プラットフォーム間で接続された環境の作成
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Salesforce Einstein Analytics を BigQuery と統合する方法を説明する。
- Salesforce Einstein Analytics と BigQuery のインテグレーションの制限を説明する。
Salesforce Einstein Analytics と BigQuery
Salesforce では Einstein Analytics を使用して、広範な CRM データに基づく重要なインサイトを提示しています。けれども、CRM 以外のデータはどうでしょうか? こうしたデータを取り込むためには通常、さまざまなトランザクションシステムやデータウェアハウス、各地域から多数のドキュメントやスプレッドシートを収集することになります。そして、データサイロをトラバースする場合、レポートが手元に届く頃には古くなっていると感じられることがあります。
Salesforce では、こうしたデータを結び付ける簡単な手段として、BigQuery への Einstein Analytics コネクタを作成しています。この目的は、スマートなデータ準備を可能にして、アクセス可能なインサイトへのジャーニーを加速することです。
- CRM データを BigQuery の外部データで補強する。
- データの準備やクリーンアップをインテリジェントに行う。
- 最小限のクリック操作で Analytics アプリケーションを作成する。
Salesforce では、必要なすべてのオブジェクトをソースから同期できるようにしています。次に、Einstein Analytics のレシピやデータフローを使用して、こうした接続済みオブジェクトのデータを準備し、最終的なデータセットを作成できます。
Einstein Analytics ダッシュボードで新しいデータセットを使用します。たとえば、BigQuery を使用して、(チャネル別のエンゲージメントのサマリ、地域別の広告費用の総額など) 広告キャンペーンのアクティビティについてまとめる、対話型ダッシュボードを作成できます。
コネクタの制限事項
BigQuery コネクタを使用するときには、次の点に注意してください。
- Einstein Analytics では最大 100 個のオブジェクトからのデータを同期できます。この合計数には、ローカルオブジェクトと外部オブジェクトが含まれます。
- Einstein Analytics が外部接続を介して同期できるデータ量は、コネクタによって異なります。
- BigQuery コネクタでは、最大 1 億行またはオブジェクトあたり 50 GB のいずれかの制限に達するまで同期できます。
- 増分同期と検索条件は Salesforce ローカルコネクタでのみ使用できます。
- 接続のデータ読み込み時間は、接続種別によって異なります。
自分のストーリーを始める
このモジュールでは、Salesforce と Google のパートナーシップについてかいつまんで説明してきました。このストーリーには探求すべき点がまだまだたくさんあります。獲得を目指すバッジや、参照可能なドキュメントを用意していますが、一番大切なことは、データの向上、生産性、顧客との関係強化に関するあなた自身のストーリーを実際に始めてみることです。