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外出先でのインサイトの探索

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。
  • 携帯端末で 4 つの基本探索アクションを実行する。
  • データにドリルインして詳細なインサイトを得る。
  • Analytics を使用して、インサイトに基づく対応策を実行する。

探索の目標: 大口商談が見込めそうな業界の検索

デスクトップの探索モジュールで、最近の販売が落ち込んでいることが判明しました。販売を再び軌道に乗せるためにはいくつかの大口案件を成立させる必要があるため、販売コンテストを開始しました。

出張で空港に向かうにタクシーに飛び乗ったところですが、出張から戻るまで待っていられないため、出張先からも営業チームが大口案件を成立させられるよう手を貸したいと思っています。iPhone で Analytics を開いてインサイトを確認します。ラップトップの販売を期待できそうな業界を探して、担当者に集中的に取り組ませようと考えます。ここで、ラップトップの商談を最も見込めそうな業界はどこか、という疑問が浮かんできます。

モバイル探索インターフェース

前の単元で、特別な Developer Edition 組織にログインし、すでに商談を探索しています。
  1. My DTC Sales アプリケーションをタップしてアセットを表示します。
  2. [データセット] タブをタップします。
  3. 商談の探索を開始するには、[DTC Opportunity (DTC 商談)] をタップします。
    モバイルもデスクトップも探索の初期状態は同様で、青い棒はグルーピングや絞り込みが行われていない行数を表します。
  4. 画面の下部にはツールやアクションのドロワーがあります。これらはデータを探索し、レンズを作成して使用する場合に必要となるツールです。
    • データ — 基準やグルーピングを追加します。
    • 検索条件 — レンズを絞り込みます。
    • 表示 — 視覚化を変更します。
    • アクション — 保存および共有を実行します。
  5. [データ] をタップして、ビルドツールのドロワーを開きます。

ドロワーには、閉じる、半画面に開く、全画面に開くの 3 つの状態があります。ドロワーを上下にスライドさせて、それぞれの状態を確認しておきます。

では、データ探索に戻りましょう。ドロワーが開いていない場合は、半画面に開いた状態にします。ここから、グラフに基準やグループを追加します。[列] の基準としてすでに [行数] がリストされています。次のセクションでは、クエリの作成とレンズの構築に取り掛かります。行別の DTC 商談数。


業種別の商談のグルーピング

効果的な営業のヒントを見つけるために、進行中の軽量ラップトップ商談が最も多い業種に注目します。業種別に商談をグループ化しましょう。業種別の棒グラフを表示することにします。
  1. まだビルドツールを表示していない場合は、[データ] をタップしてアクセスします。
  2. [グループ化単位] の横にある + 記号をタップします。リストをスクロールしてディメンション全体を検索することも、検索ボックスに入力することもできます。
  3. [Industry (業種)] を選択します。業種別のグループ化

これで、取引先の各業種が棒グラフで示されます。けれども、集計が正しくありません。知りたいのは、行数ではなく、商談の合計金額です。

集計: 基準の変更

下図のグラフの棒の長さの基準はデータの行数です。視覚化の意義を高めるために、集計方法と基準を変更してみましょう。
  1. [データ] ドロワーで、[列] の下の [行数] をタップします。
    使用可能なすべての集計関数がリストされます。
  2. [合計] をタップします。
    次に基準を選択する必要があります。
  3. [金額] を選択します。業種別の金額合計。横軸の値が大幅に変わりました。もう少しでゴールですが、進行中の商談を見つける必要があります。次は検索条件について学習します!

ディメンションによる絞り込み

進行中の商談を見つけるためには、[Closed Won (商談成立)] と [Closed Lost (不成立)] の商談フェーズを除外する必要があります。
  1. 検索条件アイコン をタップして、条件リストを表示します。
  2. [絞り込み条件] の横にある + 記号をタップします。
  3. [フェーズ] ディメンションを選択します。
  4. [08-Closed Won (08 - 商談成立)][09-Closed Lost (09 - 不成立)] をタップします。
  5. [Equals (次の文字列と一致する)] をタップして、[Closed Lost (不成立)] または [Closed Won (商談成立)] と一致しないすべての商談という条件に変更します。
  6. [OK] をタップします。
メモ

メモ
反対に、完了した商談をすべて含むようにするには、[次の文字列を含む] 機能を使用すると、よりすばやく絞り込めます。これを実行するには、ディメンション値をプルダウンして、検索ボックスにアクセスし、「Closed」 (完了) を検索します。新しい [次の文字列を含む] セクションが表示され、そこで [Closed (完了)] の値を選択して、[Closed (完了)] を含むすべての商談フェーズ ([Closed Won (商談成立)] と [Closed Lost (不成立)]) の検索条件を作成できます。


日付による絞り込み

商談完了日は、実際の完了日の場合と営業チームメンバーが設定した完了予定日の場合があります。ここでは今後 3 か月間に完了見込みの商談に注目します。それらの商談は、努力すれば成立を早められる可能性があります。そのため日付で絞り込みます。
  1. 検索条件アイコンをタップして、条件リストを表示します (まだ表示されていない場合)。
  2. + 記号をタップして、日付条件を追加します。
  3. [完了予定日] を選択します。
  4. [絶対] をタップします。
  5. [開始] 項目をタップします。
  6. 「2021 年 12 月 1 日」を選択します (この例ではこの日を今日とします)。
  7. もう一度 [開始日] をタップして閉じます。
  8. [終了] 項目をタップします。
  9. 「2022 年 3 月 1 日」を選択します (この例ではこの日が今日から 3 か月後です)。
  10. [OK] をタップします。フェーズと完了日で絞り込まれたレンズ。
ここまでよく頑張りました! 一息入れるつもりで、UI のヒントをいくつか見てみましょう。
グループまたは検索条件を削除するには、左にスワイプします。
探索中に、アクションを元に戻したり、やり直したりすることができます。
メモ

メモ

インターフェースは、ディメンションの条件設定とは異なります。デスクトップの場合と同様に、相対日付または絶対日付で絞り込むことができます。

ドリルイン: 進行中の銀行商談のフェーズ名への注目

今後数か月間で最も有望なのは銀行のようです。銀行の商談に注目する手順は、次のとおりです。
  1. ドリルインするディメンション値である [Banking (銀行)] の横棒をタップします。レンズで選択されている銀行業種。グラフで選択を行うと、画面の下部のアイコンが変更します。これで未加工の詳細の表示などのアクションを実行できます。このアクションでは、すべての関連商談をリストすることや、データの別の側面にドリルインすることができます。
  2. [ドリルイン] をタップします。
  3. ディメンションリストで [フェーズ] を選択します。フェーズ別の商談。

[交渉/レビュー] は販売パイプラインの最後のフェーズです。さらに力を注ぐことによって、四半期末までにこれらの商談を成立させることができます。次のステップでは、この重要な情報を共有するために、これらの商談の所有者を調べます。

モバイルでの最適な視覚化の選択

[データ] アイコンを再度タップして、取引先所有者別のグルーピングを追加します。[グループ化単位] の横にある [+] をタップして、所有者分の棒を設定します。
フェーズ名別のメイングループは維持しますが、視覚化により、所有者名でさらに分割されます。視覚化を積み上げ棒グラフに変更します。
  1. をタップして視覚化を変更します。
  2. [積み上げ棒] をタップします。ここで、結果を合計金額の大きい順に並び替えてみましょう。
  3. をタップして基準にアクセスし、[金額合計] の横にある [並び替え] ボタン をタップして順序を降順に変更します。2 回タップすると順序が昇順に変わります。3 回タップすると、デフォルトのアルファベット順が復元されます。

    基準とディメンションの名前が変更されています。それぞれがグラフのどこで使用されているかがわかるようになりました。押しながらスライドさせれば、割り当てを変更することもできます。興味があればやってみてください。ただし、[元に戻す] 矢印を使用して必ず元の状態に戻しておきます。グラフの凡例を左右にスライドして、スクロールします。これで、認識分析の大部分を占めていたのが誰なのかがわかります。Laura Garza です。Laura と Chatter で話した方がよさそうです。

共有およびアクションの実行

探索した内容をレンズに保存して同僚と共有します。
  1. をタップして、探索した内容にアクションを実行します。
  2. [別名で保存] をタップします。
  3. 「M01 - Easy Closing Opportunities In Banking」 (M01 - 銀行業界の完了見込みの高い商談) という名前を付けます。
  4. 場所を My Private App アプリケーションから My Exploration アプリケーションに変更します。
    My Exploration アプリケーションにアクセス可能なすべての同僚がすぐにアクセスできるようになります。
  5. [別名で保存] をタップします。

速いペースで変化するビジネスに後れを取らないようにします。探索のスナップショットを共有して、Chatter で話し合います。このすべての機能が Salesforce プラットフォームに統合されているため、アプリケーションを切り替える必要がなく、数回のタップで操作できます。
  1. [アクション] アイコン をタップして、探索した内容にアクションを実行します。
  2. [スナップショットを共有] をタップします。
  3. [Save Image (画像を保存)] をタップします。
  4. ツールを使用して画像にアノテーションを付加します。
  5. [OK] をタップします。
  6. [Done (完了)] をタップします。 

メモ

メモ
この画像を保存したり、メール送信できるほか、iPhone アプリケーションで開くこともできます。データのコラボレーションの可能性は無限大です。

営業担当がこの有益な情報を耳にしたようです。担当者は保存されたレンズを開いて、各自の商談を成立させるための探索を実行できます。やがてすべてが実を結び始めます。進行中の案件をぜひとも当四半期中に成立させてみてください。

Analytics の次の手順

お疲れさまでした。このモジュールを完了しました。
次の方法を学習しました。
  • Analytics モバイルアプリケーションをインストールする。
  • Analytics モバイルアプリケーションを Developer Edition 組織に接続する。
  • 集計、グルーピング、絞り込み、視覚化の 4 つの基本的なアクションを実行する。
  • ディメンションと日付で絞り込む。
  • データにドリルインして詳細なインサイトを得る。
  • 判明した内容を会社と共有してビジネスを促進する。

上記以外にも学習する内容はたくさんあります。モバイル上の Analytics についての詳細は、Salesforce ヘルプを参照してください。

各自のトレイルを進めていく場合は、優れたドキュメントが揃う公式の Analytics ライブラリを参照してください。また、Trailblazer Community には活発な「Analytics」ディスカッショングループがあり、他の Analytics ユーザーと意見やベストプラクティスを交換できます。Analytics のご自身の活用法もぜひご紹介ください。

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