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設定の概要

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 対象リベートと適用済みリベートの概念を要約する。
  • 統合に必要な 2 つの主要な Lightning コンポーネントを確認する。
  • 3 つの主要な設定ステップを挙げる。

まとめ: 対象リベートと適用済みリベート

Cindy が行った設定の確認に進む前に、ここまで学んだことをまとめてみましょう。

Vance と Jesse は、次の 2 つの主要なコンポーネントでいくつかの作業を行いました。 

  • 契約レコードと注文レコードのカード。ここで対象リベート種別と適用済みリベート種別を確認できます。
  • 契約レコードの [関連] タブ。ここで報奨金や対象資格基準などのリベート種別の詳細を変更できます。

Vance が APAC を拠点とする Meridian Partners の契約で次の作業を行いました。まず契約ページから、Meridian に既存のリベートがあるかどうかを [適用済み] タブで確認しました。次に [対象 ]タブに移動し、この APAC パートナーに利用可能なリベート種別を確認しました。[対象] タブから、3 つのリベート種別を Meridian の契約に関連付け、このメンバーに新しいリベートプログラムを作成しました。Meridian の新しいリベートプログラムに、関連付けられているすべてのリベート種別が表示されます。

Meridian Partners の注文が入り始めたとき、Jesse が注文の処理に取り掛かりました。まず注文レコードで Meridian に適用可能なリベート種別を確認しました。 

契約ページでは、Vance が [リベート種別] タブを使用してリベート種別に対象の商品を追加しました。Jesse が追加した商品に基づいて適用可能なリベート種別が注文レコードに表示されました。

Meridian Partners がこの取引ですでに約束されているリベートの支払を考慮した後、Jesse はその注文内で商品の販売価格と割引について交渉することができました。注文はリアルタイムで変更できるため、パートナーとより効果的な会話ができました。このような交渉は Rayler Parts と Meridian Partners の双方に利益をもたらします。

プログラムリベート種別パネルの [対象] タブには、選択して契約に追加できるリベート種別が表示されます。プログラムリベート種別パネルの [適用済み] タブには、取引先が登録されているリベート種別が表示されます。

パネルとタブ

Cindy は設定にあたり、リベート管理に付属する Lightning コンポーネントを調べることから始めました。

見積、契約、注文、エンタイトルメント、商談、カスタムオブジェクトなど任意の営業オブジェクトのレコードページに、次の Lightning アプリケーションビルダーコンポーネントを追加できることがわかりました。

  • プログラムリベート種別パネル: このコンポーネントには、特定のレコードの対象リベート種別と適用済みリベート種別のリストが表示されます。リベート種別の対象資格基準が注文、商談、または契約のデータと一致すると、レコードページにあるこのコンポーネントの [対象] タブに、そのレコードの対象リベート種別が表示されます。メンバーがすでにリベート種別に登録済みで、そのインセンティブの支払を受け取っている場合は、その情報が [適用済み] タブに表示されます。また、取引先マネージャーが [対象] タブから 1 つ以上のリベート種別を選択してレコードに追加すると、それが [適用済み] タブに表示されるようになります。適用済みリベート種別については、指標種別や報奨金階層などの詳細も表示されます。
  • プログラムリベート種別タブ: オブジェクトレコードのこの関連タブに、その特定のレコードに適用されるリベート種別の詳細が表示されます。ユーザーは、報奨金階層の追加と編集、リベート種別の削除、適用されるリベート種別の対象資格基準の追加を行うことができます。
    Lightning アプリケーションビルダーで使用可能なプログラムリベート種別のパネルとタブ。

Cindy は、これらの事前定義されたリベートコンポーネントを契約オブジェクトと注文オブジェクトのページレイアウトに追加しました。ただし、これは設定の最後のステップで行いました。これについては単元 6 で説明します。 

ここでは、設定プロセスの概要を見てみましょう。

Cindy が行った設定

Cindy は 3 つの重要な設定を行い、セールスプロセスとインセンティブ管理をシームレスに統合しました。重要なステップは次のとおりです。

  1. 対応付け: Cindy は契約、注文、取引記録の間でデータの対応付けを行いました。この対応付けにより、対象資格の条件が処理され、契約の取引先テリトリーが APAC の場合、または注文品目の商品が Radius CPro である場合のリベート種別が判断されます。
  2. フロー: ユーザーが選択したリベート種別を契約に追加できるようにする画面フローを設計しました。この画面フローによって、ユーザーがリベート種別を選択して対象オブジェクト (この場合は契約) に追加する場合の ToDo フローを設計するビジネスプロセスが自動化されます。
  3. Lightning アプリケーションビルダー: 契約と注文の関連ページレイアウトに 2 つの Lightning コンポーネントを追加しました。この 2 つのコンポーネントは、プログラムリベート種別パネルとプログラムリベート種別タブです。

これについては後続の単元でそれぞれ説明します。

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