商品を選択する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- 営業担当が間違いのない適切な見積を作成するには、正しい商品選択が重要であるという理由を説明する。
- Salesforce CPQ が商品の選択を容易にする 3 つの主な方法を説明する。
- ガイド付き販売を使用した場合のユーザーエクスペリエンスを説明する。
- バンドルの重要な特性を定義する。
これを少しとあれを少し
見積をまとめるときには、Infinity Solutions が何を販売していてその価格はいくらなのかを調べます。販売する商品は、顧客が何を求めているかによって異なります。このプロセスは単純に思えるかもしれませんが、複雑となり得るいくつかの要素があります。たとえば、顧客の要件に最適な商品がわからない場合はどうでしょうか? または、一部の商品が適切に機能するには他の商品と組み合わせる必要がある場合は? 作成した見積の内容に技術的な問題があると、お客様に不快な思いをさせることになり、ストレスが溜まり、セールスプロセスも遅れてしまいます。
Salesforce CPQ は商品の選択が簡単にできるような仕組みになっており、初めてでも正しい見積を作成できます。以下では、さまざまな方法で組み込まれた簡略化について説明します。
商品の選択はこんなに簡単
見積を作成したら、商品を追加します。Salesforce CPQ を使用すれば非常に簡単です。[商品の追加] をクリックすると、有効な商品のリストが表示されます。見積に含める商品のチェックボックスをオンにする [1] だけで追加できます。
この商品のリストは、新しい商品が作成されたり古い商品が廃止されたりするたびに更新されます。カスタマイズ可能な検索条件により、必要な商品を検索できます。Salesforce システム管理者は、商品の選択をさらに簡単にするために商品を商品ファミリーなどのカテゴリにグループ化できます。
Office アシスタントより優れたガイド
場合によっては、お客様がどの商品を購入したらいいかわからないことがあります。お客様は要件はわかるが、そのニーズに対応する具体的な商品がどれか判断できず、営業担当のあなたもどの商品が最適かわからないこともあります。Salesforce CPQ のガイド付き販売プロセスに従えば、この問題を解決できます。一連の質問 [1] に答えると、条件を満たす推奨商品のリストが表示されます。
ガイド付き販売プロセスの最初のステップは、見積に商品を追加することです。ガイドの質問への回答によって、Salesforce CPQ で推奨される商品が決まります。回答によっては、Salesforce CPQ から追加の質問が表示されることがあります。作成する見積ごとに動的な反応型の操作を行うことができるため、顧客のニーズに最適な商品を簡単に見つけることができます。
成功のバンドル
コンポーネント商品が相互に依存する場合は、パッケージとして商品を販売する必要があります。Salesforce CPQ では、Salesforce システム管理者が商品を 1 セットにグループ化し、ルールを適用して、そのセットに不足や間違いがないように徹底することができます。これらのセットはバンドルと呼ばれます。
バンドルを設定するには、他の商品に関連付けられた商品を選択します。使いやすいインターフェースに、バンドルに含まれる関連商品が表示されます [1]。これにより商品の選択が簡単になるだけでなく、潜在的なアップセルや将来のオプション購入についてあなたと営業チームで話し合うきっかけにもつながります。
バンドルを設定するときに、商品の無効な組み合わせは選択できません。お客様に提示される見積は技術的に問題のない見積のみになるように、Salesforce CPQ はビジネスロジックを適用します。そのため、エラーが減少し、必要な作業も軽減されます。
バンドル、ガイド付き販売、シンプルな商品の選択ページにより、あなたと営業チームは見積をすばやく正確にまとめ、見積が却下されたり、商品が返品されたりする可能性を最小限に抑えることができます。Infinity Solutions の営業担当は、過去の販売の修正に無駄な時間をかける代わりに、次回の販売にエネルギーを注ぐことができます。