サイトおよびブランド設定されたアセットの準備
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Mobile Publisher に情報を送信するまでに完了すべきタスクの概要をまとめる。
- Mobile Publisher の配信方法と配信種別の違いを説明する。
しくみ
モバイルアプリケーションのブランドバージョンの作成方法を細かく見ていく前に、今後のためにプロセス全体の概要を把握しておきましょう。
基本的な手順は次のとおりです。
- ブランド設定されたアプリケーションの作成方法を選択します。全面的にブランド設定された Experience Cloud サイトをもとにモバイルアプリケーションを作成する方法と、Salesforce モバイルアプリケーションを独自のブランド設定でカスタマイズする方法があります。
- Mobile Publisher にサインアップします。詳細は、Salesforce の担当者にお問い合わせください。
- ブランド設定されたアセットをデザインします。
- アプリケーションの配信方法を決めます。ユーザーに公開または非公開のどちらで配信しますか? Apple または Google へのアプリケーションの審査申請はご自身で行いますか、それとも Salesforce が代理で申請しますか? (この点については、重要なセクションである「アプリケーションを配信する」で詳しく説明します。)
- Apple App Store および Google Play で、確認済み法人デベロッパーアカウントを作成します。
- [Setup (設定)] から、Mobile Publisher にアプリケーションの情報とブランド設定したアセットを送信します。
- アプリケーションのベータバージョンを受け取り、ベータを徹底的にテストします。
- Apple および Google への申請に向け、アプリケーションを承認します。
- 自身のアプリケーションが Apple App Store と Google Play に載っているのを見て小躍りします。(小躍りの部分は省略可能ですが、強く推奨します)。
アプリケーションを公開後のメンテナンスは簡単です。ブランド設定を変更することになった場合、Mobile Publisher を使用して何度でも編集することができます。また、Salesforce が Experience Cloud サイトアプリケーションまたは Salesforce モバイルアプリケーションの新バージョンをリリースしたときに、ブランド設定されたアプリケーションがシームレスに更新されます。
ブランド設定するアプリケーションまたはサイトを選択して準備する
Mobile Publisher アプリケーションの作成プロセスは、既存の Experience Cloud サイトまたは Salesforce モバイルアプリケーションを基盤にして進めます。
アプリケーションを従業員や顧客にロールアウトする前に、組織の現在のモバイル使用状況を評価します。
- 顧客が最も利用しやすくなるように、適切な標準またはカスタム Lightning コンポーネントを使用してモバイル向け Experience Cloud サイトをカスタマイズしていますか?
- Salesforce モバイルアプリケーションを従業員のニーズに合わせてカスタマイズする方法はありますか?
必ず時間をかけて Experience Cloud サイトまたは Salesforce モバイルアプリケーションの実装を最適化します。ブランド設定されたアプリケーションのもとになっているのがこのいずれであっても、実施するカスタマイズを綿密に開発してテストすることをお勧めします。
DreamHouse をお手本にする
システム管理者である D’Angelo Cunningham に登場してもらい、D’Angelo が Mobile Publisher の設定の前に行った、Experience Cloud サイトおよび Salesforce モバイルアプリケーションの合理化について確認しておきましょう。
D'Angelo は Experience Cloud サイトをカスタマイズするために、次のことを行います。
- DreamHouse Realty のブランドやスタイルに合わせてテーマをカスタマイズする。
-
モバイルユーザーのエクスペリエンスを強化するための追加機能を提供するカスタム Lightning Web コンポーネントを構築します。
- エクスペリエンスビルダーを使って Experience Cloud サイトにコンポーネントを追加する。D’Angelo が実装した機能の 1 つは LocationService API で、これは DreamHouse Realty の顧客がアプリケーションを使って近隣で売り出されている物件を検索できるようにするものです。
- 顧客がもっと効率よく検索できるように、カスタムの検索コンポーネントを作成する。
- 携帯電話のブラウザーで Experience Cloud サイトをテストする。
D’Angelo は Salesforce モバイルアプリケーションをカスタマイズするために、次のことを行います。
- 仲介担当者のワークフローを迅速化するクイックアクションを作成する。
- モバイルナビゲーションをカスタマイズして、Chatter フィードをモバイル専用アプリケーションのランディングページにする。(組織で Salesforce モバイルアプリケーションに設定したナビゲーションは、ブランド設定されたアプリケーションにも適用されます。)
- House Explorer (住宅探索)、Heat Map (色分け地図)、Property Explorer (地所探索) という 3 つの Lightning アプリケーションを新規作成して、ナビゲーションメニューで使用できるようにする。
DreamHouse の仲介担当者や顧客からフィードバックを得て Experience Cloud サイトと Salesforce モバイルアプリケーションを最終調整した D'Angelo は、いよいよ Mobile Publisher へと踏み出すことに心を躍らせています。
ブランド設定されたアセットをデザインする
ブランド設定されたアセットの作成は、このプロセスの最も重要な部分で、最大の楽しみでもあります! アプリケーションの見た目を各社で独自に考案できるからです。
次を含む、アプリケーションのさまざまな要素に会社のブランド設定を適用できます。
- アプリケーション名
- アプリケーションストアでのアイコン
- モバイルデバイスでのアイコン
- アプリケーションヘッダーの色
- アプリケーションの読み込み中画面の色と画像
- アプリケーションストアに掲載する情報とスクリーンショット
デザイナーとの協力
新しいアプリケーションを App Store や Google Play に載せれば、世界中の何百万人もの人々がそのアプリケーションを目にできます。実際にダウンロードするのは自社の従業員だけかもしれませんが、プロのデザイナーと協力して、できるだけ好印象を与えるビジュアルアセットを作成するようにします。組織の規模にもよりますが、デザイナーはマーケティング部門や PR 部門の担当者と協議して、会社のブランドに見合うグラフィックやコピーを考案するでしょう。
ガイドラインに準拠
幸いにも App Store や Google Play にアプリケーションを公開するプロセスを進めるのは、あなたの組織が初めてではありません。正しい方向に進めるように、Apple および Google ではアプリケーションストアのリストを構成する全デザイン要素のガイドラインを示しています。「リソース」セクションに、各社のガイドラインへのリンクが掲載されています。
アプリケーションを配信する
ブランド設定したアプリケーションを設定する前に、まずアプリケーションの配信方法を理解することが重要です。アプリケーションの情報を Mobile Publisher に送信すると、アプリケーションの配信方法と配信種別を尋ねられます。
配信方法は、誰が Apple または Google によるアプリケーションの審査に申請するのかを特定します。配信方法のオプションは次のとおりです。
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バイナリアップロード: Salesforce がアプリケーションを構築してストアアカウントにアップロードします。お客様はストアの掲載情報 (スクリーンショットや説明など) を送信し、アプリケーションのリリースを管理します。
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完全管理: Salesforce がアプリケーションのライフサイクルを構築、リリース、管理します。
配信種別は、アプリケーションがユーザーに公開または非公開のどちらで配信されるかを特定します。配信方法のオプションは次のとおりです。
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公開配信: ブランド設定したアプリケーションがデベロッパーアカウントを通じて App Store や Google Play に公開されます。
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非公開配信: ブランド設定したアプリケーションの配信は、デベロッパーアカウントを通じて自社で管理します。各社の非公開のモバイルデバイス管理 (MDM) カタログアプリケーションを通じて、エンドユーザーのみがブランド設定したアプリケーションにアクセスできます。App Store や Google Play には公開されません。
次の動画で、配信方法と配信種別に関する重要な考慮事項をご覧ください。
この単元では、Mobile Publisher に送信する Experience Cloud サイトまたは Salesforce モバイルアプリケーションの準備方法とブランド設定されたアセットのデザイン方法について学習しました。また、Mobile Publisher の配信方法と配信種別の違いも学習しました。次の単元では、Mobile Publisher にアプリケーションのすべての情報を送信して、ブランド設定されたアプリケーションを作成する方法を見ていきます。
リソース
- Salesforce ヘルプ: アプリケーションを配信する
- Salesforce ヘルプ: Advantages of Binary Upload Distribution Method (バイナリアップロード配信方法の利点)
- Salesforce ヘルプ: Android 用のアプリケーション情報の準備
- Salesforce ヘルプ: iOS 用のアプリケーション情報の準備
- Apple デベロッパードキュメント: App Review ガイドライン
- Play Console ヘルプ: 審査のためにアプリを準備する
- Play Console ヘルプ: アプリを公開する
- Salesforce ヘルプ: Suggestions to Prevent App Store and Play Store Rejections (App Store および Play ストアによるアプリの却下を避けるための推奨事項)
- Apple: Make the Most of Your App Store Product Page (App Store で製品ページを最大限に活用する)
- Google: Google Material Design Guidelines: Product Icons (Google マテリアルデザインのガイドライン: 製品アイコン)
- Google: Set Up Your Google Store Listing (Google ストアの掲載情報を設定する)
- 記事: Eye-Catching App Icon Design (人目を引くアプリケーションアイコンのデザイン)
