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CRM Analytics でコラボレーションする

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。
  • ダッシュボードからプレゼンテーションを行う。
  • アノテーションを使用して CRM Analytics ダッシュボードの結果に注意を引く。
  • Chatter でダッシュボードを共有し、ウィジェットデータをダウンロードする。

一緒にトレイルを進みましょう

エキスパートの説明を見ながらこのステップを実行したい場合は、次の動画をご覧ください。これは「Trail Together」(一緒にトレイル) シリーズの一部です。

(この動画は 9:50 の時点から始まります。戻して手順の最初から見直す場合はご注意ください。)

他の人に見せる

すでに CRM Analytics は、DTC Electronics の新任営業マネージャーである、あなたの仕事に役立ちました。ダッシュボードを操作し、その元となっているデータにドリルインすることで、KPI を簡単に見つけて、新しいインサイトを検出できました。さらに、CRM Analytics ホームページを通知でパーソナライズすることにより、CRM Analytics が自動的に稼働するようにもしました。

今ではあなたは、CRM Analytics ダッシュボードはよく考え抜かれた地図であり、データの中の多くの道筋を示してくれることを知っています。そしてあなたは荒野に独りぼっちでいるわけではありません。この単元で説明するように、他の人と連携することによって目標に向かって進む方法がいくつもあります。

ここで、チームの営業担当と会って、彼らにとっても CRM Analytics がいかに役立つかを見せましょう。[Regional Sales (地域営業)] ダッシュボードのプレゼンテーションを行い、アノテーション、投稿、ダウンロードのデモを行います。これらはいずれも、データに関する会話を進め、インサイトをビジネスに活用するための強力な方法です。

全画面モードでのダッシュボードのプレゼンテーション

ミーティングで、あなたは CRM Analytics を表示したラップトップ画面を投影しました。誰かが「スライドを見せてくれるのですか?」と尋ねました。あなたは笑顔でいいえと答えました。静的なスライドプレゼンテーションとは異なり、CRM Analytics プレゼンテーションでは、実際のデータを使用してインタラクティブなグラフを操作しながら紹介できます。そして皆でデータの状況を探索する良い機会にすることができます。
  1. [Analytics Studio] タブをクリックして、[ホーム] をクリックします。[最近参照したデータ] で、[Regional Sales (地域営業)] をクリックします。
  2. 提示アイコン (提示アイコン) をクリックします。画面が 2 つある場合は、引き続き画面モードを使用できます。画面が 1 つしかない場合は、右上の [X] をもう一度クリックして全画面モードを終了します。
    全画面モードでは、アプリケーションのコントロールバーが表示され、そこには共有、アノテーション、通知設定のオプションが含まれています。
  3. 画面上部にマウスポインターを置いて、オペレーティングシステムのメニューバーにアクセスする方法をチームに見せます。
  4. ダッシュボード名の横にあるドロップダウンをクリックして、アプリケーションのナビゲーションリストを開きます。
    これが、アプリケーション内のその他のダッシュボードであることをチームに説明します。ただし、ここでは地図に注目します。
  5. 地図上でカナダをクリックします。
    それに合わせて、棒グラフと表がファセットします。部屋中から、「おお」という声が上がります。
1 人の営業担当が言いました。「カナダの売上がそれほど高いとは知りませんでした。米国は遅れを取っているのでしょうか?」別の営業担当は、表にカナダの商談のみが表示されていることに気づきました。そこでグループは、テーブルをスクロールして、何が起きているかを把握することにしました。これは喜ばしいことです。ダッシュボードをグループに提示することで、人々が知恵を寄せ合ってデータからインサイトを得る場としてのミーティングを設定できたのです。

「これで、なぜ CRM Analytics のライブプレゼンテーションがスライドより優れているかがおわかりでしょう。」と言えますね。ミーティングでのプレゼンテーションはコラボレーションのための優れた方法ですが、他のときにも使用できるツールが必要であることをチームに気づかせましょう。次は、アノテーションを使用して会話を継続する方法を営業担当に説明します。

アノテーションを使用して結果を強調する

ダッシュボード上の各ウィジェットについて、表示されている結果についての考えをコメントして他のユーザーと共有できます。また、アノテーションを使用して、ダッシュボード設計者に改善のアイデアを提供することもできます。チームミーティングでは、営業担当のパフォーマンスに対するモチベーションをダッシュボードのアノテーションを使用して高める方法を紹介します。
メモ

アノテーションは、Salesforce システム管理者が設定する必要があります。

  1. [Regional Sales (地域営業)] ダッシュボードで、棒グラフの右上隅付近にマウスポインターを置き、クリックしてドロップダウンメニューを開きます。[アノテーションを追加] を選択します。[アノテーションを追加] が選択されているウィジェットのドロップダウンメニュー
  2. アノテーションパネルで、Take a look at the Canadian numbers! (カナダの数値に注目してください!) と入力します。 [新規アノテーション] パネル
  3. ダッシュボードのスクリーンショットを添付するには、チェックボックスをオンにします。
    現在のスクリーンショットを添付することで、絞り込まれた状態のダッシュボードを表示することができるため、何についてコメントしているかを他のユーザーに示すことができます。
  4. [共有] をクリックします。
    コメントは自分の Chatter フィードに表示され、ダッシュボードと共に保存されます。ダッシュボードをフォローしているユーザーは、そのコメントを参照し、グラフとそのデータについての会話に参加することができます。
  5. ウィジェットにアノテーションのインジケーターを表示するには、ダッシュボードコントロールで [アノテーションを表示] アイコン (アノテーションアイコン) をクリックします。(パネルが閉じている場合は、2 回クリックする必要があります)。
    グラフの左上隅に数字が入った青い正方形が表示されています。これは、そのウィジェットに何件のアノテーションがあるかを示しています。
  6. [アノテーション] パネルで、左矢印をクリックしてアノテーションのリストを表示し、アノテーションをクリックして開き、そのフィードを表示します。
  7. Almost caught up to the USA! (ほとんど米国に並んでいます!) というコメントを入力し、[コメントする] をクリックします。アノテーションフィード会話が終了したら、アノテーションを解決済みにできます。[アノテーション] パネルで、アノテーションを [進行中] または [解決済み] に切り替えることができます。
  8. パネル右上のチェックマークをクリックすると、アノテーションが解決済みになり、[進行中] リストから削除されます。
    その後、必要に応じてアノテーションを再開したり削除したりできます。[再開] が選択されているアノテーションのドロップダウンメニュー
メモ
ダッシュボードの下部に青い円が表示されている場合は、それをクリックすると添付解除されたアノテーションが表示されます。アノテーションが添付されているウィジェットがダッシュボードから削除されると、そのアノテーションは添付解除されます。再度必要になる場合に備えて、アノテーションは保持されます。
あなたは、データについて営業担当と会話を持てたことを嬉しく思い、営業担当が CRM Analytics ダッシュボードからどのようなインサイトを得るかを楽しみにしています。

ダッシュボードを組織内の他のユーザーと共有する

ミーティングのこの時点で、誰かがダッシュボードを別の営業チームと共有することについて質問しました。別のチームは、なぜカナダの数値が米国にこれほど接近しているかについて、異なった考えを持っているかもしれません。あなたは、共有はいいアイデアだと思い、チーム外のユーザーにダッシュボードを共有する方法をグループに説明することにしました。
  1. 共有アイコン ([共有] アイコン) をクリックしてダッシュボード全体を共有します。
    表示されたダイアログには、さまざまなアクションのためのタブがあります。共有オプションの設定、Chatter へのダッシュボードのスクリーンショットの投稿、共有する URL の取得、スクリーンショットのダウンロードを実行できます。
  2. [URL を取得] タブをクリックします。ダッシュボードの URL を共有するダイアログ
  3. 共有する URL を使用して [分析] タブでダッシュボードを開くことができるように、まだ選択されていなければ [[分析] タブ] をクリックします。
  4. リンクをコピーします。
    チームに、別のグループとダッシュボードを共有したい場合はメールにこのリンクを貼り付けるようにと伝えます。システム管理者は、組織内の全員がこの営業アプリケーションにアクセスできるように CRM Analytics を設定済みです。リンクを表示できるのは、ダッシュボードへのアクセス権がある同僚のみであることに注意してください。

会話を Chatter に展開する

別のチームからの連絡を待ちながら、もう一度、ミーティングに参加している自分のチームの営業担当に目を向けます。あなたは、ダッシュボードを Chatter に投稿する方法を説明したいと考えました。Chatter でカナダの高い数値についての会話を共有すれば、チームのやる気が高まるかもしれません。

1 人の営業担当が言いました。「Laura はどこにいるでしょう? 彼女は大規模な商談をいくつか担当しているので、別の見方ができるかもしれません」。あなたはその営業担当に「Laura のことに気づいてくれてよかったです」と言いました。Laura は今日のミーティングには参加できませんでしたが、会話に参加してもらうことにします。
  1. [共有] ダイアログで、[フィードに投稿] タブをクリックします。Chatter でダッシュボード画像を投稿するための [共有] ダイアログ
  2. 名前項目に「Laura」と入力し、入力支援で表示されたら「Laura Garza」を選択します。
  3. コメント項目で、次のように入力します。Laura, please take a look at this dashboard and post back if you know why Canada has almost caught up with the US. (Laura、このダッシュボードを見て、米国がカナダにほぼ追いつかれている理由がわかったら投稿してください。)
  4. [投稿] をクリックします。
    これにより、投稿が Laura の Chatter フィードに送信されます。Laura は、その投稿からグラフの画像をクリックしてダッシュボードを開き、自分で探索できます。
    あなたはチームに、投稿は Chatter で会話を続けるための優れた方法だと説明します。他のユーザーを @メンションしたり、グループの知恵を活用したりすることができます。ただし、機密データが含まれるダッシュボードのスクリーンショットを投稿することには注意が必要です。スクリーンショットはコピーして、組織内外のあらゆる場所で共有できるためです。
  5. Chatter フィードに移動して投稿を表示するには、まず右上隅の [X] をクリックして全画面モードを終了します。
  6. アプリケーションランチャー (アプリケーションランチャーアイコン) で、[セールス] を見つけて選択します。(Chatter が最初に表示されない場合は、[Chatter] タブをクリックします)。
  7. 投稿のコメント項目に Team, remember that any posted image becomes public. (チームへ、投稿した画像は公開されるということを忘れないように。) と入力し、[コメントする] をクリックします。

ダッシュボードウィジェットからデータをダウンロードする

生産的なミーティングでした。終了時刻ぎりぎりで、さっきとは反対の場所から手が上がりました。1 人のアナリストが、チームが Excel に保持している顧客の行動データとデモグラフィックデータについて尋ねたのです。アナリストが未加工データにアクセスして、自分たちのデータに追加すれば、今注目している結果を理解できるかもしれません。

CRM Analytics にはそれにぴったりのものがあります。コラボレーションツールの 1 つを使用すると、ダッシュボードから絞り込まれたデータをダウンロードできます。ほんの数分あれば、ウィジェットのデータを、チームが使用できる CSV ファイルに取得する方法を全員に見せることができます。もちろん、CRM Analytics から Excel に移行するのは時代に逆行しているような気がしますが、チームの何人かは、スプレッドシートの達人で、そのやり方が気に入っているのです。(少なくとも、CRM Analytics がいかにすばらしいかを知るまでは。)
メモ

データのダウンロードは、Salesforce システム管理者が設定する必要があります。

  1. アプリケーションランチャー (アプリケーションランチャーアイコン) で、[Analytics Studio] を見つけて選択します。[Analytics Studio] では、実行中のアプリケーション内で表示するのではなく、ダッシュボードに直接アクセスできます。
  2. [Regional Sales (地域営業)] ダッシュボードを見つけてクリックします。
    ダッシュボードがプレビューモードで開き、個々のウィジェットから共有できます。
  3. 地図ウィジェットの右上隅にマウスポインターを置き、クリックしてドロップダウンメニューを開きます。[共有] を選択します。
  4. [共有] ダイアログで、[ダウンロード] タブをクリックします。[ダウンロード] が選択されている [共有] ダイアログ
  5. [CSV 形式でダウンロード] をクリックします。
  6. ダウンロードされたファイルを見つけて開きます。
    データのごく一部が表示されます。これは、グラフに表示されていたものです。ダウンロードされたファイルには、ウィジェットのクエリの結果が含まれています。ウィジェットからダウンロードしたデータ

アナリストは部屋の後方から拍手しました。「これこそ、Excel データと CRM Analytics クエリからのデータを組み合わせるために、チームが必要としていたものです」。これで、アナリストたちは V-ルックアップやその他の数式を心ゆくまで実行して、自分たちのデータとウィジェットの条件からの国別分析の相互関係を調べることができます。

そして、さらに良いことに、CRM Analytics がいかに印象的に見えるかについてアナリストは同意し、こう言いました。「おそらく、そろそろチームをスプレッドシートからダッシュボードに移行させた方がよさそうですね」。そうなれば、アナリストチームはすべてのデータをアップロードして、今後の CRM Analytics での分析に含めることができます。ただし、これはまた別の機会に説明します。(CRM Analytics へのデータの取得に関心がある場合は、「データインテグレーションの基本」モジュールを参照してください。)

ダッシュボードナビゲーターの誕生

これで、あなたとチームは、ダッシュボードがただ読むだけのものではないことを知りました。ダッシュボードは、ビジネスにとって重要な 1 つ以上のデータセットに基づいて、会話を続けるためのものです。画像を眺めるだけではなく、ダッシュボードの各ツールを使用して関心のあるデータを深く掘り下げ、CRM Analytics を自分用にカスタマイズし、コラボレーションによって世界を広げてください。さまざまな場所をクリックして探索してみてください。

そして、下の challenge を実行して Trailhead バッジを獲得しましょう。

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