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キャンペーンとプロモーションソースコードを評価する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • キャンペーンとプロモーションでソースコードがどのように使用されるかを説明する。
  • Source Codes (ソースコード) ダッシュボードを使用する理由を挙げる。
  • Source Code (ソースコード) ダッシュボードのメトリクスを定義する。
  • Source Code (ソースコード) ダッシュボードのメトリクスでプロモーションのパフォーマンスがどう強調されるかを説明する。
  • Source Code (ソースコード) ダッシュボードのメトリクスをユースケースに適用する方法を説明する。

Source Code (ソースコード) ダッシュボードを知る

ソースコードは、ソースコードが含まれるリンクを顧客がクリックするとアクティブ化されます。B2C Commerce Source Code (ソースコード) ダッシュボードでは、ソースコードの変換活動と、ソースコードのアクティブ化にリンクしている注文と収益のメトリクスを表示できます。 

このダッシュボードのレポートを使用して、ソースコードのパフォーマンスを次の視点で追跡できます。 

  • ソースコードのアクティブ化
  • ソースコードのアクティブ化によって行われた注文
  • ソースコードのコンバージョン率
  • ソースコードによって創出された収益

ダッシュボードの結果を使用して、ソースコードの配置を微調整することもできます。たとえば、もっとも人気のあるソースコードを特定してアフィリエイトサイトでの使用を増やすことができます。さらに、アフィリエイトサイトでまだ使用可能になっている非アクティブなソースコードを特定して削除できます。

プロモーション限定子としてのソースコード

ソースコードをプロモーション限定子として使用できます。たとえば、買い物客に表示されるマーケティング Eメール、オンライン広告、アフィリエイトサイトのリンクにプロモーションソースコードを埋め込むことができます。買い物客がそうしたプロモーションソースコードリンクをクリックすると、その URL のソースコードによって買い物客にソースコードプロモーションの資格が付与されます。 

ソースコードグループ

個々のソースコードはソースコードグループと連携しています。ソースコードグループには、ストアフロントによって一般的な方法で処理される 1 つ以上のソースコードが含まれます。たとえば、複数のコードを同じルールのセット (プロモーション、価格表、コンテンツ、リダイレクト) にマッピングできます。詳細は、「Salesforce B2C Commerce Campaigns and Promotions (Salesforce B2C Commerce キャンペーンとプロモーション)」 Trailhead モジュールを参照してください。

Source Code (ソースコード) ダッシュボードのメトリクス

Source Code (ソースコード) ダッシュボードでは、ソースコードの 3 つの分類 (アクティブ、非アクティブ、無効) についてレポートします。このダッシュボードのレポートとメトリクスを使用して、アクティブなソースコードのコンバージョン結果を、期待されるプロモーションキャンペーンのパフォーマンス目標と比較できます。まだ使用されている非アクティブなソースコードを特定することで、ソースコードの在庫管理にも使用できます。Source Code (ソースコード) ダッシュボードには 4 つのレポートとグラフがあります。

Source Code (ソースコード) ダッシュボード

テーブルまたはグラフ 説明

Source Code Activations (ソースコード - アクティブ化) (1)

[Source Code Activations (ソースコード - アクティブ化)] グラフ

この棒グラフでは、ソースコード分類 (アクティブ、非アクティブ、無効) 別にソースコードのアクティブ化率を比較できます。

分類ごとのアクティブ化率と関連するアクティブ化ごとの平均収益を表示するには、その分類を表す棒にマウスポインターを置きます。

Source Code - Orders (ソースコード - 注文) (2)

[Source Code - Orders (ソースコード - 注文)] グラフこの棒グラフでは、ソースコードのアクティブ化によって発生した注文の割合をソースコード分類 (アクティブ、非アクティブ、無効) 別に比較します。

ある分類から行われた注文の割合と、その分類の注文あたりの平均収益を表示するには、その分類を表す棒にマウスポインターを置きます。

このグラフを使用して、注文のトリガーとなったソースコードのアクティブ化の分類をレビューします。通常は、アクティブなソースコードから行われた注文の割合が高くなることが予想されます。 

Order Conversion Results (注文コンバージョンの結果) (3)

[Order Conversion Results (注文コンバージョンの結果)] グラフ

この棒グラフでは、各ソースコード分類 (アクティブ、非アクティブ、無効) のソースコードのコンバージョン率が比較されます。コンバージョン率は、Orders (注文数)/Activations (アクティブ化) の合計として計算されます。

1 つのソースコード分類のコンバージョン率と注文あたりの収益を表示するには、その分類を表す棒にマウスポインターを置きます。

このグラフを使用して、プロモーション限定子としてのソースコードの成功を評価します。非アクティブおよび無効なコンバージョンをメモします。コンバージョン率が重要な場合は、ソースまで掘り下げます。ソースコードを再アクティブ化してその人気を利用できます。 

Conversion of Source Codes (ソースコードのコンバージョン) (4)

[Conversion of Source Codes (ソースコードのコンバージョン)] テーブル

このテーブルには、コンバージョン率で上位 5 位までのソースコードグループがランキングされます。このテーブルには、次のソースコードのコンバージョンの詳細が含まれます。

  • Group (グループ): ソースコードグループ
  • Site (サイト): ソースコードが属するサイト
  • Activations (アクティブ化): グループに割り当てられているソースコードがアクティブ化された回数
  • Orders (注文数): すべてのソースコードセッションで作成された注文の数
  • Merchandise Total (商品合計金額): すべてのソースコードセッションの合計売上金額
  • Avg. Merchandise Total Per Usage (使用ごとの平均商品合計金額): ソースコードのアクティブ化あたりの平均売上金額
  • Avg. Merchandise per Order (注文ごとの平均商品額): ソースコードセッション中に行われた各注文の平均金額
  • Number of Items Per Order (注文あたりの品目数): 各ソースコードセッションの注文に含まれる品目の平均数
  • Order Conversion Rate (注文コンバージョン率): 少なくとも 1 つの注文につながったソースコードのアクティブ化の割合

ドロップダウンを使用して、アクティブ、非アクティブ、または無効なソースコードのコンバージョンの詳細を表示するテーブルを設定します。

非アクティブおよび無効なソースコードではプロモーションがアクティブ化されないため、通常それらからコンバージョンや注文は発生しません。ただし、非アクティブまたは無効なソースコードが含まれる URL を使用してストアフロントにアクセスした場合は、注文が作成される可能性があります。この状況が発生すると、そのアクティブ化は非アクティブまたは無効として分類されます。ソースコードが Business Manager 内に存在するがライブではない場合、そのソースコードは非アクティブです。ソースコードが Business Manager に存在しない場合、そのソースコードは無効として分類されます。 

次の表では Source Code (ソースコード) ダッシュボードのメトリクスについて説明します。

メトリクス 説明

Activations (アクティブ化)

ソースコードグループがアクティブ化された回数。 

ソースコードグループは、そのグループのソースコードを使用してサイトにアクセスするとアクティブ化されます。

Orders (注文数)

このソースコードグループを使用して作成された注文の数。

Merchandise Total (商品合計金額)

このソースコードグループを使用して作成された注文の商品金額。

Average Merchandise Total per Usage (使用ごとの平均商品合計金額)

ソースコードのアクティブ化ごとの平均商品金額。Merchandise Total (商品合計金額)/Activations (アクティブ化) として計算されます。

Average Merchandise Total per Order (注文ごとの平均商品合計金額)

ソースコードの注文ごとの平均商品金額。Merchandise Total (商品合計金額)/Orders (注文数) として計算されます。

Items Per Order (注文あたりの品目数)

ソースコードの注文ごとの平均品目数。

Order Conversion (注文コンバージョン)

ソースコードグループのコンバージョン率。Orders (注文数)/Activations (アクティブ化) として計算されます。

Active Source Code (アクティブなソースコード)

アクティブ化の時点で有効化され、スケジュールされていた (ライブ) ソースコード。 

Inactive Source Code (非アクティブなソースコード)

アクティブ化の時点で無効化されていたか、スケジュールされていなかった (非ライブ) ソースコード。 

Invalid Source Code (無効なソースコード)

URL のソースコードパラメーターで参照されたが、Business Manager に存在しないソースコード。

Source Code (ソースコード) のメトリクスを評価する

ここまでの単元を完了していれば、Cloud Kicks のシニアマーチャンダイジングマネージャー Brandon Wilson が Happy Trails Soft Rock トレイルランナープロモーションキャンペーンを実施していることはご存じでしょう。 

Cloud Kicks のシニアマーチャンダイジングマネージャー、Brandon Wilson

Brandon は Reports & Dashboards ツールの Promotions (プロモーション) ダッシュボードを使用して、キャンペーンのプロモーションのパフォーマンスを分析しています。All Promotions (すべてのプロモーション) ダッシュボードと Promotions Detail (プロモーション詳細) ダッシュボードを使用した最初の評価で、キャンペーンには熱心なランナーやハイカーへのより幅広いアピールが必要だと判断しました。その市場セグメントをエンゲージするために、ソースコードを限定子として使用する 2 つの新しいプロモーションを追加しました。

  • Soft Rock Review (Soft Rock のレビュー): Soft Rock Trail-Runner 1 足以上の注文に対し 15% 割引をアクティブ化します。ソースコードは熱心なランナーとハイカーに人気のあるオンラインメディアの商品レビューに埋め込まれます。
  • Online Publications (オンラインメディア): ハイキングやトレイルランニング関連メディアの Web サイトを頻繁に訪問する買い物客には Soft Rock Trail-Runner 1 足以上の注文に対し 15% 割引をアクティブ化します。ソースコードはアフィリエイトサイトに配置された Cloud Kicks の広告に埋め込まれます。

新しいプロモーションを数週間実施したので Brandon がパフォーマンスをチェックできる状態です。このレビューには Source Codes (ソースコード) ダッシュボードを使用します。

Source Code (ソースコード) ダッシュボードを起動する

Brandon は Promotions Source Code (プロモーションソースコード) ダッシュボードを起動し、日付を現在の Happy Trails ソースコードプロモーション期間と一致するように設定します。

メモ

Promotions (プロモーション) ダッシュボードの起動方法は、このモジュールの最初の単元を参照してください。

ダッシュボードメトリクスをレビューする 

Brandon はダッシュボードをレビューし、次のグラフとメトリクスに注目しました。

Source Code (ソースコード) ダッシュボード

  • [Source Code – Activations (ソースコード – アクティブ化)] グラフ: アクティブ化の 95% がアクティブなソースコード、4% が非アクティブなソースコード、1% が無効なソースコードによるものです (1)。Cloud Kicks では複数のソースコードプロモーションを同時に実施しており、Brandon は、アクティブ化の圧倒的多数がアクティブなソースコードグループから発生していることに満足しています。
  • [Source Code – Orders (ソースコード – 注文)] グラフ: Brandon はアクティブなコードの注文あたりの商品平均金額が $109 であることに着目します。これは Cloud Kicks の過去の注文データと一致しています。ソースコード注文の 99% はアクティブなコードから発生します。アクティブなソースコードの割合は、Brandon のチームが非アクティブなソースコードを積極的に管理していることを示します。
  • 非アクティブなソースコード: わずかな割合の注文が非アクティブなソースコードから発生しています (2)。Brandon はこの非アクティブなソースコードがどのようなもので、それに関連付けられた注文パフォーマンスは何を示しているかを調べる必要があります。後で Conversion of Source Codes (ソースコードのコンバージョン)] テーブルを使用してそれらのメトリクスをレビューできます。
  • Order Conversion Results (注文コンバージョンの結果)] グラフ: アクティブなソースコードのコンバージョン率は 10.5% です (3)。この割合は Cloud Kicks の平均を上回っています。これらの数字から、Brandon はソースコードプロモーションのパフォーマンスは良好であるという結論に達しました。
  • [Conversion of Source Codes (ソースコードのコンバージョン)] テーブル: 2 つの Happy Trails ソースコードグループが注文の 1 位と 2 位にランクインしています (4)。Brandon は 15% Soft Rock Review ソースコードのコンバージョン率が 14.5%、注文数 4,678 で大成功であることに興奮しています。これは際立ったコンバージョン率です。この成功をマーケティングと共有し、Soft Rock Review ソースコードリンクを買い物客に提供する他のオプションを開発してもらうつもりです。

Source Code (ソースコード) ダッシュボード

上記で、Brandon はわずかな割合の注文が非アクティブなコードから発生していることに気付きました。無効なソースコードのコンバージョンメトリクスをレビューするために、テーブルのドロップダウンで [Inactive (非アクティブ)] (1) を選択します。

テーブルにアクティブ化を示す 4 つの非アクティブなソースコードが表示されます (2)。4 つの非アクティブなソースコードグループには注文と収益が表示されていますが、注文はアクティブなプロモーションから作成されず、顧客には期待された体験が提供されません。非アクティブなソースコードを買い物客が使用できる状態にしておくことは避ける必要があります。 

Brandon のチームはアフィリエイトと協力して非アクティブなソースコード URL をアフィリエイトサイトから削除できます。

Brandon は 2 つの新しいプロモーションのソースコードによるパフォーマンスの結果に満足しています。ソースコードのパフォーマンスの結果を受け、Brandon はマーケティングチームと一緒に、他のメディアを通じて Soft Rock Review ソースコードプロモーションを配布する計画を立てています。さらに、Online Publications 広告を他の熱心なハイカーやランナー向けサイトに配置する計画も立てています。

次のステップ

この単元では、Promotions Source Code (プロモーションソースコード) ダッシュボードで、ソースコードから注文と収益がどう創出されているかをレビューできることを学習しました。ダッシュボードのソースコードグラフの解釈方法や、[Conversion of Source Codes (ソースコードのコンバージョン)] テーブルを使用して個々のソースコードグループのパフォーマンスを追跡する方法を学習しました。次は、Promotion Conversion (プロモーションコンバージョン) ダッシュボードを使用してキャンペーンのコンバージョン率を分析する方法を学習します。

リソース

テストのシナリオ

2 つの Happy Trails ソースコードプロモーションの成功を受けて、Brandon のチームは 2 つの新しいソースコード限定子プロモーションを作成して Happy Trails プロモーションキャンペーンに追加しました。

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