ソフトウェアのテスト入門
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- ソフトウェアの品質とは何かを説明する。
- ソフトウェアのテストについて説明する。
- テストの重要性を説明する。
品質向上ジャーニーを開始する
品質は主観的な言葉で、誰に尋ねるか、どのような状況かによってその答えが異なります。ソフトウェアに関して言えば、品質はユーザーにとっての価値ということになります。Provar のこの短い動画で、高品質のソフトウェアとは何か、高品質のソフトウェアはどのように機能すべきかをご覧ください。
テストとは?
テストは、品質向上ジャーニーの特に重要な要素です。ここでは、「テストとは何か」ということと、同様に重要なことである「テストに該当しないものは何か」ということを検討します。テストの次の 3 つの基本的な定義を確認したら、フラッシュカードをクリックしてテストに関する知識を深めてください。
- テストは、エラーをいち早く検知する目的でプログラムを実行するプロセスである。
- テストは、開発したソフトウェアの修正、完成、品質を確認するために実施するプロセスである。
- テストは、ソフトウェアが意図したとおり動作しているかどうかを検証して評価するうえで役に立つ。
「テストとは、見知らぬ誰かに思いもよらないことが起きないように、見えないものを曖昧なものと比較する無限のプロセスである」— James Bach (ソフトウェアテスター)
テストの目的
テストの目的は、商品に関する情報を明確にし、自信をもって提供できるようにすることです。この難点は、品質を保証するタスクをどのように成し遂げるか解明することです。次の動画で、テストの目的とその例をご覧ください。
テストする理由
あなたがテストしなければ、お客様がテストすると言われています! テストが極めて重要な理由は次のとおりです。
- テストすることで、高品質のソフトウェア商品の提供が可能になる。
- テストによってお客様のコストが低く抑えられる。テスト自体は高額ですが、テストしなかった場合のコストのほうがはるかにかさむ可能性があります。
- 極めて複雑で、場合によっては複数の目標がある最新アプリケーションの場合、テストによってナビゲーションエラーの可能性が排除される。
テストの目的が商品を提供する前に問題を明らかにすることであるならば、どの業界でもテストを実施すべきと考えられます。シェフが料理の味見をしなければどうなるかご覧ください。
テストの概要と、高品質の商品を提供するためにテストが必要な理由を学習しました。次は、こうしたテストを実行すべき状況を見ていきます。