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エンタープライズテリトリー管理の使用開始

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。
  • エンタープライズテリトリー管理の基本的な用語を定義する。
  • エンタープライズテリトリー管理機能をオンにして、デフォルトのアクセスレベルを定義する。
  • テリトリー種別、テリトリーモデル、テリトリーを作成する。

はじめに

時としてテリトリーを決めておくことが望ましい場合があります。たとえば、営業チームは、誰がどの取引先を担当するかを追跡する必要がありますよね? この追跡を行う最適な方法が、チームに営業テリトリーを設定することです。

地域ごとにテリトリーに分割された地図

営業テリトリーを定めれば、どの担当者がどの取引先や商談に割り当てられているかを簡単に追跡できます。テリトリーを効率的に管理することで、リソースを効率的に割り当てることになるため、売上や利益が最大となる可能性が高まります。さらに、テリトリー管理によってチーム内の健全な競争が促され、盛り上がります。たとえば、今四半期の目標を最初に達成するのは北東部と南東部のどちらのテリトリーかを競わせることができます。

Lance Park がテリトリーを管理しようとして、地図やスプレッドシートをあれこれ調べています。

Ursa Major Solar にはテリトリー管理システムが導入されていないため、Lance Park は独自の地図やスプレッドシートを使って営業テリトリーを追跡しています。これはあまり効率的ではありません。

Ursa Major にとって幸いだったのは、Lance が最近、Sales Cloud のエンタープライズテリトリー管理機能のことをどこかで聞いてきたことです。Lance が知り得た情報によると、エンタープライズテリトリー管理では、郵便番号、業種、収益、カスタム項目などの条件に基づいて、取引先へのアクセス権限を担当者に付与できるということです。さらにエンタープライズテリトリー管理では次のことができます。
  • Salesforce システム管理者がテリトリーモデルを設定し、実装する前にテストできる。
  • テリトリー、取引先、商談間で簡単に割り当てを行うことができる。
  • レポートを参考に、カバー率が最適になるようにテリトリーを編成して、テリトリーの効率性を評価できる。
  • コラボレーション売上予測を使用する場合には、テリトリー別に売上を予測できる。
エンタープライズテリトリー管理は、Ursa Major の営業チームにぴったりのソリューションのようで、これさえあればスプレッドシートが要らなくなります! Lance は Salesforce システム管理者である Maria Jimenez にこの機能の設定を依頼します。これは簡単に設定できるうえ、Maria は Salesforce の達人です。

エンタープライズテリトリー管理の概要

Maria は設定に取りかかる前に、まずテリトリー管理の各要素をきちんと理解することにします。詳細を把握しておけば、Maria のチームがこの機能を設定することになったときに適切に対応できます。
機能 説明
テリトリー 一連の取引先や、その取引先を担当する一連の営業担当を編成するものです。テリトリーは、テリトリー種別に基づいて作成します。
テリトリー種別 コア担当者とオーバーレイ、あるいは指定取引先と地理的テリトリーなど、一般的な基準に従ってテリトリーを分類できます。作成する各テリトリーにテリトリー種別を設定します。テリトリー種別は、テリトリーの編成と作成のみに使用します。テリトリーモデル階層には表示されません。
テリトリー種別の優先度 作成または編集するテリトリーに適切なテリトリー種別を選択できるようにします。独自の優先度スキーマを作成します。たとえば、001 をテリトリー種別の最高の優先度または最低の優先度にすることが考えられます。

テリトリー種別の増大に伴ってスキーマを拡張できるようにしておきます。

テリトリーモデル 会社の完全なテリトリー管理システムを表します。モデル化を使用すれば、複数のテリトリー構造や、取引先とユーザのさまざまな割り当てを作成してプレビューしたうえで、最適なモデルを有効にすることができます。

Salesforce のエディションごとに、本番や Sandbox で作成できるテリトリーモデルの数が異なります。

テリトリー階層 モデルのテリトリー構造が示され、主な操作ポイントとして機能します。この階層を出発点に、テリトリーの作成、編集、削除、テリトリーの割り当てルールの実行、テリトリーの詳細ページに移動して詳細情報の確認などを行います。

階層から、テリトリーの商談への割り当て、モデルレベルでの割り当てルールの実行、モデルの有効化やアーカイブなども実行できます。テリトリー売上予測の売上予測階層は、有効なテリトリーモデルのテリトリー階層によって決まります。

テリトリーモデルの状態 テリトリーが計画、使用中、アーカイブ済みのどのフェーズにあるかを示します。テリトリーモデルは一度に 1 つしか有効に設定できませんが、計画中またはアーカイブ済み状態のモデルを複数作成して、他のモデル化や参照に用いることができます。テリトリー売上予測は、有効なテリトリーモデルに基づきます。
テリトリー管理の詳細を確認した Maria は、いよいよいくつかの優れた機能の設定に取りかかることにします。

エンタープライズテリトリー管理を実際に使ってみる準備はできていますか?

今すぐ Trailhead Playground を起動し、このモジュールの手順を実行してみましょう。Trailhead Playground を開くには、ハンズオン Challenge までスクロールダウンし、[起動] をクリックします。また、ハンズオン Challenge を実行するときにも Playground を使用します。

オンにする

Maria はまずこの機能をオンにして、営業テリトリーに関連付けられているレコードにユーザがどのようにアクセスして変更できるようにするかのデフォルト設定を定義する必要があります。この時点で Lance は、アクセスレベルをできる限り制限したいと考えています。Maria の作業は次のとおりです。
  1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「テリトリー」と入力し、[テリトリーの設定] を選択します。
  2. [エンタープライズテリトリー管理を有効化] をクリックします。

    [設定] の [テリトリーの設定] ページ。エンタープライズテリトリー管理が有効になり、参照と編集アクセスレベルを保存可能な状態になっています。

  3. [保存] をクリックして、アクセスレベルのデフォルトの選択を受け入れます。
これで機能がオンになり、ユーザアクセスレベルが設定されました。

テリトリー種別の作成

Lance は、個々のテリトリーを分類して定義するために、指定取引先というテリトリー種別を必要としています。Maria は次の手順を実行します。
  1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「テリトリー」と入力し、[テリトリー種別] を選択します。
  2. [新規テリトリー種別] をクリックします。
  3. 表示ラベルに、「Named Accounts」(指定取引先) と入力します。
  4. 説明に、「Accounts named for businesses or people」(ビジネスまたはユーザに指定された取引先) と入力します。
  5. 優先度に 100 を指定して、この種別よりも優先度が高いものや低いものを追加できるようにしておきます。

    [設定] の [新規テリトリー種別] ページ。「Named Accounts (指定取引先)」テリトリー種別と「100」という優先度を保存可能な状態になっています。

  6. [保存] をクリックします。
Maria は、Lance が求めている他のテリトリー種別についてもこの手順を繰り返します。ただしここではその説明を省略して、テリトリーモデルの作成に進みます。

テリトリーモデルレコードの作成

テリトリーモデルレコードは、テリトリー、ユーザ割り当て、取引先割り当てを結び付けるものです。レコードを作成すると、そのレコードに基づいてテリトリー階層が作成されます。テリトリー管理のタスクの大半は、このテリトリー階層にアクセスして実行します。

以下は、モデルレコードを作成するために Maria が実行する手順で、Lance はこのレコードを「Current Fiscal Year (当会計年度)」としたいと考えています。
  1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「テリトリー」と入力し、[テリトリーモデル] を選択します。
  2. [新規テリトリーモデル] をクリックします。
  3. 表示ラベルに、「Current Fiscal Year」(当会計年度) と入力します。
  4. 説明に、「Territory model for the current fiscal year」(当会計年度のテリトリーモデル) と入力します。

    [設定] の [新規テリトリーモデル] ページ。「Current Fiscal Year (当会計年度)」テリトリーモデルを保存可能な状態になっています。

  5. [保存] をクリックします。
Maria は順調に作業を進めています。次はテリトリーの作成です。

テリトリーの作成

Maria はまず、Lance のお気に入りのテリトリーである「Northern California (カリフォルニア北部)」を確立します。手順は次のとおりです。
  1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「テリトリー」と入力し、[テリトリーモデル] を選択します。
  2. [階層の表示] をクリックします。
  3. [Current Fiscal Year (当会計年度)] の横にある [テリトリーの作成] をクリックします。
  4. [新規テリトリー] ページで、表示ラベルに「Northern California」(カリフォルニア北部) と入力し、[Named Accounts (指定取引先)] テリトリー種別を選択します。
  5. 説明に、「Accounts in Northern California」(カリフォルニア北部の取引先) と入力します。

    [設定] の [新規テリトリー] 編集ページ。「Northern California (カリフォルニア北部)」テリトリーを保存可能な状態になっています。

  6. [保存] をクリックします。
Maria は「Southern California (カリフォルニア南部)」テリトリーについてもこの手順を繰り返します。Maria が作成したテリトリーがテリトリー階層に表示されます。

[Current Fiscal Year (当会計年度)] テリトリー階層。[Northern California (カリフォルニア北部)] と [Southern California (カリフォルニア南部)] の 2 つのテリトリーがリストされています。

今度はあなたが試してみる番です!