ログインフローを割り当てて、ポータルでテストする
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- フローをポータルのログインフローとして割り当てる。
- ログインフローをテストして、新しい取引先責任者と個人レコードが作成されることを確認する。
ログインフローを割り当てる
素晴らしい登録フローを作成し、組織やポータルで機能させるための基盤を構築しました。次にすることは何でしょうか? これまでの作業をつなぎ合わせて実装をテストし、きちんと機能することを確認します。
まず、「Experience Cloud サイトのセルフ登録フローを作成する」プロジェクトで作成したログインフローを、先ほど設定したプロファイルに割り当てます。
- [設定] から、[クイック検索] ボックスに
Login Flows
(ログインフロー) と入力し、[ログインフロー] を選択します。 -
[新規] をクリックして、必要なフローとプロファイルの情報を入力します。この場合は以下のとおりです。
- タイプ: フロー
- 名前:
Privacy Settings
(プライバシー設定) - フロー:
Privacy_Settings
- ユーザーライセンス: Customer Community
- プロファイル:
Customer Account Portal
(カスタマー取引先ポータル)
- [保存] をクリックします。
適切なプロファイルを使用してポータルにアクセスしたユーザーのみに登録フローが表示されるようになりました。
ログインフローをテストする
ポータルを公開して有効にし、フローをテストできるようにしましょう。
- ポータルのエクスペリエンスビルダー (ポータルの横にある [設定] | [デジタルエクスペリエンス] | [すべてのサイト] | [ビルダー]) に移動します。
- エクスペリエンスビルダーで [公開] をクリックし、確認ダイアログでもう一度 [公開] をクリックしてから [了解] をクリックします。
- エクスペリエンスワークスペースの [管理] に移動します。
- デフォルトで [設定] が開いているはずですが、表示されていない場合は [設定] をクリックします。
- [有効化] をクリックしてから、[OK] をクリックします。
サイトを有効にすると、メンバーがサイトを使用可能になり、「お知らせ」メッセージが送信されます。
では、ログインフローが正常に動作するかどうかテストしてみましょう。このテストでは、ポータルのユーザーを作成し、そのユーザーとしてログインして、ログインフローを実行し、正しいレコードが作成/更新されていることを確認する必要があります。さっそく見てみましょう。
-
[設定] から、[クイック検索] ボックスに
All Sites
(すべてのサイト) と入力し、[すべてのサイト] をクリックします。 - ポータルの URL (末尾が /accountportal) をコピーして、シークレットブラウザーウィンドウに貼り付けます。シークレットモードにすると、テストの目的でポータルからログアウトできます。
- シークレットモードになると、ポータルのホームページが表示されます。ページの上部にある [ログイン] をクリックして、テストを続行します。
- ログインウィンドウで [メンバーではありませんか?] リンクをクリックします。リンクが表示されない場合は、サイトのセルフ登録が設定されていません。セルフ登録を設定し、公開して有効にしていることを確認します。
- 新しいユーザーを作成するプロンプトが表示されたら、ユーザーを作成します。メールアドレス (Trailhead Playground の設定時に使用したアドレス以外で、簡単にアクセスできるもの) を入力します。
- [登録] をクリックします。取引先ポータルへの登録を完了するためのリンクが記載されたメールをチェックするよう促すメッセージが表示されます。
- メールをチェックしてリンクをクリックします。
- ログイン登録フローの手順に従って、フローに設定されているチェックボックスをすべてオンにします。
- [次へ] をクリックして、[完了] をクリックします。
パスワードを設定して登録プロセスを完了します。ポータルのホームページが表示されます。新しいポータルユーザーが設定されたところで、システム管理者として組織にログインし直し、すべて想定どおり機能することを確認します。
- Salesforce システム管理者としてログインしているブラウザーウィンドウで、アプリケーションランチャーアイコンをクリックします。
- [アプリケーションまたは項目を検索] 検索ボックスに
Contacts
(取引先責任者) と入力し、[取引先責任者] をクリックします。 - [すべての取引先責任者] リストビューに切り替えます。
- 作成した新しい取引先責任者の名前をクリックします。
- [詳細] タブをクリックします。新規作成された取引先責任者レコードが Registrants (登録者) 取引先の一部になり、適切な個人レコードが関連付けられています。
- [個人] 項目の名前をクリックしてから、[詳細] タブをクリックします。.
- 登録プロセスでオンにしたすべてのチェックボックスがレコードでもオンになっていることを確認します。
よくできましたと自分をほめてあげましょう!
お疲れさまでした! お客様のデータプライバシー設定を取得するカスタマー取引先ポータルを作成する最初のステップを突破しました。ポータルに Lightning Knowledge やチャットを追加して、パワーアップさせたいと思いませんか? この実行方法については、「ナレッジとチャットを含むコミュニティを作成する」を参照してください。