Essentials によるデータの整理

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Essentials によるデータの整理方法を説明する。
  • Essentials のデータの保存に関する用語を定義する。
  • Essentials で使用するオブジェクトを列挙する。

Essentials によるデータの整理方法

Essentials では、データをオブジェクトとレコードに整理します。これらが何を意味するのかをもう少し明確にしてみましょう。 

オブジェクトはファイルフォルダのようなもので、取引先責任者など、特定の種類の情報を格納します。

レコードは、フォルダに保管されているカードのようなもので、特定の取引先責任者についてのすべての情報を格納します。たとえば、Tracey の得意客に Aliah Jackson という人がいます。彼女の取引先責任者レコードには、住所、電話番号、そして過去の注文の情報が格納されています。 

データは、特定のページにあるすべての情報の総称です。この例では、Aliah の電話番号、誕生日、好きな花がすべてデータです。

ナビゲーションバーは、すべてのオブジェクトが収納された棚のようなもので、ページの一番上にあります。

取引先責任者の詳細を見るには、取引先責任者オブジェクトを選択してから、レコードを選択します。フォルダから特定の人物のカードを取り出すようなものです。 

少し時間をとって、Essentials を学習していく上で知っておく必要がある他のいくつかの用語を定義しましょう。

名称 Essentials での意味
項目
名前や住所などの値を保存する場所。フォルダの例でいうと、項目はカードの行にあたります。
組織
すべてのデータ、設定、カスタマイズが保存される場所。組織にアクセスするにはログインが必要です。組織は、「Salesforce のインスタンス」とも呼ばれます。
アプリケーション
ビジネスプロセスをサポートするための項目、オブジェクト、ユーザ権限、および機能のセット。

実際のフォルダや机の上に散乱したメモとは異なり、Salesforce のデータは、信頼できるセキュアなクラウドに保存されます。そして、使いやすいインターフェースによって、デスクトップからでもモバイルデバイスからでもデータにアクセスすることができます。Salesforce は、お客様の会社は今は規模が小さくても成長が期待されることを理解しています。システムの管理や修復に技術チームを雇う必要はありません。すべて Salesforce が行います。

取引先、取引先責任者、リード、および商談

Essentials は、オブジェクトを使用してデータを整理します。オブジェクトのイメージを掴んで頂くために、学生時代に戻って、沢山のプリントを宿題として渡されたと想像してください。真面目な学生であるあなたは、科目別のフォルダにプリントを分類しますよね?

Essentials では、顧客情報を対応するオブジェクトに保存します。最も一般的なオブジェクトをいくつか紹介します。

  • 取引先は、ビジネスの相手となる会社です。たとえば、Sprouts は Dreamscape に種を供給する会社です。
  • 取引先責任者は、ビジネスの相手となる会社の担当者です。たとえば、Lizal Gromore は、Sprouts の取引先責任者です。
  • リードは、見込み客です。購入意欲によって見込み客を分類するため、購入しそうなリードは「評価済み」、そうでないリードは「未評価」とされます。たとえば、Trattoria le Nuvole Blu というレストランは、 Dreamscape に 2 週毎の花の購入とレストランへの配達について問い合わせてきたため、「評価済み」リードとなります。
  • 商談 は、現在取り扱っている取引です。リードの取引開始後、商談と共に取引先と取引先責任者を作成します。たとえば、Trattoria が Dreamscape 社に花を注文すると、Trattoria は取引先となり、担当者が取引先責任者として追加され、潜在的な最初の取引は、取引先である Trattoria に関連付けられた商談となります。

たとえば、Tracey が Ivanna Bookay からウェディングアレンジメントの問合せを受けたとします。Tracey は、以下の操作によってリードを作成し、新しい ToDo を追加します。

  1. [リード] タブをクリックします。
  2. [新規] をクリックします。
  3. Ivanna の取引先責任者情報を入力します。
  4. Ivanna は Tracey に連絡しただけでまだ何も購入していないため、リードフェーズとして [Working-Contacted (処理中 - 連絡済み)] を選択します。
  5. [保存] をクリックします。
  6. [新規 ToDo] をクリックして、Ivanna に連絡する ToDo を期限付きで Jay に割り当てます。
  7. [保存] をクリックします。

Ms. Bookay に電話をしている Jay

付箋紙に書いた情報を紛失するようなことはなく、Tracey は情報を安全に保存していつでもアクセスできるようになりました。Tracey は、Ivanna の好みについてのメモと共に Jay にフォローアップの電話を掛ける ToDo を割り当てます。Jay は通知を受け取り、すぐに Ivanna に電話します。

電話のログのスクリーンショット

活動の記録

Jay が Ivanna に電話をすると、その内容がログとして記録されるため、Tracey は状況を把握できます。

  1. [リード] タブをクリックします。
  2. Ivanna のレコードを探して選択します。
  3. [活動の記録] をクリックします。
  4. [コメント] 項目に電話の詳細を入力します。

Ivanna は、Jay がすぐに電話で提案をしてくれたことに感銘を受けたため、来店していくつかのサンプルを見たいと考えます。Jay は、電話を切ってから Ivanna の来店についてメールでショップに知らせます。また、リードの状況を [Closed-Converted (完了 - 取引開始済み)] に変更し、Ivanna が購入間近であることを示します。

リードの取引の開始

  1. リードレコードの進捗バー (パスとも呼ばれます) で [Converted (取引開始済み)] を選択します。
  2. [取引開始後の状況を選択] をクリックします。
  3. [リードの取引の開始] ページで、[取引先]、[取引先責任者]、および [商談] 項目に情報を入力します。
  4. [取引開始後の状況] では [評価済み] を選択します。
  5. [取引の開始] を選択します。
メモ

メモ

法人ではなく個人の顧客と取引する場合、[取引先] には顧客の名字と購入する商品の簡単な説明を記入します。たとえば、Ivanna の [取引先] の内容は「Bookay: Wedding Centerpieces and Decorations (結婚式のセンターピースとデコレーション)」となります。

取引開始済み状況のスクリーンショット

Jay がリードを評価済みに変換すると、Ivanna の結婚式用の取引先、取引先責任者、および商談が自動的に作成されます。

リードの取引開始のホーム画面

 

Tracey は、Ivanna への感謝メールを送るための情報や、週末の来店のための準備を始めるための情報をすべて持っています。Essentials により、Dreamscape 社の最強のタッグチームはロジスティックスに費やす時間を節約して、かつてより優れたカスタマーエクスペリエンスを実現できるようになりました。

次は、Essentials のさらに便利な機能を見てみましょう。

リソース