Analytics アプリケーションの設定

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Analytics アプリケーションとは何かを説明する。
  • Analytics アプリケーションの PSL および権限セットを設定して割り当てる。

Einstein Analytics アプリケーションとは?

お疲れ様でした。組織に Einstein Analytics へのアクセス権を付与することができました。けれども、まだ終わりではありません。Sales Analytics アプリケーションには便利なダッシュボードがあるため、上司はユーザがこのアプリケーションを使えるようになることを望んでいます。幸い、Sales Analytics アプリケーションの設定は、Einstein Analytics の設定とほぼ同じです。実際のところ、Analytics のどのアプリケーションも設定プロセスはよく似ています。

Analytics アプリケーションを使用すると、Salesforce データの概要を視覚的に表示する既成の対話型ダッシュボードからわかりやすいストーリーを把握することができます。Analytics アプリケーションを Einstein Analytics 上に構築されているものと考えます。極めて有益なダッシュボードを作成するための処理、つまり、すべてのクエリ、設計作業、ファセット、全般的なデザインなどが、すべて自動的に行われます!

Sales Analytics アプリケーションでは、Sales Cloud から取得したデータを使用して、会社の販売ストーリーを把握できます。Service Analytics も、Service Cloud データを使用して同様の処理を行います。そして、Event Monitoring Analytics は、Salesforce のイベントログからデータを取り込みます。

これらのアプリケーションは Salesforce に既存のデータを使用して、ビジネスの状態を示します。Analytics アプリケーションを使用すれば、こうしたデータをよりインテリジェントなアクションに変換して、新しいビジネスを推進することができます。

権限セットライセンスと権限セット: 両方とも必要

以前、権限セットライセンス (PSL) は旅行する権利を与えるパスポートのようなもので、権限セットは特定の国への入国を許可するビザのようなものだと説明しました。Einstein Analytics に PSL と権限セットの両方が必要なように、Analytics アプリケーションにもこの両方が必要です。どの Analytics アプリケーションにも PSL を少なくとも 1 つ設定します。

Einstein Analytics ライセンスを購入し、クイックまたはカスタムのいずれかの権限プロセスに従います。最初に Einstein Analytics 権限を設定したときと同じです。カスタムの場合は、PSL を割り当て、PSL で有効化された特定のシステム権限に基づいて権限セットを作成してから、その権限セットをユーザに割り当てます。クイックプロセスを使用する場合は、事前に選択された一連の権限が含まれるデフォルトの権限セットをユーザに割り当てます。それにより自動的に PSL が割り当てられます。

Einstein Analytics の場合と手順は同じですが、別の PSL または権限セット (アプリケーション専用の権限セット) を選択する点が異なります。次は、手順に従ってカスタムプロセスを進めます。

カスタム権限プロセスの開始: アプリケーションの PSL の割り当て

カスタム権限設定プロセスでは、最初に PSL を割り当てるのでしたね。ここでは、Analytics アプリケーションの PSL を割り当てます。この例では、Sales Analytics アプリケーションの PSL を使用する Sales Analytics アプリケーションを見ていきます。
  1. [設定] から、[クイック検索] ボックスにユーザと入力し、[ユーザ] を選択します。
  2. リストからユーザ— (たとえば Laura Garza) を探して、そのユーザ名をクリックします。([編集] ではなく、必ずユーザ名をクリックします)。
  3. ユーザのページで、[権限セットライセンスの割り当て] にマウスポインタを置き、次に [割り当ての編集] をクリックします。
  4. この例では、Sales Analytics を操作しているため、「Sales Analytics アプリケーション」の権限セットライセンスのチェックボックスをオンにして、[保存] をクリックします。リンクの設定

これで完了です。それほど難しくなかったですよね?

事前作成された Analytics アプリケーションごとに独自の PSL があります。これらのアプリケーションの権限を設定をする場合は、正しい PSL を選択します。Service Analytics の場合は、「Service Analytics アプリケーション」を選択します。同様に、Event Monitoring であれば、「Event Monitoring Wave アプリケーション」を選択します。

メモ

メモ

Developer Edition 組織では、ユーザ数が限定されています。会社の本番組織にはこうした制限が適用されてません。本番組織では、Analytics アプリケーションを使用するユーザごとに上記の手順を実行します。権限を割り当てるときは、一度に多数のユーザを選択できます。

権限セットを作成して権限を追加

カスタムプロセスの次のステップでは、権限セット (たとえば営業マネージャ用のもの) を作成して、ユーザに割り当てます。本番組織では、対象のユーザのチェックボックスをオンにするという方法で、一度に数人またはすべてのユーザに割り当てることができます。
  1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに権限セットと入力し、[権限セット] を選択します。
  2. [新規] をクリックします。この手順に覚えがない場合は、「Analytics の権限の設定」単元に戻って復習してください。
  3. 権限セットの表示ラベルを入力します。たとえば、Analytics アプリケーションへの参照アクセス権のみを必要とする Laura Garza または他の営業マネージャを追加する場合は、「View Analytics App」 (Analytics アプリケーションの表示) と入力します。表示ラベルを入力すると、自動的に API 名も作成されます。[ユーザライセンス] 項目はデフォルト値 ([--なし--]) のままにします。他の値を選択すると、問題が生じることがあります。
  4. [保存] をクリックします。
  5. この権限セットに適切なユーザ権限を追加してみましょう。権限セットの詳細ページの下部までスクロールして、[システム権限] をクリックします。[システム権限] セクションを示すページ。
  6. [編集] をクリックします。
  7. Sales Analytics アプリケーションへのアクセス権を有効にする「Analytics テンプレートアプリケーションの使用」権限を選択します。
  8. [保存] をクリックします。
  9. [保存] をクリックして権限の変更を確認します。

別の権限が必要な事前作成済み Analytics アプリケーションのユーザ用の権限セットを作成する場合は、そのアプリケーションに固有のユーザ権限を選択します。たとえば、Event Monitoring Analytics のユーザ権限を設定する場合は、「Event Monitoring Analytics テンプレートおよびアプリケーションへのアクセス」権限を選択します。

Sales Analytics アプリケーションをユーザが参照できる権限セットを作成しました。後は仕上げ作業を残すのみです。

権限セットの割り当て

新規作成した権限セットには、適切な権限がすべて含まれています。いよいよ、カスタムプロセスの最後のステップを実行してユーザに権限セットを割り当てます。新しい View Analytics App (Analytics アプリケーションの表示) 権限セットの詳細ページを表示していない場合は、そのページに移動します。
  1. 新しい View Analytics App 権限セットの詳細ページで、[割り当ての管理] をクリックします。
  2. [割り当てを追加] をクリックします。
  3. Laura Garza の名前の横にあるチェックボックスをオンにします。対象の他のユーザも選択できます。
  4. [割り当て] をクリックして、[完了] をクリックします。リンクの設定

これで終わりです。カスタムプロセスを完了し、ユーザに Analytics アプリケーションを使用する権限が付与されました。

前述のとおり、PSL を作成して割り当てた後、権限セットを作成して割り当てるこのプロセスは、Einstein Analytics や Analytics アプリケーションの一般的な手法です。Analytics アプリケーションの中には、特定の機能を設定するためにこれ以外のステップやウィザードが必要になるものもあります。そしてもちろん、アプリケーションで特定の Salesforce データを処理する場合は、そのデータを格納するオブジェクトにアクセスする必要があります。特定の事例については、ヘルプドキュメントを参照してください。

アプリケーションの基本権限設定

「簡易設定」に記載のとおり、アプリケーションに基本権限を適用することもできます。その手順を簡単に説明しましょう。
  1. [設定] で [ユーザ] セクションに移動し、[ユーザ] をクリックします。
  2. Laura Garza の名前をクリックして Laura のページを開きます。
  3. 左上の名前のすぐ下にある [権限セットの割り当て] にカーソルを置きます。
  4. [割り当ての編集] をクリックして使用可能な権限セットを表示します。Sales Analytics には 2 つの権限セットがあります。権限セットを割り当てる前に、[設定] の [権限セット] セクションに移動し、各権限セットを開いてどの権限が含まれているか確認します。セキュリティは重要ですからね! ユーザに付与すべきではない権限を付与してはいけません。ここでは Einstein Analytics ユーザの設定プロセスの途中で確認しているだけなので、この操作は行いません。[権限セットの割り当て] ページに使用可能な権限セットが表示され、Sales Analytics のデフォルトのセットに丸が付けられています。
  5. [Sales Analytics 管理者] を選択して Laura にアプリケーションの作成と管理に必要なすべての完全な権限を付与します。(カスタム手順では、アプリケーションを参照する権限を付与しました)。
  6. [追加] をクリックして、[保存] をクリックします。

前述のとおり、権限を割り当てるためのカスタムプロセスとクイックプロセスはどちらも、Einstein Analytics や Analytics アプリケーションで一般的に行われます。Analytics アプリケーションの中には、特定の機能を設定するためにこれ以外のステップやウィザードが必要になるものもあります。そしてもちろん、アプリケーションで特定の Salesforce データを処理する場合は、そのデータを格納するオブジェクトにアクセスする必要があります。特定の事例については、ヘルプドキュメントを参照してください。