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トレーニングライブラリを作成する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Salesforce が作成したエンドユーザートレーニングを検索する。
  • イネーブルメントサイトが企業のユーザートレーニングにどのように役立っているかを説明する。

トレーニング計画をトレーニングアクションに変える

これまで、オーディエンスを識別する方法と、対応するシナリオをいくつか説明してきました。ですが、トレーニングのアイデアを実践的なものにするには、どうすればよいのでしょうか? 最終的には、Salesforce コンテンツと独自にカスタマイズした学習リソースを組み合わせて使用することになるかもしれません。

Salesforce の標準トレーニングの使用

Salesforce では、チーム内で共有できるエンドユーザートレーニングを数多く作成しています。すでに作成されているトレーニングであるため、これを利用することでトレーニングを手っ取り早く促進できます。Salesforce はお客様の組織のカスタマイズや独自のワークフローについては何も把握していないため、Salesforce のトレーニングコンテンツは、概念的な情報、オンボーディングの基本、一般的なタスクに最適です。

どこから始めればよいかわからない場合は、トレーニング計画を参照し、各ユーザーの学習目標を見極めます。「トレーニング計画の作成」単元の「トレーニングシナリオ」のセクションを参照すると、トレーニング計画に関する説明を再確認できます。その上で、ユーザーに適したトレーニングを検索してください。

こうして Trailhead を利用しているのですから、Trailhead ではゲームのように楽しく Salesforce について学習できることはもうご存じだと思います。Trailhead を検索して、ユーザーとビジネス目標に関連する学習コンテンツを見つけましょう。エンドユーザー専用に作成されたコンテンツを確認するには、[ロール] の [ビジネスユーザー] タグを使用します。 

[ビジネスユーザー] タグを使用してコンテンツを絞り込む

複数の異なるモジュールをユーザーと共有する場合は、Trailmix を試してみてください。Trailmix は大ヒット曲を集めたカスタムプレイリストのようなもので、お気に入りのものを選ぶことができます。ユーザーが取り組む学習コンテンツを簡単にパッケージできます。また、お好きな Trailhead コンテンツを使用することもできます。詳細は、「リソース」セクションを参照してください。

Salesforce ヘルプも合わせて利用してください。システム管理者以外でも参考になります。Salesforce ドキュメントサイトには、エンドユーザー向けのステップバイステップのトレーニングが多数用意されています。ユーザーは、グローバルヘッダーからガイダンスセンターを開くことで、作業しながら Salesforce で推奨されたヘルプにアクセスすることもできます。ガイダンスセンターのカスタマイズ方法については、このモジュールで後ほど詳しく取り上げます。

以下に、エンドユーザー向けの最適なリソースを見つけるためのプロのヒントを紹介します。

  • ヘルプトピックを確認する際に、左パネルの目次を参照し、ユーザーが知っておく必要のあるタスクや概念を探す。
  • 特定のタスクを検索し、検索結果ページでドキュメントコンテンツ種別条件を使用する。
  • 説明トピックのユーザー権限の表を確認し、手順がエンドユーザーに適用されることを再度確認する。
  • 動画へのリンクを探し、ヘルプページの下部にある「関連トピック」セクションで関連コンテンツを確認する。
  • 「リリースノート」の「機能が使用可能になる方法と状況」ページで、ユーザーが利用できるようになった新機能や更新された機能について確認する。

ゼロからの作成

すぐに使用できるドキュメントは優れたリソースですが、会社独自のカスタマイズやプロセスが反映されていない可能性があります。そのような場合は、自分でコンテンツを作成する必要があるかもしれません。 

白紙の状態から開始する場合は、Salesforce リソースを確認することで、手順に含める重要な内容を把握したり、ユーザーに利点やベストプラクティスを伝える方法を理解したりすることができます。

クイックスタートや入門ガイドを作成する際には、以下のヒントを使用するとより効果的なトレーニング資料を作成できます。

手順をわかりやすくする

適切なタイミングでメモを追加する

視覚的に強調する

項目、レコード、オブジェクトなど、現在のユーザーインターフェースの表示ラベル名を使用する。

ボタン、リンク、その他ユーザーがクリックする可能性のあるものの表示ラベルを太字にする。

ビジネスプロセス固有の詳細を追加する。

手順によってユーザーが実行する必要のある作業に影響が及ぶ場合は、その手順の前にメモを追加する。

知っていると便利な情報や次の手順に関して、最後にメモを追加する。

ユーザーにとっての利点を冒頭に記載する。

説明している該当領域にズームインする。

境界線を適用する。

スクリーンショットの上にテキストを表示するのではなく、スクリーンショットの下に説明を記載した番号付きのコールアウトを使用する。

色、幅、線幅の標準を文書化し、それに従う。

コンテンツをレベルアップさせるためのより簡単でシンプルなヒントは、リソースを参照してください。

企業では、内部 Wiki ページ、PDF、画面録画など、さまざまなツールを使用してトレーニングを作成し、提供することがよく行われます。これにはすべて、長所と短所があります。ゼロから開始する場合でも、トレーニング作成計画を見直す場合でも、新しいトレーニング資料の作成にはイネーブルメントサイトの使用を検討することをお勧めします。

イネーブルメントサイトとは何ですか? ブランド設定されたエクスペリエンスを通じて提供される会社独自の学習コンテンツで、Trailhead オンライン学習プラットフォームを基盤としています。同じインタラクティブで楽しい学習エクスペリエンスを使用して、次のような独自のトレイルとモジュールを作成して公開できます。ただし、それは従業員にのみ提供されます。

  • 従業員とパートナーのオンボーディング: 組織独自のモジュールを提供して、新しい従業員とパートナーを迎え入れます。
  • キャリア開発: 継続的に学習する文化を構築することで、従業員とパートナーのモチベーションを高め、エンゲージメントを維持し、キャリアアップをサポートします。
  • 顧客、パートナー、従業員のトレーニング: 顧客、パートナー、従業員に製品の使用方法を教えるためのスキルベースのモジュールを作成します。Experience Cloud を統合して、プログラムを拡張します。

イネーブルメントサイトを使用して、従業員のオンボーディングの迅速化、生産性の飛躍的な向上、導入の促進、企業文化の構築を実現する方法の詳細は、「リソース」セクションを参照してください。

リソース

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