support, North America (カスタマーサポート、北米)
User License (ユーザーライセンス)
Salesforce Platform
Profile (プロファイル)
Standard Platform User (標準 Platform ユーザー)
-
[Generate new password and notify user immediately (パスワードをリセットしてユーザーに通知する)] の選択を解除します。
-
[Save (保存)] をクリックします。
作成した自動化をテストします。
-
をクリックしてアプリケーションランチャーを開き、[Recruiting (採用)] を選択します。
-
[Positions (職種)] タブをクリックしてから [New (新規)] をクリックします。
-
[Nontechnical Position (非テクニカル分野の職種)] レコードタイプを選択し、[Next (次へ)] をクリックして、詳細を入力します。
Field (項目)
Value (値)
Title (役職)
Super Support Supervisor
(スーパーサポートスーパーバイザー)Status (状況)
New (新規)
Department (部署)
Support (サポート)
Location (場所)
US (米国)
Hiring Manager (採用担当マネージャー)
Kathy Cooper
Job Description (職務記述)
Manage a team that fields inquiries and cases from customers
(顧客からの問い合わせやケースに対応するチームを管理する)Pay Grade (給与グレード)
S-200
-
[Save (保存)] をクリックします。
-
[Related (関連)] タブをクリックします。
- [Interviewers (面接官)] 関連リストで、面接官番号をクリックし、[Employee (従業員)] 項目と [Position (職種)] 項目の値を確認します。
面接官レコード作成の自動化を設定できたところで、次のステップに進んで、職種作成の承認プロセスを設定する前に必要な準備作業を行いましょう。