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コンパクトレイアウトのカスタマイズ

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • コンパクトレイアウトのカスタマイズが重要である理由を説明する。
  • コンパクトレイアウトを新規作成する。
  • コンパクトレイアウトをユーザーに割り当てる。
メモ

メモ

日本語で受講されている方へChallenge は日本語の Trailhead Playground で開始し、かっこ内の翻訳を参照しながら進めていってください。Challenge での評価は英語データを対象に行われるため、英語の値のみをコピーして貼り付けるようにしてください。日本語の組織で Challenge が不合格だった場合は、(1) この手順に従って [Locale (地域)] を [United States (米国)] に切り替え、(2) [Language (言語)] を [English (英語)] に切り替えてから、(3) [Check Challenge (Challenge を確認)] ボタンをクリックしてみることをお勧めします。

翻訳版 Trailhead を活用する方法の詳細は、自分の言語の Trailhead バッジを参照してください。

モバイルカスタマイズをもっと楽しむ

クイックアクションを使いこなせるようになったところで、次のモバイルカスタマイズツールに進みましょう。この単元では、コンパクトレイアウトをご紹介します。

詳しい説明に入る前に、「レイアウト」にはわかりづらい部分があることを先にお知らせしておきます。アクションレイアウト、グローバルパブリッシャーレイアウト、ページレイアウト、コンパクトレイアウトなど、本当にこれ全部必要なのかと思うほどさまざまなレイアウトがあります。

これらのレイアウトはすべて必要なものなのです。なぜなら Salesforce が非常に柔軟な CRM プラットフォームとして機能するのも、このレイアウトが大きな要因の 1 つだからです。レイアウトを使用すると、表示画面のさまざまなカスタマイズが可能になるため、たくさんのレイアウトが生まれました。けれども、さまざまなカスタマイズツールを使いこなせるようになれば、レイアウトが何であるかなど考えることもなくなります。

そもそもコンパクトレイアウトとは一体何なのでしょうか?

コンパクトレイアウト

Salesforce モバイルアプリケーションでレコードを開くと、ページのヘッダーにそのレコードの概要が表示されます。コンパクトレイアウトは、ヘッダーにどの項目を表示するかを制御します。オブジェクトごとに、その領域に表示する項目を 10 個まで ([名前] 項目を含む) 割り当てることができます。

システムにはデフォルトが標準装備されているため、オブジェクトにコンパクトレイアウトを作成してカスタマイズすることは必須ではありません。けれども、モバイルユーザーが必要な情報をすばやく取得できるように、コンパクトレイアウトを使用して重要な項目をレコードヘッダーに配置することをお勧めします。

DreamHouse Realty の例を見てみましょう。D’Angelo は Property (物件) オブジェクトにコンパクトレイアウトを試しており、その結果に満足しています。物件オブジェクトのコンパクトレイアウトをカスタマイズする前とした後のヘッダーのスクリーンショットを見てください。

レコードページに追加されたコンパクトレイアウトに表示される新しい情報の比較

オブジェクトのコンパクトレイアウトに主要項目を配置すれば、モバイルユーザーは重要な情報の詳細を一目で確認することができます。

コンパクトレイアウトを作成する

D’Angelo はすでに物件オブジェクトにコンパクトレイアウトを設定していますが、まだレコードのヘッダーをカスタマイズしていません。また、取引先責任者の詳細ページを見やすくするために、取引先責任者オブジェクトにもコンパクトレイアウトを作成したいと考えています。そうすれば、仲介担当者が見込み客に関する情報をいち早く取得することができます。

  1. オブジェクトマネージャーから、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに Contact (取引先責任者) と入力し、[Contact (取引先責任者)] を選択します。
  2. 取引先責任者のオブジェクト管理設定から、[コンパクトレイアウト] に移動し、[New (新規)] をクリックします。
  3. [Field Label (項目の表示ラベル)] 項目に、Mobile Contact Layout (モバイル取引先責任者レイアウト) と入力します。
  4. このレイアウトに [名前]、[電話]、[フェーズ]、[メール] の各項目を追加します。[名前] 項目を含め、10 項目まで追加できます。すべての項目がリストに表示されるわけではありません。コンパクトレイアウトでは、テキストエリア、ロングテキストエリア、リッチテキストエリア、複数選択リストがサポートされません。
  5. 項目を選択し、[上へ] または [下へ] をクリックして並び替えます。レコードを表示したユーザーがその内容を把握できるように、必ずオブジェクトの [名前] 項目を最初に配置します。 

取引先責任者コンパクトレイアウトの選択された項目のスクリーンショット

  1. [Save (保存)] をクリックします。

コンパクトレイアウトをユーザーに割り当てる

コンパクトレイアウトを作成しても、Salesforce モバイルアプリケーションに指定しなければ、引き続きシステムデフォルトが使用されます。そのため、ここで新しいレイアウトを取引先責任者オブジェクトのプライマリレイアウトに設定する必要があります。この際に留意すべきことは、プロファイルごとに異なるレイアウトを割り当てられるページレイアウトとは異なり、すべてのユーザーに 1 つのコンパクトレイアウトが適用される点です。

  1. [コンパクトレイアウトの割り当て] をクリックします。
  2. [割り当ての編集] をクリックします。
  3. [Primary Compact Layout (プライマリコンパクトレイアウト)] ドロップダウンリストで、[Mobile Contact Layout (モバイル取引先責任者レイアウト)] を選択します。  

プライマリレイアウトとして選択した新しいコンパクトレイアウトのスクリーンショット

  1. [Save (保存)] をクリックします。

ヒント: オブジェクトにレコードタイプが複数ある場合は、プライマリレイアウトを選択したときに [レコードタイプの上書き] セクションが表示されます。このセクションで、レコードタイプごとに特定のコンパクトレイアウトを割り当てることができます。

Salesforce モバイルアプリケーションでコンパクトレイアウトをテストする

いよいよモバイルアプリケーションに切り替えて、これまでの作業の成果を見てみましょう。見込み客の新しい取引先責任者の詳細ページを見てみましょう。

  1. 各自のデバイスで Salesforce を開きます。
  2. ナビゲーションメニューアイコン をタップしてナビゲーションメニューを開き、[取引先責任者] をタップします。
  3. 先ほど作成した取引先責任者を選択します。
  4. プルダウンしてレコードページを更新します。

取引先責任者レコードページに重要な詳細が表示される

取引先責任者レコードページに新たに重要な詳細が表示されています。確かに些細な変更ですが、カスタマイズプロセスの仕組みがお分かりいただけたかと思います。このようなちょっとした変更を積み重ねることで、モバイルユーザーの利便性を向上させていくことができるのです。

リソース

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