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トレーニング計画の作成

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • ユーザー向けに基本的なトレーニング計画を作成する。
  • オーディエンスに基づいた Salesforce のユーザーシナリオを定義する。

計画への 3 ステップ

トレーニング計画により、すべてのユーザーが確実に必要なトレーニングを受けられるようになります。目標は、使いやすくて一貫性があり、ユーザーのあらゆる疑問やニーズに対応する、拡張性の高いトレーニングプログラムを作成することです。 

主要な手順には次の 3 つがあります。

  1. 利用者を識別する。
  2. 関連するトレーニングシナリオを決定する。
  3. トレーニング計画を定義する。

各ステップについて詳しく見ていきましょう。

利用者の識別

利用者を知ることは、トレーニングの成功に不可欠です。Salesforce では、さまざまな種類のユーザーがそれぞれの目標を持ち、さまざまな作業を実行します。ユーザーの役割に焦点を当て、ユーザーの日々の作業に関連するトレーニングシナリオを作成します。

このためには、次のことを知る必要があります。

  • トレーニングを受ける必要があるのは誰か
  • ユーザーが作業で使用するのはどのプロセスか
  • Salesforce で実行できるのはどのシナリオか、または標準的な一連のプロセスか

たとえば、次の表は、役員、営業マネージャー、営業担当がこのアプリケーションを操作する方法を示しています。

トレーニング領域

営業担当

営業マネージャー

役員

リードプロセス

x

x

セールスプロセス

x

x

活動の追跡

x

取引先および取引先責任者管理

x

レポートとダッシュボード

x

x

x

トレーニングシナリオの決定

学習者に関連性のあるシナリオを含めると、トレーニングの効果が高まります。シナリオとは、ユーザーが通常 Salesforce を使用して日常的に行う一連のプロセスです。  

営業担当のシナリオの例を見てみましょう。  

見込み客とのミーティングの前に、営業担当は関連情報を確認して準備をします。Salesforce を使用してこれを行う方法: Salesforce で取引先、取引先責任者、および活動履歴を確認します。

ミーティングが終了したら、営業担当は重要なミーティングの成果を記録します。Salesforce を使用してこれを行う方法: 進行中の商談を更新し、フォローアップ ToDo をスケジュールします。

外出中、営業担当は重要な情報にすばやく簡単にアクセスして更新する必要があります。Salesforce を使用してこれを行う方法: Salesforce モバイルアプリケーションを使用して外出中に同じ操作をすべて実行できます。

まとめると、この営業担当が効果的に業務を行うには、Sales Cloud 内の取引先、取引先責任者、活動履歴、商談、ToDo を使用する方法を知る必要があります。 

男性がマネージャーから提示されているトレーニングドキュメントを見ています。

トレーニング計画の定義

計画は、実際のところ、トレーニングを受ける必要のある人 (ユーザー) と、その人たちに必要なトレーニングの内容 (シナリオ) の指標に過ぎません。

新規ユーザーには次のトレーニング計画が推奨されます。

稼働開始前

稼働開始後

1.Salesforce の基礎

2.シナリオトレーニング

  • 「業務遂行」トレーニング
    • ホームページ
    • セールスプロセス
    • 主要なレポートとダッシュボード
    • モバイルアプリケーションの使用

3.復習トピック

  • Salesforce ナビゲーションの復習
  • ユーザーからの質問に基づく最重要ヒント

シナリオとトレーニング計画の定義に関するガイダンスは、「リソース」セクションにリンクが記載されている『Salesforce 導入ワークブック』の「トレーニングの計画」セクションを参照してください。

トレーニングは 1 回限りのものではありません。トレーニングは、ユーザーが Salesforce を使い始める前にオンボーディングとして提供され、問題が発生した場合にはトラブルシューティングなど、継続的なサポートとして利用できる必要があります。ユーザーエンゲージメントや学習ジャーニーの詳細については、「リソース」に記載されている Trailhead モジュール「ユーザーエンゲージメント」を参照してください。

分割された青い円。トレーニングジャーニーを表す 4 つのアイコン (オンボーディング、機能の発見、ヘルプとトラブルシューティング、深化学習) が表示されています。

リソース

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