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使用量管理について知る

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 消費ベースの商品の課題を挙げる。
  • 使用量管理について説明する。
  • Agentforce Revenue Management での使用量管理の位置づけを説明する。
  • 使用量管理の利点を理解する。

始める前に

このモジュールを受講する前に、以下のコンテンツを修了していることを確認してください。ここでの作業は、そのコンテンツの概念や作業に基づいて行います。

Note

Revenue Cloud は Agentforce Revenue Management に名称が変更されました。アプリケーションやドキュメント内で Revenue Cloud という名称が引き続き使用される場合があります。

消費ベースの商品の課題

クラウドストレージやデータ使用量などに対して支払う場合、通常は使用した分だけを支払い、それ以上でもそれ以下でもありません。このような商品は消費ベースの商品と見なされ、顧客は実際に使用した分だけを正確に支払います。

たとえば、あなたの組織が、顧客あたり毎月最大 100 GB のクラウドストレージを提供しているとします。20 GB しか使用しない顧客もいれば、上限を超過する顧客もいます。価格設定の公平性を確保するため、課金は各顧客の実際の使用量に基づいて行われます。これが消費ベースの商品やサービスの本質です。

ただし、このような商品を追跡、管理、請求することは難しい場合があります。営業、カスタマーサポート、請求の各チームは、時間のかかるプロセスや分断されたシステムに依存していることがよくあります。

たとえば、無制限データを提供するモバイルプランでは、次のような作業が必要な場合があります。

  • 手作業による追跡: 請求チームが、ネットワークレポートを通じて各顧客のデータ消費量を追跡します。
  • 顧客への通知: カスタマーサポートが、使用制限に達しそうな顧客にアラートを送信します。
  • 複雑な請求: 使用制限を超過した顧客が「追加利用」プランを購入した場合、経理部門がその顧客の月次請求に 1 回限りの請求を追加します。顧客の月次請求に 1 回限りの請求を追加する手作業は、ミスが発生しやすく、請求の遅延につながる可能性があります。

こうした分断されたソリューションは、顧客の不満につながる場合があり、複雑で非効率なプロセスは収益に悪影響を及ぼします。

そこで、Agentforce Revenue Management と使用量管理を導入することで、商品提供に柔軟性をもたらすことができます。

使用量管理の概要

Agentforce Revenue Management の使用量管理を使用して、企業は消費ベースの商品を正確かつ明確に定義、測定、レート計算、請求することができます。

クラウドストレージ、ソフトウェア取引、デジタルダウンロードなど、さまざまな商品で、使用量管理は次のことを保証します。

  • 顧客は支払済みの内容にアクセスできます。
  • 企業は顧客の消費量を追跡し、レート計算できます。
  • チームは正確に請求し、エンタイトルメントを明確に把握できます。

商品を簡単に定義し、使用量ポリシーを設定し、希望するレート設定ロジックを実装できます。使用量管理には、消費ベースの商品向けに設計された販売システムが含まれており、見積から注文までのプロセスに直接組み込まれています。その後、使用状況データを処理し、実際の消費量を反映した、請求に利用できるサマリーを生成します。このアプリケーションは、消費ベース商品向けのシステムの設定と自動化を簡素化し、商品の設計から販売、追跡、請求まで対応します。

Agentforce Revenue Management での使用量管理の位置づけ

使用量管理はスタンドアロン機能ではありません。Agentforce Revenue Management のコアコンポーネントである、設定、価格、見積 (CPQ)、納入商品管理、請求とシームレスに連携します。消費ベースの収益サイクル全体をカスタマイズできます。

それでは、Agentforce Revenue Management での使用量管理の位置づけを見ていきましょう。

CPQ との連携

営業チームは見積時に、消費ベースの商品を商品カタログから直接選択できます。初期見積には商品の使用量エンタイトルメントが反映され、正しい超過価格設定が適用されます。使用量管理は、使用量付与、使用量、超過料金など、これらの商品に構造を提供します。

これらの商品の料金の調整や交渉もできます。これにより、営業担当は明確な出発点を持ち、顧客のニーズに合わせて提案できるようになります。

納入商品管理の自動化

顧客が消費ベースの商品を購入すると、Agentforce Revenue Management によって納入商品が自動的に作成されます。使用量管理はこの納入商品に直接結び付けられており、使用量が時間の経過に応じて追跡されます。さらに、顧客の使用量、エンタイトルメント、残高のライブトラッカーとして機能するウォレットも作成されます。これは、繰越、更新、修正、キャンセルを含む、消費ベースの商品ライフサイクル全体を管理するのに役立ちます。

使用量管理データモデルは、これらの商品を設定および管理するために必要なオブジェクトと項目を提供し、注文の有効化時に関連レコードが作成されます。これにより、価格設定の詳細が注文から納入商品へ引き継がれ、ウォレットでチームと顧客の双方にリアルタイムの可視化が提供されます。

消費と請求の簡素化

使用量管理では、取引記録から使用状況データが取り込まれます。請求サイクルの終了日に、顧客の合計使用量を集計し、定義済みレートカードに基づいて超過料金が計算されます。この使用状況データに価格設定ロジックを適用することで、実際の消費量に応じた課金が算出されます。その後、請求書発行のために、集計されたレート情報が請求エンジンへ渡されます。

使用量管理はこれらのコアシステムと連携することで、初期見積から最終的な請求書まで、消費ベースの収益サイクル全体を自動化します。

使用量管理の主な利点

消費ベースの価格設定を採用する企業は、顧客のニーズに応じて拡張できる柔軟なソリューションを提供し、競争力を維持します。通信、金融、ヘルスケア、ソフトウェア、公益事業などの業界は、いずれもカスタムソリューションに依存しています。使用量管理は、こうした企業が業務効率を高め、販売を増やし、より良いカスタマーエクスペリエンスを提供するのに役立ちます。主な利点は次のとおりです。

利点

説明

業務効率

使用量管理は、追跡、集計、レート設定を自動化します。これにより、見積から現金までのプロセスが効率化され、財務チームの負担が軽減され、請求処理が迅速になります。組み込みの価格設定ルールは簡単に更新でき、プロセスの信頼性と柔軟性を維持します。

拡張性

API ファーストのアプローチで Salesforce Platform 上に構築された使用量管理は、成長企業向けに高い拡張性を提供します。大量の使用状況データや増加する消費ベースの商品に、パフォーマンスを低下させることなく対応できます。使用量ベースの商品の設定では、データ、分数、API コールなどのさまざまな消費量メトリクスに基づき、新商品を簡単に設定し、需要の増加に応じて拡張できます。

収益の増加

消費量のすべての単位を追跡し請求することで、手作業によるミスや使用量を測定できないことによって失われる可能性のある収益を確保できます。使用量管理は、超過料金の実装を簡素化します。営業担当は消費量の追跡データを活用して顧客のニーズを予測し、消費パターンに基づいて見積を作成します。

顧客の透明性と信頼性

使用量管理は、企業と顧客の双方に対して、使用状況データをほぼリアルタイムで可視化し、信頼の構築と請求トラブルの削減に貢献します。これにより、顧客は実際に消費した分だけ請求されることが保証され、課金の算出方法も明確に把握できます。

収益化モデルの柔軟性

使用量管理は、現代的で柔軟な価格設定モデルを可能にします。企業は従来の 1 回課金やサブスクリプション限定のモデルから脱却し、顧客が使用した分だけ支払える機能を提供できます。これは従量課金の価格設定や、多段階レートプランの契約交渉に不可欠です。

つまり、企業は業務効率を高め、収益を拡大し、顧客との信頼関係を築くことができます。

この単元では、使用量管理が消費ベースの商品の課題をどのように解決し、Agentforce Revenue Management のコア機能とどのように連携するかを学びました。次の単元では、使用量管理を効果的にしているコンポーネントについて見ていきます。

リソース

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