見積の PDF を生成する

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

• 見積 PDF ジェネレーターを使用する利点について説明する。
• 見積 PDF に含まれる一般的コンテンツを特定する。
• 1 つの動的テンプレートで完璧な見積 PDF が生成される仕組みを説明する。
• Salesforce CPQ で見積の配布がどのように処理されるかを説明する。

2 番目の単元で、Salesforce CPQ では見積に異なる意味があることを説明しました。この単元では、お客様に提供するドキュメントとしての見積について説明します。このドキュメントには、お客様が購入を検討している商品とサービスに関する情報が含まれます。

Infinity Solutions はなぜ PDF 見積が必要なのでしょうか?

• 購入を検討している商品とサービスの概要と詳細が欲しいと顧客が言っている。
• さらに、これらの品目の価格の内訳と合計が欲しいと言っている。
• Infinity Solutions は顧客に正確な情報をすばやく標準形式で提供したいと思っている。
• Infinity Solutions は、顧客に見積に電子署名をお願いして営業サイクルを短縮したいと考えている。

Salesforce CPQ ならすべて簡単です。

一般的な PDF 見積には、見積を行う商品とサービスのリスト [1]、およびそれらの品目の価格と割引 [2] が含まれます。価格と割引の合計と小計 [3] もある場合、商品とサービスのリストの下に概要として表示されます。

重要な契約条件 [4] も PDF ドキュメントに記載されます。見積の対象となる商品とサービスによっては、確認用としての仕様書も追加される場合があります。

これは顧客が署名する最終的なドキュメントであるため、PDF には適切な署名ブロック [5] が用意されています。

このように、PDF ドキュメントには多数の情報が表示されます。どの情報を含めるか、そのドキュメントをいつどのように提示するかは、顧客によって異なります。Salesforce CPQ では、PDF ドキュメントは動的です。

たとえば、特定の条件下で品目テーブルの特定の列を非表示にできます。特定のページやセクション、個別の見積規約も動的に表示することができます。商品の仕様書などの補足資料を添付して出力に追加し、1 つの連結 PDF を生成することもできます。

見積に表示する情報を決定したら、PDF ドキュメント自体を生成します。ドキュメントは見積と商談の両方に保存されるため、内部アクセス権のある Infinity Solutions は必要に応じてその見積を開いて確認できます。

その後、複数ある方法のうちいずれかを使用して見積を顧客と共有します。簡単な方法は、1 つのボタンをクリックし、標準の Salesforce メールテンプレートを使用して見積をメール添付ファイルとして送信することです。

このように、Salesforce CPQ は見積に関する複数の異なる情報を動的にすばやく簡単に PDF ドキュメントで表示できるのです。その PDF は他のメール添付ファイルと同じようにメールで送信できます。