ビジネスニーズへの Salesforce 機能の対応付け
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Salesforce 業種ブループリントについて説明する。
- Salesforce 業種ブループリントを使用する利点を説明する。
- Salesforce 業種ブループリントの内容を挙げる。
業種ブループリントとは
多くのお客様から、Salesforce のさまざまな製品をどのように利用すればよいのかというご質問をいただいています。ブループリントは多くのお客様に共通する主要なビジネス機能の概要を製品に依存せずに説明したものです。業種ブループリントは、商談の発見からしっかりとした Industry Solutions の構築まで、エンドツーエンドのプロセスを図示しています。
Salesforce 業種ブループリントは、Salesforce の見解 (POV) を表しています。この POV は、業種のトレンド情報、お客様に関するインサイト、およびパートナーからの情報に基づいて開発されます。
業種ブループリントの使用
業種ブループリントを使用することで組織にとって特に重要な機能について複数部門にわたる関係者の意思統一を図ることができます。
ビジネスのニーズに基づいて組織に最適なビジネス機能とプラットフォーム機能を評価するために、Salesforce 取引先チームまたは Salesforce パートナーの協力を得ることができます。
業種ブループリントの内容
業種ブループリントを作成するには、成功するためにどのような詳細情報を把握する必要があるかを考えます。
プラットフォーム実現要因、API、データソースはすべてのライフスタイルフェーズとビジネスプロセスに共通です。これらを使用して、カスタマイズソリューションをサポートするために必要な機能の基準を決定します。
業種ブループリントにはいくつかの主な用途があります。
- 一般的なビジネス機能をお客様のライフスタイルのフェーズに対応付ける。
- 複数部門にわたる関係者の意思統一を図るために組織にとってどの機能が特に重要かを判断する。
- 組織のビジネスニーズを満たすために必要な概要レベルのプラットフォーム機能を理解する。
たとえば、「Retail Industry Blueprint (小売業種ブループリント)」では、「Meet Shoppers Where They Are (買い物客がいる場所で出会う)」、「Build the Workforce of the Future (将来の労働力の向上)」、「Power Innovation with Data & Insights (データとインサイトによるイノベーションの促進)」、「Optimize Business Relationships (ビジネスリレーションの最適化)」といった機能を含むブループリントについて説明しています。これらはビジネスの成功を達成するために小売業者のライフサイクルの各フェーズで満たす必要があるビジネスニーズです。
Salesforce は、お客様が新しいカスタマーエクスペリエンスを計画したり、既存のカスタマーエクスペリエンスを強化したりことをお手伝いできます。組織に最適なビジネス機能とプラットフォーム機能を評価するためのサポートについては、Salesforce 取引先チームまたは Salesforce パートナーにお問い合わせください。