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ビルダーでインサイトを強化する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • インサイトビルダーでデータを操作する。
  • ビルダーで作成できるインサイトの例を参照する。

データを操作する

インサイトの基本要件は、データソース、基準、ディメンション (データのグループ化方法) です。それでは、インサイトビルダーを使用して、選択したデータモデルオブジェクトのデータをさらに操作する方法を見ていきましょう。 

単元 1 では結合ノードと集計ノードについて説明しました。  ここでは、残りのインターフェースノードオプションについて説明します。 

インサイトビルダーのノードオプション

ノード

説明

ケース

特定の条件に基づいて結果を絞り込むロジックステートメントを作成します。

作成日が 2020 年 12 月 1 日より後の場合、取引先名を指定する

検索条件

基準とディメンションの検索条件を定義して、条件が満たされたタイミングに基づいて結果を減らします。 

合計数 > 100 の場合

変換

選択したデータオブジェクトの項目に基づいて、データを変更またはクリーニングします。  

作成日を更新して、曜日を表示する

算術式

算術計算を記述して、セグメンテーション検索条件で使用するインサイトを作成します。

顧客生涯価値 (CLV) から顧客生涯割引合計を減算する

そのデータを使用して、またはそのデータに対して他に何をする必要がありますか? 結果を減らす必要がありますか? さらに計算しますか? ニーズに応じて、ケース、検索条件、変換、算術式を使用し、より複雑な検索条件やデータクリーンアップ活動をクエリに追加できます。

メモ

ビルダーを操作する際に重要なのは、利用可能なオプションを理解することです。「インサイトビルダーでサポートされる関数」ページで、サポートされる関数とサポートされない関数の完全なリストを参照してください。

インサイトビルダーの例

インサイトビルダーを使用してアウトドア用品と衣料の小売企業である Northern Trail Outfitters (NTO) のインサイトを作成する手順を確認しましょう。テクニカルマーケターである Michele Hansley は、販売済みの特定の商品のユニット数を調べるように依頼されています。このデータは NTO の注文詳細データモデルオブジェクト (DMO) に存在します。この例では、Michele は productID ごとに注文全体の合計数量を把握する必要があります。以下に、サンプルデータを示します。

注文 ID

商品 ID

数量

13131

3131

2

52613

3155

5

23154

3131

1

14524

3521

10

そのための手順は次のとおりです。

  1. Data Cloud の [Calculated Insights (計算済みインサイト)] タブで、[New (新規)] をクリックします。
  2. [Create with Builder (ビルダーを使用して作成)] を選択して、[Calculated Insights (計算済みインサイト)] を選択します。
  3. ビルダーインターフェースから、[Select Objects (オブジェクトを選択)] をクリックします。
  4. 注文詳細 DMO を検索して、[Next (次へ)] をクリックします。
  5. 注文詳細 DMO の横にある [+] アイコンをクリックして、[Aggregate (集計)] を選択します。
  6. [Measures (基準)] で、[+] ボタンをクリックして、メトリクス関数のオプションを表示します。[+] ボタンを選択し、[Quantity (数量)] の横のラジオボタンをオンにして、[Next (次へ)] をクリックします。
  7. この基準の名前を追加して、[Apply (適用)] をクリックします。
  8. [Dimensions (ディメンション)] で、[+] ボタンをクリックして、項目オプションを表示します。ディメンションとして [Product ID (商品 ID)] の横にあるラジオボタンをオンにして、[Next (次へ)] をクリックします。
  9. ディメンションの名前を入力して、[Apply (適用)] をクリックします。
  10. 基準とディメンションの両方を追加したら、[Apply (適用)] をクリックします。
  11. 続いて、[Save (保存)] をクリックします。
  12. インサイトに Total Quantity Sold by Product (商品別販売合計数量) という名前を付け、簡単な説明を追加し、[Done (完了)] をクリックします。

上記の手順により、この SQL 式を使用するインサイトと結果が同じになるインサイトが作成されます。

SELECT ProductID, SUM(Quantity) as Total Quantity
FROM OrderDetails
GROUP by ProductID

ただし、インサイトが作成され、有効になった後のデータはどのようになるでしょうか? このインサイトの結果は次のようになる可能性があります。

商品 ID

合計数量

3131

3

3155

5

3521

10

このインサイトはマーケティングキャンペーンに直接使用されることはないかもしれませんが、Michele はこの情報を使用して、最も販売数の少なかった商品の販売促進を行うキャンペーンを作成するつもりです。また、Michele はこの新しいインサイトを将来的に別のインサイトを作成するために使用することも、新しいセグメントで使用することもできます。 

これは、Data Cloud のインサイトで実行できることのほんの一部に過ぎません。これで、インサイトビルダーを使用して独自のインサイトを作成するための知識が得られました。 

リソース

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