Salesforce バックアップについて知る
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Salesforce バックアップを使用して Salesforce データの整合性とセキュリティを強化する方法を説明する。
- Salesforce バックアップの主な機能を挙げる。
- バックアップの計画を立て、データに優先順位を付ける。
Salesforce 組織の整合性とセキュリティ
Calvin Green は、バージニア州フェアファクスにある Zephyrus Relocation Services という人材リロケーション企業の Salesforce システム管理者です。その責務は、従業員のリロケーションに関する信頼のおけるデータの整合性を保護することです。Calvin は Salesforce バックアップを使用して、たとえばユーザーエラーやインテグレーションエラーなどが生じたときに、この会社のデータが保護されるようにしています。
Salesforce バックアップは、Salesforce データ管理およびセキュリティポートフォリオの一部です。Salesforce 環境でデータの整合性を保護し、コンプライアンスを維持する必要がある企業は、組織にこのアプリケーションを追加して、その日のうちにバックアップポリシーを有効にできます。この製品を実装すれば、ユーザーエラー、悪意のある人物、データの損失から会社のデータを保護し、さらに会社のセキュリティ体制も強化できます。
Salesforce バックアップツールでできること
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バックアップポリシーの設定: Salesforce 組織のバックアップポリシーを作成して管理します。データの管理、コンプライアンス、セキュリティに必要なオブジェクト (カスタムと標準) をいくつでも選択できます。
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毎日自動的にバックアップ: 最初にポリシーの完全バックアップを実行したら、後は増分を毎日自動的にバックアップします。
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活動ログの表示: バックアップジョブや復元ジョブの状況、失敗、成功、エラーメッセージの詳細を確認します。
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復元するレコードの指定: 日付範囲でレコードを絞込み、復元するレコードをプレビューして、バックアップされた Salesforce 組織内にデータを復元します。
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CSV のエクスポート: 選択したバックアップデータをエクスポートします。
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バックアップデータのセキュリティ: 転送中と保存中のどちらのバックアップデータも暗号化します。
バックアップするデータを特定して優先順位を付ける
Calvin が計画を立て始めました。バックアップツールを使用して、バックアップする必要がある Zephyrus Relocation Services のデータに優先順位を付けました。
大半のお客様は、データのバックアップに関して独自の目標があります。Calvin のようにセキュリティ上の理由でバックアップを保存しておく場合もあれば、保健医療データなど、特定のカテゴリのデータのコンプライアンス要件を満たすことを目的とする場合もあります。目的が何であれ、ここで大切な点は、会社のセキュリティとコンプライアンス体制にとって最も重要なのはどの情報か認識することです。
データのバックアップは次のように機能します。Salesforce バックアップでオブジェクトの「0 日目」完全バックアップが完了したら、その翌日から毎日増分バックアップが実行されます。毎日の増分バックアップでは、更新または削除されたデータのみが考慮されます。
Salesforce バックアップツールの概要がわかりました。次はユーザーを設定してアプリケーションをインストールする方法を確認します。
リソース