データに接続する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。  

• Tableau Cloud を使用してデータソースに接続する。
  
• 分析のためにデータを準備する。
  

Tableau サイトのコンテンツの作成を開始するには、データソースに接続する必要があります。適切な権限を持つユーザーは、Tableau サイトにパブリッシュされたデータソースに接続できます。

Creator パーミッションがある場合、Tableau では Web 上でさまざまなデータソースに直接接続できます。Creator ロールのデータへの接続についての詳細は、「Creators: Web 上のデータへの接続」を参照してください。

パブリッシュされたデータソースに接続する

データ接続を作成する最初のステップは、新しいワークブックの作成です。[探索] ページで、[新規] | [ワークブック] オプションをクリックします。 

[Connect to Data (データに接続)] ウィンドウが開きます。接続するデータソースを選択し、[接続] をクリックします。探しているデータソースが表示されない場合は、そのデータソースを表示または接続するパーミッションがない可能性があります。

データソースに接続された新しいワークブックが開きます。

編集中にワークブック内のデータに接続することもできます。編集モードで、[新しいデータ ソース] アイコンをクリックします。

データをカスタマイズする

データに接続した後、分析に使用できるようにデータ属性を変更してカスタマイズできます。この変更は、参照元データソースには影響しません。

理想的なのは、データソースをデータスチュワードが準備することです。Explorer は、ビジュアライゼーションでのデータの表示方法に基づいて簡単な書式設定や名前の変更を行う以外にデータを準備する必要はありません。

ワークブック内のデータソースをカスタマイズする

Web 作成を行うときに、ワークブックの [Data (データ)] ペイン内でデータソースに変更を加えることができます。[Data (データ)] ペインには、データフィールドの整理とカスタマイズに役立つ多くの機能があります。ここで行う変更は、ワークブック内でのデータの表示にのみ影響します。参照元データソースには影響しません。次のような変更を行うことができます。

• フィールド名の変更
  

[データ] ペインでフィールド名を変更します。たとえば、データソースの Ship Mode というフィールド名を Ship Method に変更できます。フィールドの名前を変更しても、参照元データソースのフィールドの名前は変更されず、Tableau ワークブックでのみ表示される特別な名前が付けられます。変更されたフィールド名は、ワークブックと一緒に保存されます。データソースをエクスポートするときにも保存されます。どのフィールドタイプでも名前を変更できます。編集フィールドの左側に小さな円形の矢印があります。これをクリックすると、元のデータソースフィールド名に戻すことができます。

• ディメンションとメジャーをフォルダーに整理
  

フォルダーを使用して、デフォルトのレイアウトから [データ] ペインのアイテムを整理し直します。

• フィールドの非表示/再表示
  

[データ] ペインでフィールドを選択して非表示または表示します。フィールドを非表示にするには、フィールドを右クリック (Mac では control キーを押しながらクリック) し、[非表示] を選択します。フィールドを非表示から表示に変更するには、[Data (データ)] ペインメニューの [Show Hidden Fields (非表示のフィールドを表示)] を選択します。

• フィールドに地理的役割を割り当てる
  

Tableau には、[City (市区町村)]、[State/Province (都道府県/州)]、[Country/Region (国/地域)]、[Zip Code/Postcode (郵便番号)] などの地理的役割が組み込まれています。これは Tableau で地図を作成するときに役立ちます。フィールドに地理的役割を割り当てるには、フィールドを右クリック (Mac では Control キーを押しながらクリック) し、[Geographic Role (地理的役割)] を選択し、目的のメニューオプションを選択します。たとえば、[Region (地域)] フィールドに [Country/Region (国/地域)] の地理的役割を割り当てることができます。

ワークブック内で使用する書式設定をカスタマイズするために、ビューでデータ属性を変更する方法を学習しました。これで、データはワークブック内で分析用に整理されているため、Tableau ワークスペースを使用してビューの作成を開始できます。ただしその前に、Trailhead シミュレーターを使用して、Tableau サイトのワークブックからパブリッシュ済みのデータソースに接続し、データプロパティをカスタマイズする練習をしましょう。

データソースへの接続と編集

Tableau Cloud のデータソースに接続し、ビューを作成する前にデータプロパティに目的のカスタマイズを行う方法はすでに学習しました。今は、任された分析作業のために、自分のデータソースに接続し、一部のデータをカスタマイズする準備ができています。

Trailhead の他の Tableau モジュールを完了している方は、おそらく Trailhead シミュレーターをすでに使い慣れていることと思います。 

操作性を最大限に高めるために、Trailhead シミュレーターはモバイルデバイスではなくコンピューターに表示してください。Trailhead シミュレーターは Trailhead Playground とは異なります。シミュレーターには、進行中の作業や入力したデータが保存されません。ブラウザーを閉じると、次の起動時に最初の画面が表示されます。シミュレーターの下部にあるナビゲーションコントロールを使用すれば、いつでも中断した場所に戻ることができます。 

間違った場所をクリックすると、クリックすべき場所が強調表示されます。

では始めましょう。

データソースに接続する

あなたが会社のデータを使用した分析作業を開始するところだとします。分析に必要なデータソースは、社内のデータスチュワードによってすでに Tableau サイトにパブリッシュされています。データソースには Sample-Superstore という名前が付けられています。 

1. Trailhead シミュレーターを起動します。
   
2. [データソースに接続] をクリックします。
   
3. [Begin (開始)] をクリックします。
   
4. Tableau Cloud サイトの [ホーム] ページが表示されます。左ペインで [探索] をクリックして、すべてのコンテンツを表示します。
   
5. 新しいワークブックを開くには、[新規] をクリックし、[ワークブック] をクリックします。
   
6. [データに接続] にアクセスできるすべてのデータソースが表示されます。[Sample - Superstore] を選択し、[接続] をクリックします。[Sample - Superstore] への接続が表示された新しいワークブックが開きます。
   
7. [Next Exercise (次の演習)] をクリックします。
   
   

次に、実行する分析のニーズに合わせてデータに変更を加えます。

データソースを編集する

あなたは会社のデータソースに接続済みですが、データを理解しやすくするためにフィールドに変更を加える必要があると気付いたとします。[Order Status (注文状況)] フィールドを [Order Priority (注文優先度)] に変更し、[Region (地域)] の地理的役割を削除します。

1. [Begin (開始)] をクリックします。
   
2. Sample - Superstore に接続しているワークブックが開きます。[Order (注文)] フィールドの名前をわかりやすい「Order ID」(注文 ID) に変更します。[Order (注文)] を右クリックします。
   
3. メニューから [名前の変更] を選択します。
   
4. [Rename Field (フィールド名の変更)] に Order ID と入力し、Enter キー (Windows) または Return キー (Mac) を押します。
   
5. [OK] をクリックしてダイアログボックスを閉じます。
   
6. 次に、[Region (地域)] フィールドから地理的役割を削除します。[地域] を右クリックします。
   
7. メニューから [Geographic Role (地理的役割)] を選択し、[None (なし)] をクリックします。
   
   

分析しやすくするために、データ内のいくつかのフィールドのデータプロパティをカスタマイズしました。これで、Tableau Cloud でビューの作成を開始する準備が整いました。

8. [ホーム] をクリックしてアクティビティをやり直すか、[終了] をクリックしてシミュレーションを終了します。
   

リソース

• Tableau ヘルプ: Creators: Web 上のデータへの接続
  
• Tableau ヘルプ: Creators: Web 上のデータの準備