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CRM Analytics for Manufacturing Cloud アプリケーションを設定する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • CRM Analytics アプリケーションを作成して共有する。
  • アプリケーションのデータインポート頻度を決定する。
  • CRM Analytics アプリケーションの作成時に行う選択について説明する。

アプリケーションを作成する

CRM Analytics アプリケーションを使用するには、特定のテンプレートを使用してアプリケーションを作成し、アプリケーションで表示するデータを定義する必要があります。Cindy は次のようにアプリケーションを作成して Elliott とチームに共有します。

メモ

Analytics Studio にあるテンプレートを使用して、独自のアプリケーションを作成できます。ただし、豊富なデータを備えたダッシュボードを表示するには、レコードを大量に作成する必要があります。ご安心ください。すでに必要な作業は完了しています。使用する特別な組織にはサンプルレコードが付属しているため、ダッシュボードでの分析をすぐに開始できます。製造ホームページといくつかのレコードページには、アプリケーションと埋め込みダッシュボードもすでに作成されています。

  1. アプリケーションランチャーで、[Analytics Studio] を見つけて選択します。
  2. [Create (作成)] をクリックして、[アプリケーション] を選択します。
  3. [Analytics for Manufacturing] を検索して選択して、[Next (次へ)] をクリックします。
    新しい CRM Analytics アプリケーションの作成に使用できる Analytics Studio の [新規アプリケーションを作成] ページ。
  4. プレビューページが開き、使用可能なダッシュボードとその他の詳細の概要が表示されます。[Next (次へ)] をクリックして設定ウィザードを開きます。
  5. 空白のアプリケーションを作成するか、既存アプリケーションの設定を使用するかを選択して、[Next (次へ)] をクリックします。Cindy は、要件に合わせてパーソナライズできるように新規アプリケーションを作成します。
    新規アプリケーションを作成するか、既存アプリケーションの設定を使用するかのオプションが表示されている [Analytics for Manufacturing - 再利用する回答を選択] 画面。
  6. CRM Analytics では、組織のデータの互換チェックが実行されます。何らかの問題が明らかになった場合、解決手順を含むエラーメッセージが表示されます。問題を修正してから、もう一度試してください。チェックが正常に終了したら、[Next (次へ)] をクリックします。
    アプリケーションを作成できることを確認するチェックが実行されていることを示す [Analytics for Manufacturing - カスタマイズ] 画面。
  7. アプリケーションに追加するオブジェクトを選択します。Cindy は次を選択します。
    • 販売計画
    • 取引先販売予測
    • 販売目標
    • リベート

アプリケーションに含めることができるオブジェクトが表示されている [Select objects to include in your app (アプリケーションに含めるオブジェクトを選択)] 画面。

  1. ウィザードの次のページでは、3 つの選択を行う必要があります。
    • セキュリティ述語: None (なし)
    • Einstein Discovery のストーリー: この項目は任意です。事前設定された Einstein Discovery ストーリーを選択しなくてもアプリケーションの作成は行えます。Cindy はオプションとして選択可能な Einstein Discovery ストーリーをすべて選択します。
    • 通貨: 組織でマルチ通貨が有効な場合、収益ベースのデータに使用する通貨を選択します。
  1. [Next (次へ)] をクリックします。
    セキュリティ述語、Einstein Discovery ストーリー、通貨を選択するためのウィザードの質問が表示されている [Analytics for Manufacturing - カスタマイズ] 画面。
  2. ウィザードの次のページでは、3 つの選択を行う必要があります。
    • 販売目標に適用する階層を選択する: [設定] の [取引先マネージャー目標] ページの [チームメンバー階層種別] 項目で選択した階層を選択します。
    • セキュリティ述語を販売目標に適用するかどうかを選択します。
      1. 取引先マネージャー目標のチームメンバー階層の設定に基づいて、販売目標データをユーザーに表示するには、[はい] を選択します。
      2. アプリケーションを表示している全員がすべてのデータを表示できるようにするには、[いいえ] を選択します。
    • 注文のクレジット処理の対象となるユーザーを選択します。
      1. すべての注文のクレジット処理を取引先所有者の実績収益に対して行うには、[取引先所有者] を選択します。
      2. すべての注文のクレジット処理を注文所有者の実績収益に対して行うには、[注文所有者] を選択します。
      3. すべての注文のクレジット処理をカスタムユーザーの実績収益に対して行うには、[その他のユーザー] を選択します。リストからユーザーを選択できます。
  1. [Next (次へ)] をクリックします。
    販売目標階層、目標のセキュリティ述語、クレジット所有者を選択するためのウィザードの質問が表示されている [Analytics for Manufacturing - カスタマイズ] 画面。
  2. ウィザードの次のページでは、2 つの選択を行う必要があります。
    • リベートメンバー商品集計オブジェクトのカスタム項目を選択し、地域、商品、商品カテゴリなどの条件に基づいてリベートを分析します。
    • アプリケーションに含める事前設定されたリベートの Einstein Discovery ストーリーを選択します。
      リベートのカスタム項目と Einstein Discovery ストーリーを選択するためのウィザードの質問が表示されている [Analytics for Manufacturing - カスタマイズ] 画面。
  1. アプリケーションに名前を付けて、[Create (作成)] をクリックします。Cindy は Analytics for Manufacturing という名前を付けます。
    アプリケーションに名前を付けることができるウィザードの [アプリケーションに名前を付ける] 画面。
  2. 次の画面にアプリケーション作成の状況が表示されます。この処理には 1 ~ 2 分かかります。完了したらメールで通知されます。ブラウザーを更新してアプリケーションを表示します。
メモ

「Analytics インテグレーションユーザーに選択項目へのアクセス権がない」という内容のエラーが表示された場合は、オブジェクトマネージャーで必須項目を編集して参照可能アクセス権を指定してください。

Cindy は、アプリケーションを簡単に作成できたことに喜んでいます。ポイント & クリック操作のみで行えました。

選択肢を確認する

Analytics ウィザードに従って Cindy は多くの選択をし、CRM Analytics ダッシュボードのデータをパーソナライズします。では、詳しく見ていきましょう。

  • 販売計画と取引先販売予測のセキュリティ述語: セキュリティ述語を使用して販売計画と販売予測用のデータへのアクセス権を設定できます。
    • ユーザーロール階層: [設定] の [ロール] で定義されている階層のロールに基づいてデータへのユーザーアクセス権が決まります。ユーザーが自分と同じか下位のロールのユーザーに属するデータを表示できるようにするには、こちらを選択します。
    • ユーザーマネージャー階層: ユーザーオブジェクトに定義されたマネージャー ID に基づいてデータへのユーザーアクセス権が決まります。ユーザーが階層で自分より下位のユーザーに属するデータを表示できるようにするには、こちらを選択します。
  • 販売目標の階層: 販売目標の階層によって、収益、数量、またはその他のカスタム基準の目標設定時に従うレポート構造が決まります。これは [設定] の [取引先マネージャー目標] ページでシステム管理者が設定します。
    • マネージャー階層: [設定] でユーザーレコードを定義するときに、そのユーザーのマネージャー (組織の別のユーザー) も選択できます。ユーザーが退職または入社した場合、あるいは階層に変更があった場合は、影響を受けるユーザーレコードの [マネージャー] 項目の更新された情報が自動的に使用されてチームの割り当てと目標が更新されます。
    • 販売予測階層: システム管理者が販売予測階層を最新の状態に保っている場合は、チームの割り当て情報が自動的に生成されます。
メモ

このモジュールのハンズオン Challenge では、ダッシュボードを埋め込み、アプリケーション内ダッシュボードを試します。サインアップした組織に表示されるデータは、組織に設定済みのマネージャー階層に基づいています。

ストーリーで強化する

Einstein Discovery (ED) は、統計モデリングと管理された機械学習でビジネスインテリジェンスを強化して、ビジネスデータに関するインサイトを識別、表面化、視覚化します。予測分析と指示的分析を使用して将来の結果を予測し、その結果を改善できる方法を推奨します。Cindy が ED ストーリーを設定して CRM Analytics for Manufacturing アプリケーションに追加する方法についての詳細は、「ストーリーインサイトの探索」を参照してください。

メモ

Einstein Discovery には、CRM Analytics Plus ライセンスまたは Einstein Predictions ライセンスが必要です。どちらも有料オプションで使用できます。

次の ED ストーリーは Manufacturing Cloud およびリベート管理用の CRM Analytics ダッシュボードで使用できます。

  • 販売計画商品の更新の最大化: 販売計画商品の更新の可能性を予測します。ストーリーのインテリジェントなインサイトは、更新の可能性の高い販売計画がある取引先に焦点を絞ったり、上位の寄与要因を特定したりするのに役立ちます。更新の可能性が低い計画がある取引先をフォローアップすることもできます。
  • 商品およびスケジュールの価格のおすすめの取得: 履歴データに基づいて商品やスケジュールの価格のおすすめを取得できます。価格設定に関するガイダンスを使用すれば、新しい商品やスケジュールのより適切な価格設定を提供したり、計画を改訂するときに価格改定したりできます。
  • メンバーの収益性の最大化: リベート主導の売上予測を表示し、可能性の高い取引先を特定してリベートプログラムに追加し、上位のリベートプログラムを顧客に推奨します。

アプリケーションを共有する

アプリケーションの作成が完了した Cindy は、アプリケーションを組織のユーザーに共有することができます。

  1. アプリケーションがまだ開いていない場合は開きます。Analytics Studio から他へ移動した場合は、戻って [すべての項目] を選択し、アプリケーションを見つけてクリックします。
  2. 共有 をクリックします。
  3. 次の画面で、[他のユーザーを招待:] の検索項目を使用して、組織の他のユーザーを検索します。
  4. 選択したユーザーをアプリケーションの [閲覧者][エディター]、または [マネージャー] にするかを選択します。
  5. [追加] をクリックし、次に [Save (保存)] をクリックします。

Cindy は主要取引先マネージャー全員に参照アクセス権を指定し、自分自身をアプリケーションのマネージャーに設定しました。また、グローバル営業リーダーには編集アクセス権を付与して、各自がチームのダッシュボードを管理できるようにしました。

組織のユーザーに異なるアクセスレベルを指定できる Analytics Studio のアプリケーション共有画面。

データフローをスケジュールする

Cindy は、CRM Analytics アプリケーションへのデータフローの頻度を管理できることを知りました。正確な分析と予測を行えるように、ダッシュボードには更新されたデータが常に供給されるようにしたいと考えています。 

  1. [Setup (設定)] で、[App Install History (アプリケーションインストール履歴)] を見つけて選択します。
  2. インストール済みアプリケーションのリストでアプリケーションを見つけます。
  3. アプリケーションの横のドロップダウン矢印 メニュー をクリックします。
  4. 表示されたメニューから、[Schedule (スケジュール)] を選択します。
  5. 希望する曜日を選択し、アプリケーションデータを更新する時刻を設定します。データ更新によって業務が妨げられないように、通常の勤務時間外を選択するのが最善です。

次の値を選択します。

項目

スケジュールモード

時間ベース

スケジュール基準

時間

開始

12:00 AM

次の間隔で実行

24 時間

Days

全曜日

特定の時間でのキューの追加を停止

選択解除

  1. [Save (保存)] をクリックします。

データマネージャーのホームページには、すべてのデータスケジュールジョブに関する詳細な監視レポートが表示され、各ジョブの実行状況が表示されます。問題のトラブルシューティングを行うのに役立ちます。

Analytics Studio の [Data Manager (データマネージャー)] ページの [Monitor (監視)] タブ。

リソース

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