ダッシュボードとアプリケーションによるレポートの拡張
学習の目的
- カスタムダッシュボードを設定する。
- ダッシュボード用にゲージコンポーネントを作成する。
- ダッシュボード用に棒グラフコンポーネントを作成する。
Global Sales Management ダッシュボードによる一括管理
次に、マネージャがとても喜ぶ作業を行いましょう。Maria は、各レポートを個別に表示するのではなく、一目で理解できるビジュアルをホームページに作成して Ursa Major の営業マネージャに提供しようと考えています。これによりマネージャは、ホームページを読み込むたびに、各レポートの更新済みの状況を確認できるようになります。
営業マネージャ用ダッシュボードの作成
- [ダッシュボード] タブを選択します。
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[新規ダッシュボード] をクリックします。
- ダッシュボードに「Sales Manager Dashboard (営業マネージャ用ダッシュボード)」という名前を付けます。
- 説明を入力して [作成] をクリックします。
ダッシュボードを作成したので、次は Ursa Major の営業マネージャ用に作成したレポートを基にダッシュボードコンポーネントを追加します。
Maria はこの時点で、各レポートのデータを表示する最適な方法について考えています。
完了した商談の年間累計に関するゲージコンポーネントの追加
ゲージは、目標と対比された合計金額を表示するのに適した方法です。Maria はゲージを使用して、Ursa Major が $4,000,000 という年間販売目標をどれだけ達成しているかを表示しようとしています。営業チームの目標達成状況を視覚的なグラフで表示すると、すぐに確認して簡単に心に留めておけるようになります。
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[+ コンポーネント] をクリックします。
- Closed Business YTD レポートを選択します。
- [表示名] でゲージコンポーネントを選択し、次のように設定します。
- 基準: 金額合計
- セグメント範囲: 0、2000000、3000000、4000000
- タイトル: Closed Business YTD (完了した商談の年間累計)
- 必要に応じてサブタイトルとフッターを追加します。
- [追加] をクリックします。
Maria はゲージを最初のダッシュボードコンポーネントにするため、ダッシュボードの左上隅にゲージを残します。
営業担当別パイプラインに関するグラフコンポーネントの追加
Maria の営業マネージャは、各営業担当の取り組み方について把握したいと考えています。Maria は、縦棒グラフを使用して、どの営業担当の商談がパイプライン内で最も多いかを表示するつもりです。
- [+ コンポーネント] をクリックします。
- Pipeline by Rep レポートを選択します。
- [表示名] で縦棒グラフコンポーネントを選択し、次のように設定します。
- X 軸: 商談 所有者
- Y 軸: 金額合計
- タイトル: Pipeline by Rep (営業担当ごとのパイプライン)
- 必要に応じてサブタイトルとフッターを追加します。
- [追加] をクリックします。
- Pipeline by Rep コンポーネントをクリックし、Closed Business YTD ゲージの右にドラッグします。
- [保存] をクリックします。
- [完了] をクリックします。
営業担当の商談成功率に関するグラフコンポーネントの追加
すべての商談でトップに立っている営業担当は誰でしょうか? Maria は別の棒グラフを使用しようとしています。この棒グラフは横棒グラフであり、商談成立数の最も高い営業担当をマネージャに示します。
- [+ コンポーネント] をクリックします。
- Sales Reps Win Rate レポートを選択します。
- [表示名] で横棒グラフコンポーネントを選択し、次のように設定します。
- Y 軸: 商談所有者
- X 軸: 商談成功率
- タイトル: Sales Rep Win Rate (営業担当の商談成功率)
- 必要に応じてサブタイトルとフッターを追加します。
- [追加] をクリックします。
- Sales Rep Win Rate コンポーネントをクリックし、Pipeline by Rep グラフの右にドラッグします。
- [保存] をクリックします。
- [完了] をクリックします。
ダッシュボードには、Maria が設定したレポートごとに 1 つずつ、合計 3 つのコンポーネントが含まれています。Ursa Major で Salesforce が実装されると、コンポーネントにデータが追加されていきます。
フォルダは、レポートとダッシュボードを整理するのに適した方法です。Maria は、レポートとダッシュボードを営業チームに配信する準備が整ったら、フォルダを作成し、レポートとダッシュボードを整理します。
さらに簡単な方法
Maria は役立つレポートを作成し、素晴らしいダッシュボードを設定しました。ただし、レポートの使用を開始するには別の方法もあります。それは、Salesforce AppExchange からレポートをダウンロードする方法です。今は Ursa Major のレポートに対するニーズが少ないので、Maria は会社で必要となるレポートをすべて設定できますが、今後は、AppExchange からレポートを取得することを検討する可能性があります。