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Transactional メッセージとプロモーションメッセージの併用

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • プロモーションメッセージング戦略を Transactional 送信と結び付ける。
  • 1 つのプラットフォームから送信することでカスタマーエクスペリエンスにどのような影響を及ぼすことができるかを明らかにする。

すべてのメッセージを同じプラットフォームから顧客に送信するというのは簡単なことのように思えますが、多数のマーケティング担当者はメッセージごとに異なるプラットフォームを使用しています。たとえば、プロモーションメッセージに 1 つのプラットフォームを使用し、Transactional メッセージに別のプラットフォームを使用していることがあります。このような設定では、サイロ化されたチームからばらばらのメッセージが送信されることが少なくありません。 

すべてのメッセージを Marketing Cloud Engagement プラットフォームから送信すれば、最終受信者とマーケティング担当者の両方にメリットがあります。マーケティング担当者にとっては、Transactional メッセージとプロモーションメッセージの両方を同じ場所から送信することで次のことが可能になります。

  • カスタマージャーニーの全体像を描き出す。通常エンドツーエンドのカスタマージャーニーでは各種のメッセージが行き交います。すべてのメッセージを同じ場所から送信すれば、エクスペリエンスを一貫性のあるものにすることができます。
  • プログラム全体のレポートを簡単に作成する。同じプラットフォームから送信する場合は、両方のメッセージに関するレポートのメトリクスが同じになるため、1 つのレポートに簡単にまとめることができます。
  • カスタマーエクスペリエンスを追跡する。1 つのプラットフォームでレポートを作成する利点は、一般的な顧客のパターンを明らかにできることです。「プロモーションメッセージへのエンゲージメントがピークに達するのは、Transactional メッセージが送信される直前か?」「特定の Transactional メッセージへのエンゲージメントが、購読取り消しの前兆になるか?」といったパターンです。メッセージとエクスペリエンスを横に並べて比較できれば、こうしたインサイトを簡単に見出すことができます。
  • アセットやデータを再利用する。同じテンプレート、データアセット、コンテンツブロックを使用すると、プロモーションメッセージと Transactional メッセージの両方でコンテンツを最適化し、パフォーマンスやコンバージョンを向上させることができます。

プロモーションメールを送信する場合は顧客から同意を取り付ける必要がありますが、ほとんどの Transactional メールは許可なく送信できます。とはいえ、Transactional メールを受信箱に確実に届けるためには慎重を期す必要があります! メッセージに Transactional 目的の内容が記載されていなければなりません。つまり、最初に表示される主なメッセージは Transactional コンテンツで、何らかのプロモーションコンテンツはその下に配置します。この一例となる購入確認メールでは、メールの上半分にトランザクションの詳細を示し、顧客の購入に基づく推奨商品をメールの下部に配置します。 

プロモーションメッセージと Transactional メッセージの両方を 1 つのプラットフォームから送信すれば、カスタマージャーニーの全体像を把握しやすくなります。また、月次のニュースレターから購入確認まで、すべてのメッセージに一貫したトーンを使用することで、つながりのあるカスタマーエクスペリエンスが実現します。 

Transactional メッセージは受信者がほぼ確実に開きます。受信者が目にするメッセージを最大限に活用し、顧客が簡単にエンゲージできるメッセージを記載して一貫したエクスペリエンスを創出します。

リソース

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