Pardot でのコネクタの設定
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Salesforce で、Pardot AppExchange アプリケーションをインストールし、Pardot コネクタユーザに権限セットを割り当てる。
- Salesforce アカウントのホワイトリストに Pardot IP を登録する。
- Pardot に Salesforce コネクタを追加する。
Pardot AppExchange アプリケーションのインストールおよび権限セットの割り当て
Pardot に Salesforce コネクタを設定するためには、Salesforce 組織に Pardot AppExchange パッケージをインストールしておく必要があります。AppExchange パッケージをインストールしたことがなくても心配いりません。難なく実行できます。Trailhead Playground でここに記載の手順に従えば、その方法 (を始めとするさまざまなこと) を習得できます。
Trailhead Playground がまだなくても大丈夫です。Trailhead の任意のハンズオン Challenge セクションから Trailhead Playground を作成できます。「Trailhead Playground の管理」モジュールにその手順が記載されています。
Trailhead Playground がすでにあればそれに越したことはありません。ユーザ名とパスワードをご用意ください。この後すぐに必要になります。ログイン情報がわからない場合は、「Find the username and password for your Trailhead Playground (Trailhead Playground のユーザ名とパスワードの調べ方)」をご覧ください。
Trailhead Playground のログイン情報が揃ったら、準備完了です。
最初に、Pardot AppExchange パッケージを Playground にインストールします。
- Pardot AppExchange Package Download and Release History (Pardot AppExchange パッケージのダウンロードおよびリリース履歴) を開きます。
- 本番環境のインストールリンクを選択します。
- Trailhead Playground のログイン情報を使用して Salesforce にログインします。
- [管理者のみのインストール] を選択します。
- [インストール] をクリックします。
- ポップアップで、[はい、これらのサードパーティ Web サイトにアクセスを許可します] をオンにします。
- [続行] をクリックします。
- [完了] をクリックします。
パッケージのインストールに数分かかることがあります。完了すると、「Pardot パッケージのインストールに成功しました」という件名のメール通知が届きます。
次に、コネクタユーザに各人が必要とする適切な権限セットを付与します。
- Trailhead Playground の [設定] から [クイック検索] ボックスに
「権限セット」
と入力し、[権限セット] を選択します。 - テーブルの [Pardot コネクターユーザー] をクリックします。
- [割り当ての管理] をクリックします。
- [割り当てを追加] をクリックします。
- この権限セットを適用するユーザを選択します。この場合は、自身の Trailhead Playground ユーザ名を選択します。
- [割り当て] をクリックします。
- [完了] をクリックします。
Salesforce アカウントの許可リストへの Pardot IP の登録
許可リストに登録するということは、特定の IP アドレスを認識して信用するということです。この登録によって Pardot と Salesforce が相互に接続してスムーズに同期できるようになります。
- [クイック検索] ボックスに
「ネットワークアクセス」
と入力し、[ネットワークアクセス] をクリックします。 - [新規] をクリックします。
- 下表の最初の IP アドレスの範囲を入力します。
- [保存] をクリックします。
- 手順 3 ~ 5 を繰り返し、3 つの IP アドレス範囲をすべて正常に追加します。
開始 IP アドレス |
終了 IP アドレス |
67.228.95.145 |
67.228.95.145 |
67.228.168.139 |
67.228.168.141 |
67.228.223.106 |
67.228.223.107 |
Pardot への Salesforce コネクタの追加
Salesforce に Pardot AppExchange パッケージをインストールし、Pardot の IP アドレス範囲を許可リストリストに登録したら、Salesforce コネクタを Pardot に追加できます。
- Pardot にログインします。
- [管理] | [コネクター] に移動します。
- [+ コネクターを追加] をクリックします。
- [salesforce.com] をクリックします。
- [コネクターを作成] をクリックします。
- [Salesforce Sandbox アカウントに接続する] はオフのままにします。
- ポップアップで、コネクタユーザのログイン情報を使用して Salesforce にログインします。Trailhead Playground の手順を実行している場合は、Trailhead Playground のログイン情報を使用します。
- [許可] をクリックして、コネクタユーザにアカウントへのアクセス権を付与します。
- コネクタ設定を選択します。
- [完了] をクリックします。
[完了] をクリックすると、コネクタが自動的に認証を開始します。検証する必要はありません。
Salesforce コネクタを Pardot に追加したら、テストすることをお勧めします。手順については、「Test the Salesforce-Pardot Connector (Salesforce-Pardot コネクタのテスト)」記事を参照してください。
Salesforce に存在するリードや取引先責任者が Pardot に存在しない場合は、Pardot に自動的に同期されません。同期を確立するためには、存在しないレコードをインポートする必要があります。この点は一旦横に置いておき、先に Salesforce アカウントと Pardot アカウントを設定します。次の 2 つの単元でこの設定を行います!
2019 年 2 月 11 日より後に Pardot を購入した場合は、新しいプロセスに従ってください。
ステップは非常に似ていますが、いくつか変更があります。従う必要がある新しいプロセスについて見てみましょう。
- こちらからインストールリンクを取得してください。このパッケージにより Salesforce アカウントがカスタムアプリケーション、タブ、リードおよび取引先責任者の項目で更新されるため、AppExchange からではなく、このリンクからパッケージをインストールすることが重要です。
- アクションを確認して、[インストール] をクリックします。
- インストールウィザードのステップ 2 で、セキュリティレベルとして [管理のみへのアクセスの許可] をクリックします。
Salesforce システム管理者は、Pardot アカウントを有効にし、アカウントを管理する Pardot システム管理者を指名する必要があります。
- [設定] から、[クイック検索] ボックスに
「Pardot」
と入力します。 - [Pardot アカウントの設定] をクリックします。
- 画面に表示される残りの設定手順に従います。
アカウントが有効になったら、Pardot システム管理者は有効化メールを受信します。コネクターにアクセスするには、システム管理者がアカウントを有効化する必要があります。
- 有効化メールにある有効化リンクをクリックします。
- 指示に従って Pardot にログインします。
コネクターが作成されると、一時停止状態になっています。データの同期を開始するには、Pardot システム管理者は新しいコネクターを設定し、一時停止を解除する必要があります。では、コネクターを同期してみましょう。
- Pardot で、[管理] | [コネクター] に移動します。
- Salesforce コネクターの横にあるギアアイコンをクリックし、ドロップダウンボタンから [編集] を選択します。
- コネクター設定を確認します。
- 同期を開始するには、ギアアイコンをクリックし、[【Unpause|再開】] を選択します。