Service Cloud ペルソナについて学ぶ
学習の目的
このモジュールを完了すると、次のことができるようになります。
- 4 つの Service Cloud ペルソナを識別する。
- ペルソナを他のペルソナと区別する行動を観察する。
Service Cloud のペルソナ
この単元では Service Cloud のペルソナを紹介します。優れたカスタマーサービスは、カスタマーエクスペリエンスにとってきわめて重要です。これらのペルソナは、顧客へのサポート提供に携わるユーザーを表します。
ケース解決者
ケース解決者は顧客に直接サポートを提供し、エスカレーションされたケースを処理します。電話、メール、Live Chat、ときにはソーシャルメディアで顧客とやりとりします。ケース関係者は大卒の経験豊富なエージェントである可能性があります (ほぼ半分のケース解決者に 10 年以上の経験があります)。
ほとんどのケース解決者は 1 日に 5 時間以上 Salesforce にログインした状態で過ごします。その時間のほとんどを次のことに使います。
- 活動の記録
- 顧客の問題のトラブルシューティング
- 既存顧客の更新
- ケースの状況の参照
- 同僚とのコラボレーションによるケースの解決
ケース解決者は 3 回のうち 1 回、顧客との初回のやりとりでケースを解決できます。それ以外の場合、ケースの解決に数日~数週間かかることがあります。ケース解決者のほぼ半分は、顧客と継続的にやりとりしてサポートを提供している可能性があります。
エキスパートエージェント
エキスパートエージェントは、エスカレーションされたケースの解決、ナレッジ記事の作成や編集による会社の知識ベースへの寄稿、他のエージェントのトレーニングを行います。
ほとんどのエキスパートエージェントは電話やメールを使用して顧客とやりとりします。Live Chat やソーシャルメディアでサポートすることもあります。エキスパートエージェントの半分以上は 6 年以上の経験があり、50% は大卒です。
ケース解決者の大半は 1 日に 5 時間以上 Salesforce にログインした状態で過ごします。その時間のほとんどを次のことに使います。
- 顧客の問題のトラブルシューティング
- ケースの状況の参照
- 活動の記録
- 同僚とのコラボレーションによるケースの解決
- サポートケースの作成
エキスパートエージェントが顧客との 1 回のやりとりで解決可能なケースを処理することは、ケース解決者 (ケースの 19% を 1 回のやりとりで解決) ほど多くありません。
チームリーダー
チームリーダーはエージェントを監督、管理、トレーニングします。ほとんどのチームリーダーは 1 日に 5 時間以上を Salesforce に投じています。その時間のほとんどを次のことに使います。
- 特定のケースの状況を参照
- レポートとダッシュボードの作成と表示
- 同僚とのコラボレーションによるケースの解決
- 顧客の問題のトラブルシューティング
- ケースの所有権をスーパーバイザーや別のエージェントに変更
チームリーダーは約半分の時間を顧客と直接やりとりすることに使います。チームリーダーは四半期チェックを実行し、フィードバックとコーチングを提供します。チームリーダーの半分以上は 1 ~ 20 人のメンバーを管理しています。
サービス管理者
サービス管理者は組織の Service Cloud インスタンスを管理維持します。レポートやダッシュボードも作成します。
ほとんどのサービス管理者は 1 日に 5 時間以上を Salesforce に投じています。その時間のほとんどを次のような管理タスクに使います。
- Salesforce のカスタマイズと管理
- レポートとダッシュボードの作成と表示
- ユーザーや取引先の作成
- 特定のケースの状況を参照
- 顧客の問題のトラブルシューティング
サービス管理者の約半分は毎日または毎週 Salesforce を変更しています。サービス管理者の 1/4 は 1 年に数回 Salesforce を変更するか、まったく変更しません。
サービス管理者は多くの場合、他の Salesforce 製品 (Chatter、Sales Cloud、Salesforce モバイルアプリケーション、デジタルエクスペリエンス、ナレッジ記事、Live Agent、Einstein Analytics など) も担当しています。
これで Sales Cloud とService Cloud のペルソナの詳細がわかりました。次の単元では、もう 1 つのクラウドベースのペルソナグループである Marketing Cloud Engagement ペルソナについて説明します。
リソース