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Slack の Tableau Next について学ぶ

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Slack で Tableau Next を使用することで、Slack のチャンネル、DM、キャンバスにおいてライブ分析によるデータコラボレーションがどのように強化されるかを説明する。
  • Tableau Next を Slack と統合することによる主な利点を列挙する。

Slack での Tableau Next の使用について

たとえば、大事なチームミーティングの最中に、チームメンバーから「最新の売上データを他のメンバーと共有して欲しい」と頼まれたとします。あなたはいろいろなアプリケーションやタブを探し回りますが、その数字が本当に最新の値なのか確信が持てず、チームメンバーたちはイライラし始めています。こんなとき、Slack からすぐに Tableau のデータを表示できたら便利だと思いませんか?

Tableau Next と Slack を連携させれば、自分やチームが普段使用している Slack のチャンネル、DM、キャンバスで、パーソナライズされたライブの分析結果を共有できます。つまり、重要なタイミングを逃すことなく、インサイトに基づいたアクションを実行できるということです。

Slack に埋め込まれたビジュアル分析のライブキャンバス。

Slack で Tableau Next を使用すると、次のことが可能になります。

  • Slack のチャンネルや DM で分析を表示: Tableau Next の分析結果を、チームで共有できるスマートなビジュアルカードに変換できます。Slack で最新のライブ値、ドライバー、内訳などに簡単にアクセスできるため、コラボレーションや意思決定を効率化できます。
  • Slack キャンバスでライブ分析を展開: Slack のキャンバスに分析のリンクを貼り付けると、チームにとって重要な埋め込みビジュアル分析のライブキャンバスを簡単に作成できます。
  • 関連メッセージの参照機能: Slack で共有された分析結果から、その分析に関する関連メッセージを、アクセス権のあるチャンネルや DM を横断して参照できます。たとえば、売上合計やマーケティングエンゲージメントといったメトリクスが複数のチャンネルに投稿されていても、営業部門のリーダーは部門横断的なインサイトを活用して、マーケティングキャンペーンの効果と、キャンペーン後の売上とのつながりを把握できます。
  • Tableau や Salesforce からの Slack の利用: Tableau や Salesforce から直接 Slack を使用してチームとコラボレーションできます。Slack から離れることなく、データに関するインサイトについて話し合い、データに基づいた意思決定が行えます。

仕組み

Slack で Tableau Next を使用すると、リアルタイムでデータを共有して話し合うことができるため、ワークフローが効率化されます。これらの機能を活用するには、いくつかの簡単なステップが必要です。

始める前に

要件の確認

まず、使用している Salesforce エディションが Enterprise、Performance、Unlimited、Developer のいずれかであることを確認してください。その後、Slack 管理者が組織で Slack を有効にしていることを確認します。

次に、Tableau Next を Slack に接続するための適切な権限を持っていることを確認します。この場合は [Tableau Business User (Tableau ビジネス ユーザー)] 権限セットが必要です。

最後に、設定を確認します。[Session Settings (セッションの設定)] で、以下のチェックボックスが Salesforce 管理者によってオフにされている必要があります。

  • Lock sessions to the IP address from which they originated (ログイン時の IP アドレスとセッションをロックする)
  • Enforce login IP ranges on every request (すべての要求でログイン IP アドレスの制限を適用)

開始

分析結果の共有

Tableau Next の [Share (共有)] アクションを使用するか、またはフィルター済みの分析ビューへのリンクを貼り付けることで、Slack でビジュアライゼーションやダッシュボードを簡単に共有できます。

ユーザーの権限とセキュリティポリシーの尊重

Slack で共有されたライブ分析を表示する場合は、各ユーザーの権限に基づいてライブデータが表示されます。チームと共有されたスナップショットは、そのチャンネルの全員が表示できます。なお、管理者はユーザー権限を削除することでスナップショットの共有を無効にできます。

Slack のチャンネル、DM、キャンバスでのライブ分析の統合を設定する

ライブ分析の機能は Slack とのネイティブ統合に基づいているため、特別な Slack アプリケーションをインストールすることなく、Slack のメッセージ、チャンネル、キャンバスでライブ分析を共有できます。

Slack で Tableau Next を使用するには、Slack 管理者と Salesforce 管理者がシームレス認証接続を有効にする必要があります。

  • Salesforce と Slack の接続: この接続は、Tableau Next と Slack の統合に必要です。
  • Salesforce と Slack を接続した後、Tableau Next の管理設定で [Collaborate with Slack and Tableau Next (Slack と Tableau Next でコラボレーション)] の組織設定も有効にする必要があります。
メモ

Tableau Next for Slack アプリケーションは、Slack のチャンネル、DM、キャンバスでライブインサイトを共有するためには不要ですが、メトリクスのダイジェストを受け取るためには必要です。詳しくは、「Slack の Tableau Next のスマートダイジェスト (ベータ)」を参照してください。

主な利点

Slack の Tableau Next を使用すれば、自分やチームがインサイトからアクションへとシームレスにつなげることができ、さらに次のような利点が得られます。

  • コラボレーションの強化: データ分析を直接 Slack に取り込むことで、より多くの情報に基づいた、データドリブンな会話をチームと行えます。
  • リアルタイムのインサイト: 最新のデータの変化や傾向を常に把握できるため、チーム全体の足並みを揃えることができます。
  • 効率の向上: 複数のアプリケーション間を異動する必要がなくなり、ワークフローを中断せずに時間を節約できます。

まとめ

チームで共有するデータを慌てて探し回る必要はもうありません。Slack で Tableau Next を使用すれば、Tableau Next が提供するデータインサイトを Slack の会話で直接共有して、コラボレーションと意思決定の効率を高めることができます。

リソース

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