Salesforce Spiff のチームを管理する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

• 有効日の重要性を理解する。
  
• 有効日を割り当てる。
  
• サブチームを作成して管理する。
  
• チーム階層をナビゲートして検証する。
  

有効日の設定

Salesforce Spiff でチームが作成されたら、効果的な方法で管理する必要があります。そのために、まず有効日を設定します。ユーザーを追加するときに、チームの各メンバーに [Effective As Of (有効開始日)] または [Effective Until (有効終了日)] を追加するオプションが示されます。

このベストプラクティスは、チームの管理に有効日を活用することです。チームを作成する時点では、[Effective As Of (有効開始日)] をいつにしたらよいのかわからないことがありますが、各チームメンバーにできるだけ早くその日付を割り当てるようにします。こうした日付は、積み上げ集計やチームリーダーへの表示にも役立ちます。(詳細は後ほど説明します。)

[Effective Until (有効終了日)] は、チームメンバーが別のチームに異動するときや組織から離職するときに使用します。担当者が有効終了日にチームを離れ、その後チームに復帰するといった状況が生じることがあります。担当者はチームに何回でも追加することができ、担当者がチームに復帰した日が [Effective As Of (有効開始日)] ということになります。

サブチーム

組織に複雑な階層が存在し、さまざまなレベルのチームで構成されていることがあります。たとえば、企業の VP や CSO が社内の全チームのパフォーマンスに基づいてコミッションを受け取るような場合です。あるいは、階層の最上位に親チームが位置し、その下位に異なるレベルのサブチーム (チーム内のチーム内のチームなど) を構造化しなければならないことがあります。Salesforce Spiff ではこうした状況にも対処できます!

階層を作成する場合は、チームをクリックし、[Team Members (チームメンバー)] タブの横にある [Subteams (サブチーム)] タブをクリックします。すでにサブチームとして追加されているチームを割り当てます。さらに、個々のチームメンバーの場合と同様に、サブチームにも有効日を入力できます

チーム階層を表示する

チーム階層の複雑度によっては、さまざまな親チームと関連付けられているサブチーム、さらにはそのサブチーム内のサブチームからなる込み入った構造を把握できるような形で組織の階層を表示したいと思うことがあります。

[Team Hierarchy Visualization (チーム階層の視覚化)] を使用すれば、こうしたチーム構造をトラバースして、チームが正しく設定されていることを検証できます。

[Team Hierarchy Visualization (チーム階層の視覚化)] にアクセスするには、画面の左側のパネルに表示される [Teams (チーム)] ページで任意のチームをクリックします。

視覚化を使用する

視覚化の任意の日付を選択すると、その時点で有効な階層が表示されます。たとえば、セールスエンジニアリングチームが、レベニューチームのサブチームとして割り当てられているとします。このサブチームの割り当ての [Effective Until (有効終了日)] は 4 月 30 日です。4 月 30 日より前の日付を選択すると、セールスエンジニアリングチームがレベニューチームの下位にサブチームとして表示されます。その時点で有効なサブチームであったためです。日付セレクターで 5 月 1 日を選択すると、階層のレベニューチームの下位にセールスエンジニアリングチームがサブチームとして表示されなくなります。代わりに、ほかのチームに関連付けられていない独立した親チームとして表示されます。

[Search (検索)] ボタン をクリックするとモーダルが表示され、チーム名、チームリーダー、チームメンバーで検索できます。

左パネルのチームをクリックすると、メイン画面にそのチームの詳細が示されます。画面の一般的なチーム機能を使用して、チームリーダー、チームメンバー、有効日を追加したり、サブチーム、カスタム項目、自動化などのタブに移動したりすることができます。

Salesforce Spiff のチームの管理方法がわかったところで、次はチームや積み上げ集計を使用するユースケースを検討します。