Tableau Prep 環境を知る
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Tableau Prep ワークスペースの領域を挙げる。
- 各ワークスペースコンポーネントの目的を説明する。
Tableau Prep ワークスペースを探索する
Tableau Prep ワークスペースでは、視覚的かつ直接的にデータ準備プロセスの各ステップを表示して操作できます。スタートページからデータに接続し、[入力] ペインからデータを構成し、[フロー] ペインでデータ準備ステップを作成して整理し、プロファイルペインとデータグリッドを使用してデータをクリーニングします。
スタートページ: データに接続し、フローを開く
- [接続] (1) データソースに接続します。データソースには、Tableau Server または Tableau Cloud 上のパブリッシュ済みデータソース、.csv ファイルや .xlsx ファイルなどのフラットファイル、いくつかのネイティブコネクタまたは JDBC コネクタ、ODBC コネクタを使用したデータベースなどがあります。
- [フローを開く] または [データに接続] (2) データソースに接続するか、既存のフローを開きます。
- [最近のフロー] (3) 最近のフローや進行中の作業にアクセスします。
- [最近のフロー] 切り替え (4) [最近のフロー] をリストまたはアイコンとして表示します。
- [サンプル フロー] (5) Tableau Prep のインストールに含まれているサンプルファイルとサンプルフローにアクセスします。
- [詳しく学ぶ] ペイン (6) [詳しく学ぶ] ペインにはトレーニング資料やリソースが表示されます。
[接続] と [入力]: データを構成する
- [接続] ペイン (1) データソースに接続すると、[接続] ペインには選択した入力ファイルとそれに関連付けられたテーブルが表示されます。
- 入力ステップ (2) 1 つのテーブルに接続すると、入力ステップが自動的に [フロー] ペインに追加されます。データベースまたはマルチテーブルファイルに接続する場合、使用するテーブルを [接続] ペインから [フロー] ペインにドラッグすることでフローに入力ステップを追加します。
- [入力] ペイン (3) データに接続した後に、[入力] ペインのタブから構成オプションにアクセスします。[設定] タブでは、Tableau Prep Builder でファイル内のテキストを分解 (解析) する方法を構成します。[複数ファイル] タブでは、[フロー] ペインで選択した 1 つのテーブルをデータソースとして使用するか、ワイルドカードユニオンを使用して構造が類似する複数のファイルを組み合わせるかを指定します。[データ サンプル] タブでは、サンプルデータのサンプルサイズと方法のオプションを設定します。
[フロー] ペイン: データ準備ステップを作成して整理する
- フローメニューツールバー (1) パッケージドフローのローカルへの保存、フローの更新の一時停止、データの更新、フローの実行、フロー実行時にユーザーが指定できるパラメーターの作成のショートカットが表示されます。
- フローステップ (2) クリーニング、結合、ユニオン、集計、ピボットなど、フロー内で実行されるさまざまなデータ準備オプションを表します。どの操作を実行するかを決定し、対応するステップをその操作を開始するフローに追加します。
- 出力ステップ (3) フロー出力を構成してから、フローを実行して、準備アクションが適用されたデータを含む出力を生成できます。準備した出力は、ファイル、パブリッシュ用 Tableau データソース、またはデータベーステーブルとして生成できます。
- フローナビゲーター (4) フロー全体が視覚的に表示され、大きなフロー内を移動しやすくなっています。ツールバーでは、ナビゲーターの折りたたみと展開、フローのサイズ変更、フローの特定の領域へのズームインとズームアウトを実行できます。
プロファイルペインとデータグリッド: データをクリーニングする
- ステップ名 (1) [フロー] ペインで選択したステップに対応し、そのステップでのデータのフィールド数と行数が表示されます。データがサンプリングされるとサンプル済みインジケーターも表示されます。
- ツールバー (2) 選択したステップに応じて、フィルタリング、計算フィールドの作成などのショートカットが表示されます。
- プロファイルカード (3) 選択したステップのデータの構造に関する情報が表示されます。クリーニングステップでは、各プロファイルカードには各フィールドの分布やそのフィールドでの値の頻度の理解に役立つ視覚化が表示されます。プロファイルカードを使用すると、データの形状を確認したり、外れ値を見つけたり、フィールド間のリレーションシップを発見したりすることができます。プロファイルカード内の値は、すべての一意の値が表示される [詳細] ビューまたは値の分布がビンで表示される [サマリー] ビューのいずれかで表示されます。数値フィールドと日付フィールドでは、この 2 つのビューを切り替えることができます。文字列フィールドは [詳細] ビューのみで表示されます。
- [変更] ペイン (4) 各ステップで行った変更の記録がインタラクティブに表示されます。[フロー] ペイン内のステップをクリックすると、そのステップ中に行った変更を確認できます。[変更] ペインでは、以前行った変更の説明をコピー、削除、追加でき、特定の変更を編集することもできます。
- データグリッド (5) データの行レベルの詳細が表示されます。このデータは、プロファイルペインで選択した項目に対応して強調表示され、プロファイルペインで選択した値に対応してフィルターされます。
Tableau Prep Builder では、簡単で直観的なユーザーインターフェースによってデータを分析用に最適化できます。これで環境について理解できました。次は、データのクリーニングと形成に進みましょう。