プラットフォームの新機能: 構築、自動化、セキュリティ
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Data Cloud からのデータをハーモナイズすることで Lightning アプリケーションがどのように改善されるかを説明する。
- GraphQL ワイヤーアダプターによって Salesforce データの効率とスピードがどのように高まるかを説明する。
- 動的画面の統合と作成によってユーザーエクスペリエンスがどのように向上するかを説明する。
- オーケストレーションプロセスにカスタム項目を追加する利点を説明する。
- システム管理者が簡単にバックアップポリシーを設定してデータを保護する方法を説明する。
Sandbox の機能強化: 拡張性テスト
プラットフォーム: 構築
本番環境グレードのインフラストラクチャ上に構築された新しい Sandbox では、ビジネスの成長や大規模イベントの処理に対するリリース準備状況を検証できます。
Lightning ページでの Data Cloud のサポート
プラットフォーム: 構築
Data Cloud からのデータをハーモナイズすることで Lightning アプリケーションを強化します。取引先責任者オブジェクトとリードオブジェクトに [Data Model Object (データモデルオブジェクト)] 関連リストを追加したり、データモデルオブジェクト用の Lightning ページを設定したりします。
Lightning ページでの Data Cloud のサポートの詳細はこちら。
GraphQL ワイヤーアダプター
プラットフォーム: 構築
GraphQL ワイヤーアダプターを使用して、1 回のサーバーコールで特定のレコード、項目、オブジェクト情報を取得します。Lightning Web コンポーネント (LWC) とモバイルアプリケーションからの Salesforce データアクセスの効率とスピードを高めます。
動的フォームの機能強化
プラットフォーム: 構築
動的フォームで標準 Salesforce オブジェクト (若干の制限あり) とモバイルでの作業がサポートされるようになり、より強力でシンプルなユーザーエクスペリエンスを提供できます。
拡張可能なフローオーケストレーションオブジェクト
プラットフォーム: 自動化
オーケストレーションプロセスの機能と柔軟性を高めます。オーケストレーションオブジェクトにカスタム項目 (実行または作業項目など) を簡単に追加することで、具体的なビジネスニーズに合わせてカスタマイズします。
拡張可能なフローオーケストレーションオブジェクトの詳細はこちら。
フローオーケストレーションステップ条件
プラットフォーム: 自動化
動的レコード更新に基づいてオーケストレーションの実行を制御します。フロー内で特定のレコード項目の変更に基づいて次のステップを決定する条件ロジックを設定することにより効率を高めます。
Flow Builder HTTP コールアウト: すべてのメソッド
プラットフォーム: 自動化
POST、PUT、PATCH、DELETE などの HTTP メソッドがサポートされているため、さまざまなユースケースで外部システムと簡単に統合できます。
Flow Builder HTTP コールアウト: すべてのメソッドの詳細はこちら。
Flow Builder の反応型画面
プラットフォーム: 自動化
画面の統合と効率の向上によってユーザーエクスペリエンスを強化します。反応型コンポーネント、選択肢、数式を使用することで、リアルタイムでユーザー入力に反応する動的な画面を作成できるため、複数画面の必要性を軽減し、全体的なフローパフォーマンスを高めることができます。
Shield Platform Encryption の機能強化: AWS による外部鍵管理
プラットフォーム: セキュリティ
Salesforce の外部に保存されている鍵でデータを簡単に暗号化し、暗号鍵を直接的に管理します。
Shield Platform Encryption の機能強化: AWS による外部鍵管理の詳細はこちら。
プライバシーセンターの機能強化
プラットフォーム: セキュリティ
プラットフォーム機能を使用する新しい標準オブジェクトであるプライバシーポリシーを使用すれば、オブジェクトルールをつなぎ合わせ、プライバシーレイアウトを改善できます。更に、新しいユーザーは簡単にレコード (リード、取引先責任者、個人取引先、個人、ユーザー) を [on hold (保留中)] とマークし、検索条件でこの項目を使用してレコードが処理されないようにブロックできます。また、新しいアーキテクチャが導入されたことで、データの保持期間が定義され、ファイルと添付ファイルの処理や、Sandbox と本番環境でのストアがサポートされます。
Data Mask の機能強化
プラットフォーム: セキュリティ
エラーメッセージが改善され、マスクで問題が発生したときにユーザーはより詳細なコンテキストを把握できるようになりました。更に、Data Mask は同時 Apex ジョブの最大数で制限されなくなり、より複雑なデータを高速に処理できるようになり、生産性が向上しました。
Salesforce バックアップ
プラットフォーム: セキュリティ
Salesforce バックアップは、企業をデータの損失や破損から保護するために設計されたネイティブな Salesforce ソリューションです。実装が簡易化され、システム管理者は直感的な UI を使用して数回のクリックで簡単にバックアップポリシーを設定できます。
Shield イベントモニタリングの機能強化
プラットフォーム: セキュリティ
イベントモニタリングのセキュリティ機能が強化され、新しいイベントによってグループメンバーシップの変更と不十分な権限のアクセス試行を管理できるようになりました。