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Trailhead を使用する一般的なシナリオを知る

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Salesforce の採用を促進するトレーニング戦略について説明する。
  • Trailhead を使用して学習文化を築く手法を特定する。

はじめに

Trailhead がデジタル変革の大きな部分を占める企業には、大きなメリットがあります。企業は、どこにいてもシームレスにつながるデジタルエクスペリエンスを提供するための道を切り開くことができます。Trailhead を使用してスキルギャップを埋め、成功するデジタル組織を構築し、成長と変革を遂げます。次のシナリオを考えてみましょう。それぞれのシナリオは、Trailhead を企業の変革の基本とすることで得られる具体的なメリットを明確に示しています。

従業員のスキルアップと人材確保

今日では、デジタル化に対応することが従業員の課題となっており、従業員への投資は自社への投資でもあります。従業員は学べば学ぶほど、やりたいこと (できること) が増えていきます。あなたの会社の分析チームは、カスタムレポートに対する要求の数に圧倒されています。あなたは、レポート要求を確認し、ユーザーが求めている情報は、ダッシュボードによっても提供できることに気付きます。そこで、従業員に、カスタムレポートの要求を送信する前に Trailhead でレポートとダッシュボードバッジを完了することを要求します。分析チームが受け取るカスタムレポート要求は減ります。ユーザーは自己解決できるようになり、これまで自分でできるとは想像もしなかったことをできるようになります。

Trailhead によって、分析チームが他の作業に時間を費やせるようになっただけでなく、ユーザーは新しいスキルを意欲的に習得するようになりました。プロセスはより効率的になり、ユーザーは学ぶことの価値を理解します。忘れてはならないのは、学習に投資している企業は従業員を維持できる可能性が高いということです。つまり、学ぶ機会 = 従業員の定着となります。 

Salesforce の導入促進と生産性向上

あなたの会社が Salesforce エコシステムに参加しようとしているすべてのビジネスに共通する、実装後の利用促進という問題に直面しているとします。あなたは、Experience Cloud と Sales Cloud を同時に実装していて、それは何千もの従業員に影響します。Trailhead 支援者としっかりとした計画が必要になることはわかっています。

あなたは、まず、Trailhead Enablement Services を使用して、変更管理ゲームプランと学習プログラムを作成します。次に、カスタムワークショップを作成して、会社の特定の目標に向けてイニシアチブを主導するユーザーのイネーブルメントを行います。中心的な Trailblazer が確かな知識を習得し、その経験を積極的に共有するようになったら、あなたは、その他の従業員のイネーブルメントを開始します。 

すべての部署から関係者を集めて、各チーム用にカスタマイズされた学習計画を作成します。チーム固有の Trailmix を作成して、適切な個人が適切なバッジを獲得できるようにします。そして、Trail Tracker によって進行状況を追跡します。新しく習得した専門知識が共有されるように、Trail Tracker データを分析して追加のバッジを獲得しているユーザーを特定し、そのユーザーとそのスキルを必要としている他のチームとを結び付けます。 

Trailblazer は、Trailhead が自分に合わせてカスタマイズされていることに喜びます。また、学習がハンズオン形式で理解しやすい量に分割されて提供されるのも好都合です。そして、Salesforce の機能によって業務や生活が楽になることを理解できます。友好的な競争や Trailhead ランク昇格のインセンティブを付け加えれば、Trailhead は Salesforce 利用を促進するための架け橋になるでしょう。

Salesforce 内での営業チームとサービスチームのイネーブルメント

あなたの会社がレガシーシステムを排除することによってテクノロジーエコシステムを簡略化する時期が来ることもあるでしょう。あなたは、営業チームとサービスチームに Salesforce を使い始めることにします。Salesforce の専門知識を持った従業員は非常に少ないため、イネーブルメントは大きな課題です。 

あなたは、Trailhead を探索し、さまざまなチーム用に適切に選定されたトレイルを見つけます。しかし、会社には非常に具体的な人事トレーニングがあり、あなたはこのトレーニングと特定した Trailhead コンテンツを一緒に配信したいと考えています。このニーズを満たすために、myTrailhead を導入します。これであなたの会社は、すべてのトレーニングニーズを一元的に管理できる場所を用意することができました。

あなたは、myTrailhead を使用して、現在の営業チームとサービスチームのスキルアップだけでなく、経歴や役割を問わず、すべての新入社員のオンボーディングプロセスにも使用します。また、個人の成長も支援します。Salesforce のスキルだけではなく、他のテクノロジーや、パブリックスピーキングなどのビジネススキルとソフトスキルに関する学習モジュールも割り当てます。さらに、役立つ Trailhead Live セッションも推奨します (これについては後で詳しく説明します)。 

このようにして、あなたはカスタマイズされた学習を迅速に提供することにより、営業チームとサービスチームの進化、成長、成功をサポートできるようになりました。あなたの会社は、myTrailhead を使用して学習の文化を培うモデルです。

デジタル戦略の開発と専門知識の習得

あなたのいる小売業界ではデジタル化が急速に進んでおり、あなたの会社は顧客がいる場所で顧客に対応したいと考えています。あなたは、Customer 360 Guide for Retail (Customer 360 小売業向けガイド) を使用して、デジタル世界で顧客のニーズを満たす方法について理解を深めます。ガイドのベストプラクティスや成功事例を調査して分析した結果、あなたの会社はすべてのデジタルタッチポイントで顧客と関わるには、Salesforce Service Cloud が必要であると判断します。 

Customer 360 Guide for Retail (Customer 360 小売業向けガイド) の成功へのパスの画像。

あなたの会社はガイドの成功へのパスに従って、Service Cloud を実装します。目標が設定され、達成されます。従業員がエキスパートになります。ソリューションが提供されます。こうして、あなたの会社は、顧客のいる場所で顧客にサービスを提供し、大きな成功を収めます。これはすべて、Customer 360 Guide for Retail (Customer 360 小売業向けガイド) の無料ガイダンスを活用して実現できます。

インストラクターの指導による学習を活用した組織全体での専門知識の向上

あなたの会社は、よりパーソナライズされたカスタマーエクスペリエンスを追求することにしました。徹底した調査の結果、Salesforce Marketing Cloud Engagement がこのニーズに最も適していることがわかりました。けれども、あなたは成功の鍵を握るのはユーザーの Marketing Cloud Engagement に対する習熟度と理解度であり、ユーザーの学習を支援する計画が必要であることにすぐに気がつきます。 

そこで役立つのが Trailhead Academy です。まさに、Trailhead Academy には、Salesforce のエキスパートが講師を務める Marketing Cloud Engagement に特化したコースが複数用意されています。あなたは、マーケティングチームのリーダーをこのコースに登録します。この従業員は知識を習得し、意気揚々と戻ってきます。Marketing Cloud Engagement が実装され、あなたの会社は複数のチャネルやデバイス上で適切にパーソナライズされたジャーニーを提供できるようになります。さらに、マーケティングチームはカスタマーリレーションのすべてのフェーズで適切なメッセージを適切なタイミングで提供できるようになります。従業員は Marketing Cloud Engagement の Trailhead バッジを獲得することで、機能や機能強化について常に最新情報を把握できます。 

これらのシナリオは従業員エンゲージメントを想定しています。ただし、必ずしもそれが前提となるわけではありません。学習する文化を培うには、従業員が学習に参加できるようにすることが非常に重要です。次の単元では、Trailhead で従業員エンゲージメントを高めて成功に導く、実績のある方法を紹介します。

リソース

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