資金提供商談を作成する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- 申込タイムラインを作成する。
- 資金提供商談を設定する。
- 助成金提供サイトテンプレートで資金提供商談がどのように表示されるかを説明する。
管理フェーズを完了する
前述のとおり、助成金の各案件は資金提供商談レコードを使用して追跡します。申込者は、そのレコードに対応することによって、申し込むことを決定します。資金提供商談には助成金の説明、申込の手順、申込および助成期間の長さに関する詳細を含めることができます。
さらに、資金提供商談を Experience Cloud サイトに表示することもできます。そうすれば、申込を検討している人が資金提供商談を確認して直接申し込むことができるため、スタッフがデータを入力する時間を節約できます。資金提供商談はすべての申込者に対して公開することも、招待限定の申込者グループを選択することもできます。
この単元では、資金提供商談を作成して設定する方法を学習してから、Experience Cloud でどのように機能するかを確認します。
この手順では、引き続き前の単元の例を使用し、Access to Nutritious Food プログラムの食料システム開発の資金提供商談を作成します。
申込タイムラインを作成する
各資金提供商談は必要に応じて申込タイムラインに関連付けることができます。
申込タイムラインは授与前フェーズと授与フェーズでの基本的な日付を設定するものです。タイムラインによって、商談の申込受付開始日、申込期限、決定日が決まります。
ここで申込タイムラインを作成します。トライアル組織で同じ手順を実行できます。
-
アプリケーションランチャー () で、[Application Timelines (申込タイムライン)] を見つけて選択します。
-
[New (新規)] をクリックします。
- タイムラインに関する詳細を次のように指定します。
- Name (名前):
Food Systems Development Timeline
(食料システム開発タイムライン)
- Application Open Date (申込受付開始日): 今月の初日。
- Application Close Date (申込終了日): 今月の末日。
- Decision Release Date (決定リリース日): 来月の末日。
- 型: 助成金提供。
- Name (名前):
- 作業内容を保存します。
申込タイムラインは複数の資金提供商談に使用できます。たとえば、今四半期に申込を受け付けるすべての助成金に対して 1 つの申込タイムラインを設定し、それを別の資金提供商談に関連付けることができます。
資金提供商談を作成する
次に、資金提供商談を作成します。
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アプリケーションランチャー () で、[Funding Opportunities (資金提供商談)] を見つけて選択します。
-
[New (新規)] をクリックします。
- 次の詳細を指定します。
- Name (名前):
Food Systems Development
(食料システム開発)
- Program (プログラム): Access to Nutritious Food。
- Status (状況): Planned (計画済み)。Experience Cloud サイトでの商談の表示方法によっては、商談を公開するかどうかがこの設定で決まります。
- Application Timeline (申込タイムライン): Food Systems Development Timeline (食料システム開発タイムライン)。
- 申込手順と商談の説明を入力します。
- Minimum Funding Amount (最小資金提供金額):
25000
- Maximum Funding Amount (最大資金提供金額):
200000
- Budget Template (予算テンプレート): 現時点では空白のままにします。予算テンプレートとは、カテゴリと期間が事前設定されていて予算値が含まれていない予算レコードです。Experience Cloud の助成金提供サイトで使用すると、助成金希望者が要件に合った構造のデータを作成できます。
- Name (名前):
- 作業内容を保存します。
資金提供商談レコードで、入力した詳細を確認します。[Related (関連)] タブで、個別の申込と資金授与のリストを見つけます。各申込を受け付けて授与を決定する過程で、これらのリレーションによって商談全体での活動を追跡できます。
資金提供商談レコードでは、商談を申込フォームテンプレートに関連付けることもできます。ただし、フォームを資金提供商談に関連付ける前に、Omnistudio、Flow Builder、アクションプラン、その他のいくつかの助成金提供オブジェクトを使用してフォームを設定する必要があります。そのプロセスについてはここでは説明しません。詳細は、Salesforce ヘルプの「助成金提供フォームの作成」を参照してください。
資金提供商談と助成金提供 Experience Cloud サイトテンプレートを理解する
資金提供商談と申込フォームは、申込希望者に向けて Experience Cloud サイトに表示できます。いつどのように表示するかは自由に決めることができます。どの状況で資金提供商談を公開しますか? ログインなしで誰でも資金提供商談を参照できるようにしますか? それとも登録したユーザーのみが資金提供商談を参照できるようにしますか? 一部の資金提供商談を招待限定または特定の申込者向けにしますか? 申込者は申込フォームについてどのようにコラボレーションができますか?
Experience Cloud は汎用性の高いツールであるため、ニーズに合わせてカスタマイズできます。Experience Cloud サイトを設定するときに検討すべきその他の事項については、Trailhead の「Experience Cloud 用の助成金提供サイトテンプレート」や「リソース」のその他のリンクを参照してください。
資金提供商談が Experience Cloud サイトに表示されたら、申込が来るのを観察できます。次の単元では、個別の申込と助成金提供ライフサイクルの授与前フェーズについて学習します。
リソース
- Salesforce ヘルプ: 助成金提供の助成金制度の管理
- Trailhead: Experience Cloud 向けの助成金提供サイトテンプレート
- Salesforce ヘルプ: 準拠データ共有を使用した CRM または Experience Cloud での助成金提供レコードの安全な共有
- Trailhead: Experience Cloud 向けの助成金提供サイトテンプレート
- Trailhead: Experience Cloud を使用したリーチの拡大