Slack コネクトのベストプラクティスを確認する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- 実際の状況で Slack コネクトを使用する場合のヒントを挙げる。
- オーガナイゼーションの内部ポリシーを遵守し、コミュニケーションのガイドラインを定める。
生産性と接続性を促進する
Slack コネクトは、外部のパートナー、ベンダー、お客様と安全かつ安心できる方法で生産的にコラボレーションできるようにする強力なツールです。オーガナイゼーション外の他のメンバーと連携するときは、次のベストプラクティスに従って望ましいエクスペリエンスが得られるようにします。
内部ポリシーを遵守する
オーガナイゼーションには、お客様、ベンダー、外部パートナーとの連携方法を定めたポリシーが存在するものと思われます。Slack の使用法に関するポリシーがまだない場合は、セキュリティチームに連絡してください。たとえば、オーガナイゼーションが外部のコラボレーターに、共有チャンネルに参加する前に非開示契約 (NDA) への署名を求めていることがあります。また、外部コラボレーターと共有できる情報の種類がポリシーに定められているかもしれません。オーガナイゼーションのポリシーの制定に関与するときは、どのチャンネルをパブリックにし、どのチャンネルをプライベートのままにすべきかを検討します。全員が協力して取り組むためには、オーガナイゼーションのガイドラインを作成することが重要です。
コミュニケーションに関するポリシーを遵守する
オーガナイゼーションのポリシーに、ユーザーとそのチームメイトが Slack を使用して外部パートナーとどのように連携できるかが規定されていますが、コラボレーションの開始時に、パートナーと基本原則を確立して、Slack コネクトでのコミュニケーション方法について全員が合意しておくようにします。共有チャンネルに誰がアクセスでき、どのような情報を共有し、チャンネルの有効期間をいつまでとするかを決めておきます。このガイドラインを Slack コネクトチャンネルにピン留めし、メンバーが情報を簡単に見つけられるようにします。
複数のチャンネルを作成する
外部のコラボレーターと協力して取り組むプロジェクトやキャンペーンに数種類のチャンネルを作成して、情報を整理しておきます。たとえば、共有プロジェクトの開始時に、マーケティング、開発、ロジスティクスの個別のプロジェクトチャンネルを設定します。こうすれば、コラボレーターが常に各トピックに注意を向け、その直接的なコミュニケーションに終始できます。そして、チャンネル名に external
というプレフィックスを付け、外部オーガナイゼーションと連携していることを認識しやすくします。
オーガナイゼーション外のパートナーと連携する際に共有チャンネルを作成する例をいくつか紹介します。
- 協力して取り組むプロジェクトごとにチャンネルを作成し、あらゆる情報を整理しておく。
- アナウンスチャンネルを作成して、全般的な情報やニュースを両社で共有する。
- 「ちょっと休憩」チャンネルを作成し、メンバーがおしゃべりをしたり、他のメンバーと知り合ったり、関係を築いたりするための場を設ける。
チャンネルのあらゆる情報を更新する
オーガナイゼーション外のメンバーと共有する一連のチャンネルを設定したら、投稿されている情報が最新のものであることを確認して、プロジェクトに加入した新規メンバーがすぐに現況を把握し、関連ある重要な情報を簡単に見つけられるようにします。さらに、他のタイムゾーンで仕事をしているメンバーがいる場合には、コラボレーターが就業している時間帯や連絡の取れる時間帯、通常メッセージへの応答に要する時間に対する共通認識を形成します。こうした情報をチャンネルにピン留めしておけば、チャンネルのすべてのコミュニケーションや情報更新に対する理解が確立されます。
Slack コネクトで人々とつながる
Slack コネクトは、オーガナイゼーション外のメンバーと効率的かつ安全に連携するための優れたツールです。業務や会話がすべて一元的に管理されるため、プロジェクトやトピックに関連するすべての情報に簡単にアクセスできます。ベストプラクティスを外部のコラボレーターとも共有し、連携方法を周知徹底します。管理者がオーガナイゼーションのセキュリティ基準やコンプライアンス基準を満たすように Slack コネクトを設定できるため、ユーザーは自信をもって他のメンバーを会話に招待できます。
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- Slack のプラットフォームでアプリやエクスペリエンスを構築する。
- Slack を生産的に使用するようにオーガナイゼーションを誘導する。
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