モバイルの Sales Analytics を使用して外出先でインサイトを取得する
学習の目的
外出先での質問
Sales Analytics のおかげで Laura と DTC Electronics 社の CEO とのミーティングは非常にうまくいき、チーム全員でおいしいランチを楽しんでいます。チームのほとんどのメンバーはオフィスに戻り、あなたと Laura と CEO は残ってもう 1 杯エスプレッソを飲んでいます。CEO はチームと Sales Analytics に感心したとあなたと Laura に言いました。CEO にはいくつか思いついたことがあり、詳しく調べてみたいそうです。
まず、ミーティングでは簡単に説明しただけだったパイプラインをもう一度見たいと考えています。そして、この 1 年間はタブレットの売上がビジネスの鍵であったので、チームのその領域での状況を確認したいと考えています。さらに、次の全員参加ミーティングの時にチームの何人かのメンバーを表彰できるように、そのメンバーの詳細を知りたいと考えています。コーヒーを飲み終えたら、オフィスに戻って詳細を教えてもらえるだろうか、と CEO は尋ねます。
あなたは「今すぐ調べましょう」と言います。携帯電話をさっと取り出して、モバイルで Sales Analytics を開きます。iOS または Android デバイスから組織にログインして Sales Analytics アプリケーションにアクセスできます。
CRM Analytics モバイルアプリケーションをインストールする
- App Store に移動します。
- CRM Analytics を検索します。
- [GET] をタップしてアプリケーションをインストールします。
- [OPEN (開く)] をタップして CRM Analytics アプリケーションを起動します。
- 使用許諾契約に同意し、CRM Analytics の主要な概念を一通り確認します。
組織にログインする
- 左上隅のアイコンをタップしてアカウント画面を開きます。
- [新規アカウントを追加] をタップします。標準の Salesforce ログインページにリダイレクトされます。
- Developer Edition 組織のログイン情報を入力し、送信します。セキュリティ目的で、メールで送信された確認コードの入力が必要になることもあります。
- 権限要求ページで [許可] をタップします。
CRM Analytics が開き、ホーム画面が表示されます。[Analytics for Sales Manager (営業マネージャー向け Analytics)] をタップしてアプリケーションを開きます。デスクトップに今見たダッシュボードがすべて表示されます。
エスプレッソを飲みながらパイプラインを確認する
あなたがスマートフォンでアプリケーションを開くと、Laura と CEO はそれを見るために周りに集まって来ました。CEO は言います。「おお、これはいいね。この四半期にパイプに追加された金額がわかるといいのだが。つまり、当四半期に移動された金額と当四半期から移動された金額だ。」それでは、Team Trending ダッシュボードに戻って、パイプを表示し、詳細を確認しましょう。
- スマートフォンで開いたアプリケーションで、スクロールして Team Trending ダッシュボードを見つけます。右上にある検索アイコン をタップし、
「trend」
(トレンド) と入力して検索することもできます。 -
[Team Trending] をタップしてダッシュボードを開きます。これは滝グラフです。このグラフの種類では、開始値がさまざまな要素によって経時的にどのように増減し、期間の最後にどのような値になるのかを示します。このグラフは、パイプの商談金額のトレンドを視覚化するのに最適です。
メモ: 実際のダッシュボードの要素とデータが画像と異なる場合がありますが、ここで説明する手順を使用できます。しばらくデータを更新していない場合、Trailhead Data Manager のデータ更新ツールを今すぐ実行できます。これを行うには、デスクトップの Salesforce に戻り、アプリケーションピッカーから [Trailhead Data Manager] を選択します。その後 [Refresh DTC Data (DTC データを更新)] をクリックします。完了したら、ここに戻って来てアプリケーションを更新し、更新されたデータを確認します。 - 下にスワイプすると、当四半期の商談リストが表示されます。
- 滝グラフに戻ります。もっとよく見るには、グラフをタップしてから、グラフの下に表示される矢印 (展開) アイコン をタップします。
Laura と CEO は滝グラフの全画面表示が見られるようになりました。まさに百聞は一見にしかずです。このグラフには、チームが当四半期に新しい商談によってパイプを成長させた様子が示されています。
また、パイプからの商談の減少の様子 (当四半期からの移動や成立) も示されています。列を 1 つずつタップして内容の詳細を確認します。
このグラフにより、パイプに何が含まれているかがわかりやすくなり、CEO は喜んでいます。当四半期から移動した商談は多くありません。他のチームではこの移動が問題になっていました。そして、チームの商談成立数は不成立数よりもかなり多くなっています。次に、CEO は成立した商談の詳細について尋ねました。
- 左上の矢印アイコンをタップしてグラフを閉じ、ダッシュボードに戻ります。
- [商談成立] の棒を 2 回タップすると、成立した商談の金額が表示されます。選択を取り消し、ダッシュボードを元の状態に戻すには、要素をもう一度クリックします。
- スクロールダウンすると、成立した商談のリストも表示されます。
CEO は腰を曲げて近づき、その担当者名を確認します。「素晴らしい。何人かの担当者は当四半期に多数の商談を成立させているようだね。」
チームのパフォーマンスの概要と詳細を表示する
- 左上隅の X をタップして Team Trending ダッシュボードを閉じます。
- 検索アイコン をタップして、「leader」と入力し、[Leaderboard] をタップしてダッシュボードを開きます。
- ダッシュボードが開いたら、棒グラフをチームメンバーのリストまで下にスワイプします。
- グラフをタップすると、リスト全体をスワイプできるようになります。
答えは、イエス、イエス、イエスです。
- グラフのすぐ上にある [商談成立] をタップして、チームのメンバーを絞り込むために使用できるオプションのリストを開きます。ダッシュボードを元の状態に戻したい場合は、右上にある戻すアイコン をクリックします。
- [平均営業サイクル (日)] を選択します。
- チームメンバーグラフが再描画され、チームの各メンバーがこの四半期に商談を成立させるまでにかかった平均日数が表示されます。下にスワイプして、誰の平均日数が最も短いかを確認します。
- 次に [平均営業サイクル (日)] をタップして [生成されたパイプ] を選択し、CEO にそのカテゴリの上位のメンバーを見せます。
CEO はこれを気に入り、この情報を全員参加ミーティングで見せられる形式にできるだろうかと考えました。答えは、またもイエスです。
- 左下にある矢印 (展開) アイコン をタップします。右下にあるアクションボタン をクリックします。[保存 & 共有] 画面が表示されます。
- [スナップショットを共有] をタップします。[メール] をタップしてメールウィンドウを開きます。[完了] をタップすると、メールウィンドウにグラフ画像が表示されます。
- そこから、CEO のメールアドレスを入力してチームのグラフを送信できます。ここでは、[キャンセル] ボタンをクリックしてメールを閉じます (実際に CEO にグラフを送信するわけではないので)。
CEO は、全員参加ミーティングでチームの各メンバーを評価できるように、各メンバーに関するグラフを送ってほしいとあなたに依頼しました。
タブレットの販売状況を確認する
ここまで、モバイルダッシュボードを使用して、パイプを確認し、Laura のチームのパフォーマンスについての詳細を取得しました。他に CEO に見せるのは、タブレットの販売状況だけです。それが済めば、あなたと Laura は仕事に戻り、CEO は飛行機に乗ることができます。
アプリケーションには、営業担当チームを対象とするダッシュボードがあります。そのうちの 1 つ、Sales Performance に CEO が求めている情報があるはずです。
- 携帯電話でアプリケーションのホームページに移動し、ダッシュボードのリストをスクロールします。[Sales Performance] を見つけ、タップします。ダッシュボードには、チームの全 DTC 商品販売の年間パフォーマンスが表示されます。これには、成立した商談の収益、成立率、平均商談規模が含まれます。素晴らしいですね。スクロールダウンすると、商品、[Performance by Quarter (四半期別パフォーマンス)]、[Top Opportunity Owners (トップ商談所有者)]、および [受注/失注分析] のグラフがあります。これらのすべてのグラフには、すべての商品に関する結果が表示されます。対象をタブレットに絞り込むにはどうしたらよいのでしょうか? モバイルアプリケーションで簡単に操作できます。
- [Tablets (タブレット)] バーをタップします。(2 回タップしなければならない場合があります)。これで、すべてのグラフにタブレットのみが表示されるようになりました。上下にドラッグして確認してみてください。試しに、[Tablets (タブレット)] バーをもう一度タップすると、すべてのグラフが再描画され、DTC の全商品が表示されます。ファセットがまたうまく機能しました。
CEO は喜んでいますし、Laura でさえ自分のチームのパフォーマンスがそれほど良かったことに驚いています。非常に簡単そうなので、CEO はさらに探索しようと考えています。
トップ商談、受注/失注分析、アクション
「このダッシュボードをもう少し掘り下げてみよう」と言われました。そこであなたはドラッグダウンして、2 つの非常に便利なグラフをさらに表示します。1 つはチームのトップ商談所有者を示すもので、もう 1 つは受注/失注分析を示すものです。そして、ファセットによりグラフはさらに便利になっています。
- [Top Opportunity Owners (トップ商談所有者)] をタップし、棒をタップします。受注/失注分析グラフが再描画され、そのチームメンバーの四半期単位の結果が表示されます。ダイアログボックスの下部にある [商談の詳細] リストに移動すると、ダッシュボード全体が再描画され、その担当者の結果が表示されます。
- 次に受注/失注分析グラフをタップして、いずれかの週の棒を選択します。[Top Opportunity Owners (トップ商談所有者)] グラフが再描画され、チームのそのメンバーの商談が他のすべてのメンバーと比較されます。チームの各メンバーの商品販売状況を追跡するのに非常に便利ですね。
- さらに詳細を知るには、ドリルインすることができます。[Top Opportunity Owners (トップ商談所有者)] グラフを選択し、矢印アイコン をタップして拡大します。
- トップパフォーマーの棒を選択します。この担当者が成立させた商談の金額が表示されます。
- 画面の一番下にある [詳細] をクリックして、担当者の商談を表示します。右下にある [アクション] をタップすると、担当者の [アクション] メニューが開きます。
このように、そこから商談に対するアクションを実行できます。Laura と CEO は、1 つのダッシュボードでインサイトから直接アクションを実行できることを確認しました。Sales Analytics が非常に有用だと考える理由がまた増えました。
Laura と Sales Analytics、そしてあなたのすばらしいチームワーク
オフィスに戻る時間ですが、すばらしいランチでした。スマートフォンからアプリケーションの価値を CEO に示しました。CEO はアプリケーションに興味を持ち、あなたは今日の午後に CEO を Sales Analytics ユーザーとして設定します。
Laura もアプリケーションを使用して彼女のチームのすばらしい仕事を示すことができたので喜んでいます。さらに、Sales Analytics でパフォーマンスを高める方法について沢山のアイデアを得ました。
Sales Analytics をカスタマイズする方法は数多く存在することを忘れないでください。データセットを補足してダッシュボードに追加し、アプリケーションに表示される内容を調整できます。アイコンやその他のブランド設定要素をダッシュボードに追加できます。
あなたと Laura は他のユーザーにアプリケーションを見せて、改善方法についてアイデアをもらいます。反復的なアプリケーションライフサイクルにより、必要に応じて何度もすばやく簡単にアプリケーションを作成できます。もうその方法はご存知ですよね。