Tableau Server のエンドユーザーができること
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- データソースに接続する。
- ブラウザーでビジュアライゼーションを作成する。
- ワークブックとデータソースを Tableau Server にパブリッシュする。
- Web 上で共有して共同作業する。
他にどのような人が Tableau Server を使用するのか
あなたがサーバー管理者でもサイト管理者でもなければ、次のいずれかである可能性があります。
- ビジュアライゼーションを作成する、Creator ライセンスを持つビジネスアナリスト
- 既存のワークブックを操作して編集する、Explorer ライセンスを持つセールスマネージャー
- 組織の他のユーザーが作成したダッシュボードを確認する、Viewer ライセンスを持つ経営陣
Tableau Server サイトで実行できる操作は、ライセンスのタイプ、サイトロール、コンテンツパーミッションによって異なります。
あなたは管理者ではない Creator ライセンスを持つユーザーだとしましょう。あなたはデータソースに接続し、ビジュアライゼーションを作成し、組織内の他のユーザーに調査結果をパブリッシュすることができます。
Tableau Server でデータに接続する
Tableau Server でビジュアライゼーションの作成を開始する前に、まずデータに接続する必要があります。
いくつかのオプションがあります。
- [On This Site (このサイト上)] を選択して、パブリッシュされたデータソースを参照または検索する。
- [Files (ファイル)] を選択して、ブラウザーで直接 Excel またはテキストベースのデータソース (.xlsx、.csv、.tsv) をアップロードする。
- [Connectors (コネクタ)] を選択して、クラウドデータベースまたは企業のサーバーに格納されているデータに接続する。Amazon Redshift、Dropbox、Google ドライブ、Microsoft SQL Server など、多数のコネクタがあります。
Tableau Server でビジュアライゼーションを作成する
データに接続したら、ブラウザーでビューの作成を開始できます。
ビジュアライゼーションを作成するには、[データ] ペインからフィールドをビューにドラッグするか、カードまたはシェルフにドラッグします。
作業しながら、ビューのチャート、表、テキストなどがすぐに更新されるのがわかります。
Tableau の Web 作成についての詳細は、「Tableau Cloud の Web 作成入門」を参照してください。
ビジュアライゼーションを最初から作成したくない場合は、既存のワークブックまたはそのコピーを編集することもできます。
ワークブックとデータソースのサイトへの保存
Tableau Server を使用すると、viz を表示するライセンスを持つ組織内のすべてのユーザーがデータを表示して理解できます。ただし、他のユーザーがコンテンツを表示、操作、編集できるようにするには (パーミッションで許可されている場合)、コンテンツを実際に Web に保存するか、パブリッシュする必要があります。
ワークブックをパブリッシュする
Web 上でビジュアライゼーションを作成するときには、[ファイル] | [保存] を選択していつでも作業を保存できます。既存のワークブックのコピーを保存するには、[名前を付けて保存] を選択します。また、Tableau Server サイトにまだ存在しないワークブックを追加する場合は、[ホーム] または [探索] ページから [新規] | [Workbook Upload (ワークブックのアップロード)] を選択してアップロードできます。
データソースをパブリッシュする
適切なパーミッションがあれば、データソースを Tableau Server にパブリッシュすることもできます。これは、単一のデータソースを維持するために不可欠です。また、パブリッシュされたデータソースを他のユーザーが使用して独自のワークブックを作成できるため、共同作業も容易になります。
Web 作成を使用してデータソースをパブリッシュするには、そのデータソースに接続されているワークブックを開きます。次に、[データ] ペインで、データソースのドロップダウンメニューをクリックし、[パブリッシュされたデータソースとして保存] を選択します。
Tableau Server で共有して共同作業する
これで、Tableau Server サイトでのデータへの接続、ビジュアライゼーションの作成、ワークブックとデータソースのパブリッシュの方法がわかりました。そもそも、コンテンツをサイトに載せる理由は何でしょうか?
コンテンツを共有する
1 つは、他のユーザーと自分の作業を共有できるようにするためです。プロジェクト (前の単元で説明)、ビュー (ワークブック内の 1 つのビジュアライゼーションの別名)、ワークブック (複数のビジュアライゼーションを含む場合がある)、データソース、メトリクス、フローを共有できます。これには、ユーザーとの直接共有、回覧できるコンテンツへのリンクの取得、コンテンツを外部 Web サイトに載せるための埋め込みコードの使用が含まれます。
コンテンツにサブスクライブする
ビューやワークブックのサブスクリプションを作成することもできます。サブスクライバーは、ビジュアライゼーションのスナップショットがメッセージ内に含まれたメールを定期的に受信します。
アラートを作成する
もう 1 つできることは、ビジュアライゼーションの参照元データが特定のしきい値に達した場合に通知されるデータ主導アラートを作成することです。
他にもたくさんありますが、Tableau Server のエンドユーザーができることをほんの一部紹介しました。
これで、サーバー管理者、サイト管理者、その他の Tableau Server ユーザーがどのように協力することで、あなたやあなたの組織がデータを表示して理解できるようになるかがわかりました。